Ai Nikkor ED 800mm F5.6S(IF) | KEN五島の写真家ブログ KenGoshima Photography                  建築写真・航空機・野鳥・夜景空撮・炭鉱遺産etc.

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札幌圏を中心に、建築写真・航空機・野鳥・夜景空撮・炭鉱遺産などの撮影に取り組んでいる写真家です。 My main candidates for photography are an industrial heritage,scenery,construction, etc.

先日、昆虫写真家・専門家のO様からお貸しいただいたAi Nikkor ED 800mm F5.6S(IF)。
昨年登場したAF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VRの先代にあたる巨大レンズです。
(前玉に少し汚れが見えますが、クリーニングによってきれいになりました)

D3X AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED


新型に比べると更に長い感じ。左肘を肋骨に乗せる構え方を普通にすると
ファインダーをのぞけません。三脚座の手前ぎりぎりを手のひらで支え、親指でフォーカシング
するようにすると左肘を肋骨に乗せて加重を分散させることができました。
重さはD4Sのボディとあわせると約7キロを少しきるくらいでしょうか。

D3X AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED


左腕、左肩を鍛え直さないと長時間の手持ち撮影はきつい。しかもオートフォーカスではなく
マニュアル撮影でもあります。
ですので、最近は逆立ちや懸垂、剣道素振りなどのトレーニング密度をあげています。
トレイルランニングや自転車では、余計な筋肉は邪魔な重さでしかないので筋トレ密度を
ここ数年下げていましたが、このレンズの重さや難しさを前にするとそうも言って
いられなくなりました。


デジタル一眼レフの使用を前提にした設計ではないので光学的には不利かもしれないのですが、
そこはやはり時代を代表するスーパーレンズ。超望遠特有の圧縮感や質感はなんともいえない
魅力があります。
写真は千歳基地での夕陽です。絞りF8ですが、手前の木々に合焦し、奥の山はフォーカスアウト
しています。

D4S Ai Nikkor ED 800mm F5.6S(IF)


F5.6の明るさで本来暗い場所に強いレンズではないですが、夜の旅客機のテイクオフを
手持ち撮影で狙ってみました。ISO12800 1/250 F5.6です。
エンジン後方の空気のゆらぎがよく見えています。

D4S Ai Nikkor ED 800mm F5.6S(IF)


昼間のAi Nikkor ED 800mm F5.6S(IF)の描写をまだ見ていないので、近日機会をみて
また撮影に行きたいと思います。