いつもは安定した肌状態を保っている方でも、ちょっとしたきっかけでお肌の調子が崩れてしまう…ということはあると思います
サロンでも「仕事で忙しくしていたら調子が崩れた」という方や、「体調を崩したらお肌も荒れた」という方もいらっしゃいますので、今日は部分的に赤くなったりヒリヒリした、いわゆる「敏感」状態になった場合のお手入れの仕方についてをご紹介します
お肌は何らかの理由で代謝が滞ることでバリア機能が弱ったり、アブラが詰まって炎症を起こすことがあります
そうすると普段なら特に刺激にならないようなことでも反応して、お肌が傷んでしまいます
ちょっと疲れている時には風邪をひきやすくなる、などと似ていますね
そうした場合はまずは傷みはじめた部分を元気にすることが最優先
もしも掻いてしまったりしてお肌が傷ついている、汁が出ている等の生々しい状態になっている場合は、一旦その部分のお手入れはお休みしてください
その手前の状態なら、普段よりマイルドな方法でお手入れすることで、弱った肌代謝を助けてあげられることもあります
お手入れする際に、全体に優しくクリームをのばし広げたら、敏感になっている部分はふんわりとクリームを塗り広げるにとどめ、敏感になっていない部分を中心にクリームが柔らかくなるまで、焦らずに馴染ませていってください
敏感になっていない部分のクリームが馴染み、ヌルヌルとしてきたら、そのヌルヌルを使って敏感部分をまた優しくなでるように(この時怖ければ円を描かなくても塗り広げる感じでOKです)、それを繰り返しながらある程度透明になるまで行ってください
15分でクリームは透明になり切らないかも知れませんが、それでも良いので時間は延ばさず、或いは普段よりも短い時間で終えてください
目的はあくまでも「お肌を少しだけ柔らかくして肌代謝を助ける」ということ
これを間違えてしまうと、弱っているお肌をマッサージでかえって傷めてしまいますので十分に注意してください
洗顔する際も、普通に顔で泡立てると、敏感部分には負担になりますので、はじめから顔で泡立てずに手で半分くらい泡立て、そのあと敏感ではない部分で泡立てます
敏感部分は最後に泡で素早く触るようにして終えてください
敏感な範囲が広ければ、手ですべて泡立てて泡洗顔を行ってください
いずれの場合も、お肌が通常の状態に戻るまではパックはお休みして頂き、化粧水は敏感部分は1回、または刺激があればつけずに乳液で保護してください
お顔の中の元気な部分までお肌の入れ替わりが滞ってしまうと、状態が更に悪化していくこともありますので、元気な部分をいつも以上に丁寧さを心がけてにお手入れしてあげることも忘れないでくださいね
スタンダードなお手入れに慣れている方ですと、自分なりにお手入れの手順が決まっていると思いますが、お肌はその時々で違いますので、ご自身のお肌からのSOSを見逃さずにうまく調整することも身につけることも必要です
ただし、状態は人それぞれですので、上記はあくまでもご参考にして頂き、ぜひサロンまでご相談くださいね