かなり久しぶりの炭鉱遺産関連の記事になりますが、
義祖父の回顧録記載ブログ「炭鉱マン 大陸に雄飛す」ご紹介致します。
義祖父、「野中福男（フクヲ）」は1916年秋田県生まれ。その後北海道へ移り住んで、
万字炭鉱や幌内炭鉱に奉職。紆余曲折を経て満州へ渡り、戦後は道北の羽幌炭鉱に奉職。
退職後は札幌へ居を移して余生を送り、2010年に逝去しました。
義祖父は1998〜2003年にかけて上記の経緯を極めて詳細に回顧録にまとめていましたが、
逝去後にこの回顧録を義兄夫婦がブログに記録、その後当該サイトに転載を行い、その貴重な
歴史の歩みの記録を公開しています。
私が義祖父と初めて会った時には既に86歳でしたが、元気に自転車を乗り、常に鍛錬を怠らない
その姿に常に感銘を受けていました。年の差はあれど気が合うところがあったようで、
人脈ゼロから始まった私の北海道生活をいつも励ましてくれました。
炭鉱遺産を撮影するために北海道へ移り住んだ私のことを気に入ってくれたのかもしれません。
あの激励がなければ北海道に居続けることは出来ませんでした。今でも思い出すと
胸が熱くなる思いです。
激動の時代に生きた義祖父の生涯は波乱に満ちており、ダイナミックな躍動感あふれる
内容には何度読んでも驚かされます。なお、最も楽しかったのは満州での生活だったそうです。
かなり長編ですが、ぜひサイトを訪問してみてください。
左が義祖父野中フクヲ、中央は姉、右端は妹です。昭和13年もしくは14年の写真になります
