アローテのケアはサロンでもお家でも、全て手を使って行います
私たちは手の感触で、お客様のお肌のどこにどんな風に汚れが溜まっているかを感じ取ったり、その方のお肌の厚みや、滑らかさ、元気かどうかといったことを掴んでいきます
集中して、想いを込めて施術をしていると、身体が段々暖かく、時には熱くなることもあります
そして受けるお客様の側も、私たちの手から様々なことを受け取っていらっしゃるんだなと感じます
以前、コロナ禍が落ち着き本当に久しぶりに施術させて頂いたお客様から「今日は久しぶりに施術してもらって、施術できて嬉しいという気持ちが伝わってきました」と言って頂いたことがありました
また「今日はなんだか一緒にダンスでも踊っているような心地よい感触でした」と言って頂いたこともあり、その時はこちら側もそういう感覚になっていたので本当に不思議だなと思いました
アローテのケアをお伝えするとき、やり方もそうですが「お肌をいたわって」ということをしつこくお話しするのもこういったことから来ています
自分自身をお手入れするにしても、「きれいになろう」「そのために心地よくしてあげよう」という気持ちが本当に欠かせません
特にニキビなどで悩んでいる方はどうしても「きれいになろう」「そのためにこの邪魔なザラザラを取ってしまおう」となりがち
でもそれは全て肌の側に伝わり、「取ってやろう」という怖い思いにさらされているうちはお肌もなかなかきれいになれません
日々のお手入れに夢中になっていると忘れがちですが、本当にとてもとても大切なことなので、年の初めにもう一度思い出してみてくださいね