人生の言葉シリーズ、二回目です。
今日の言葉はこれ。
「憂きことの なほこの上に積もれかし 限りある身の 力試さん」
山中鹿之介の作とも、熊沢蕃山の作とも言われているようですね。
私は山中鹿之介の詠じた歌と記憶していました。
矢折れ刀尽き、絶体絶命の状況。通常の武士ならば死を選びますが、
それを卑怯ととらえ、より大変な困難が降りかかろうとも、我が身の力を振り絞って
前に進むという強烈な意思を感じます。
現代では武士のように追いつめられて切腹ということはないですが、
日常を生きていると、困難が立て続けにやってくることもあります。
その様な時に、前を向くことを諦め、停滞することこそ卑怯と同じ。
ただひたすらに、前を向いて生きていく強さを教えてくれる素晴らしい言葉だと思います。