「新しい生命を繋いでね」 | 人と動物, 自然との調和 アニマル・ライフコンサルティング        

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⭐️犬達が伝えてくれる本当の気持ちをお届けします⭐️
犬達の思いや感情を読み取り、幸せに導く方法をお伝えします。愛犬が何を感じ、何を考えているのか?犬達の目線を通して、飼い主さんと共に乗り越え、人生を豊かにする方法をお伝えしています。

ミニチュアピンシャーのルークとの最初の出会いは7年前。

私がまだカリフォルニアに住んでいた時でした。

年に数回日本に一時帰国し、

東京でセミナーや

個人セッションを行っていた時に

来てくれました。

 

ルークは、チョコタンと言われる茶色の毛をしたオスの9歳。

ママの膝の上に抱っこされてセッションは始まりました。

 

もともと身体が丈夫ではなく、

出会った時には、

治療の方向性が手詰まりの状態でした。

 

かかりつけの病院では

もう治療方法が見つからず、

 

この先も続くであろう

体調不良とどう向き合っていけばいいのか?

という状況でした。

 

とても心配そうな様子の飼い主さん。

大切そうに膝の上に抱かれている

ルークから感じるエネルギーを見て私は、

 

「長生きしますよ!」
「まだまだ一緒にいるつもりです!」

 

そうお伝えした後、飼い主さんの中で何かが

外れた瞬間を今でも覚えています。

その時、ルークが一番に伝えたかったことは、

 

飼い主さんの折れかけた心に希望の光を送る事でしたキラキラ

 

その後、遠方の病院までタクシーで毎月通い続け、

ガラリと変わった治療の中で紆余曲折ありながらも、

ルークは飼い主さんの側から離れることはありませんでした。

 

それから6年の月日が経ち、

2021年の夏、

再び飼い主さんからセッションの

ご依頼とルークの写真が届きました。

何となくルークとのお別れの日が

そろそろ近づいているような

気配を感じた飼い主さんは、

ルークが一番望むことを

知りたいと連絡をくれたのです。

 

残りの時間を大切に使いたい

ルークの気持ちが伝わってきました。

 

「治療はもうこれ以上必要ないよ」
「お散歩も無理には行きたくないなあしあとあしあとあしあと

「ゆっくり家で過ごしたり、

マッサージで身体を温めてもらいながら

スキンシップを楽しみたいなおねがい
「二人だけのコミュニケーションの取り方でいっぱいお話ししよう」
「今食べたいものは桃!パイナップル!!!

 

など、ルークは飼い主さんと

最後の時間の楽しみ方を教えてくれました。

「ルークが望むなら」と、

省ける治療からは離れ、

健康の為にと思って

無理矢理にでも連れて行ったお散歩もストップ。

 

ルークとの時間を目一杯過ごした

飼い主さんの元から離れたのは

それから2か月後のことでした。

 

亡くなったその日の夜、

「今のルークとお話がしたい」

飼い主さんと共にセッションが始まりました。


初めに聞こえたメッセージ。それは、

 

「すぐに生まれ変わってくるよ!」

「3か月後ね!」
「今度はミニピンのチョコタン、

女の子で生まれてくるからね!」

 

今どんな心境で、どんな状況なのか?

などをおしえてくれるのかな?

と思っていた私は、

ルークは既に生まれてくる時期や犬種、

性別まで具体的に伝えてきたのです。

 

最後に一つ、

宿題もあるからね!」と言いました。

 

「居なくなって寂しいと思った時は、沢山泣いてね。」

「絶対に我慢しないでね!」

 

これが宿題ですウインク

 

犬達は感情をストレートに表現します。

体当たりでぶつけてきます。

今この瞬間感じたことを、

本気で表現します虹

 

カチンとくれば喧嘩もするし、

仲直りもきちんと出来ます。

怖いと感じれば、側に寄らないか

吠え続けて気持ちを伝えてきますわんわん

 

大好きだったり嬉しい時は、

尻尾を振って近くに寄ってきたり、

走り回ったり、じゃれたりもします。

そして甘えた表情でにっこり笑ったりしっぽフリフリ

 

ルークは飼い主さんに、

自分のように正直になって

欲しいと願いました。

 

大人だから、いい年だからと言って

我慢し感情を押し殺すのではなく、

ルークが居なくて寂しい、

愛おしいと感じたらそのままダイレクトに表現し、

感じたままのことを、

ストレートに表現してくれることを望みました。

 

ルークとのお別れを

真正面から向き合って欲しい。

居なくなってしまった

現実を受け止めるのは辛すぎるからと言って

目を逸らして生きることは、

生きているのとは違う。

 

時間は過ぎていくけれど、

ルークがいなくなった日から

飼い主さんの時間は止まってしまう。

それは自分を生きていないのと同じ。
それだけは絶対にしないでね。。。

 

6年前にお会いした時から、

いえ、それ以前から

ルークが少しでも健康で

健やかに生活できるのであれば、、、と

対全力でやり尽くした

飼い主さんに後悔はありませんでした。

ただ、ルークが空に帰ってしまった

現実を受け止めるのは辛すぎます。

 

そんな飼い主さんの気持ちを感じ取ったルークは、

一緒にお出かけしたかった場所に行こう!と伝えてきました。

生きているときは入ることが出来なかったレストランへ。

身体がなければどこでもいつでも一緒に行くことができるから、

生前行ってみたかったカフェレストランを指定して来ました。

 

昔、散歩をした時に見かけたカフェレストランで

スペアリブが食べてみたいなラブ

ヒントはコービーの美味しいお店。

 

初めは何処のことを話しているのか全く検討がつかない飼い主さん。

ルークが具体的に外観を伝えると、

「あそこかしら?でも一度だけしか一緒に歩いていないのに。」 

「前を通り過ぎただけなのよ」

「そもそもスペアリブあるのかしら?」

 

スペアリブがあるレストランはそう多くありません。

だけどルークは”一緒にスペアリブを食べに行こう!”と言い続けます。

 

正直、私も検討がつかず半信半疑でしたが1か月が過ぎた頃、

飼い主さんからメッセージが届きました。

「ルークが話していたカフェレストランにスペアリブありました!」

「ルークはどうして知っていたんだろう?」

いつも本当に不思議に感じますが、犬達は何故知っているのでしょうか?

彼らが食べたことも見たことすらないにも関わらず、

犬達のアンテナの鋭さに毎回驚かされます。

 

再び出会う為にルークから届いたメッセージは、

肉体が無くなった時点で時を止めてはいけない。

ルーク以上の犬はいないと言って犬との生活に終止符を打つのではなく、

16年の間に育まれた喜びや楽しみを、新しい命に繋いで欲しいというものでした。

 

ここから飼い主さんは、再び会うためにルークからの

メッセージを頼りに、再会の日に向けて全力で動き始めるのでした。

 

「新しい生命を繋いでね」
「喜びとチャンスを繋いだ本当の共生社会へ」 byルーク

 

 

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