「ザンビア国における住民主導による結核/HIVコミュニティDOTS対策プロジェクト」 <プロジェクト成果報告会>
地域の力で、アフリカの結核/エイズ感染の拡大を防ぐ
-住民ボランティア・行政との連携から-
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◇アフリカ・ザンビアでは、HIVのまん延に伴い結核患者が増加しています。
HIVに感染している人の結核発症リスクは10倍にもなり、重症化する恐れもあります。
◇結核予防会は、2008年から約4年間にわたり、首都ルサカ市内、結核の診断を行う施設への受診が難しい地域において、患者の早期発見・早期治療に取り組めるシステムづくりを目指した
「ザンビア国における住民主導による結核/HIVコミュニティDOTS対策プロジェクト」を実施しました。
◇プロジェクト成功要因の一つは、地域の人々と既存の保健サービスとの連携でした。
中でも、住民ボランティアは、正しい知識を普及し、結核患者を発見し、治療を成功に導く重要な役割を担うため、その育成と定着が鍵となりました。
◇今回プロジェクトの終了にあたり、帰国した駐在員より、現地の状況をまじえて報告します。
◇皆様のご参加をお待ちしています。
※プロジェクトは、日本NGO連携無償資金協力助成及び複十字シール募金益金により運営されました。
<報告者>
村上邦仁子(結核予防会結核研究所国際協力部国際研修科主任)
外山祐実 (結核予防会国際部)
<モデレーター>
石川信克(結核予防会結核研究所長) (予定)
【日時】2012年6月22日(金)19:00~20:30
【会場】公益財団法人結核予防会本部 大会議室
東京都千代田区三崎町1-3-12 水道橋ビル 5F
tel 03-3292-9211(代)
JR水道橋駅東口より徒歩2分または都営三田線水道橋駅A1出口より徒歩3分
地図 http://www.jatahq.org/facilities/index1.html
【対象】一般
【定員】40名
【参加費】無料
【申込み方法及び問い合わせ先】「ザンビア報告会申込み」として、以下まで、メールまたは電話にてお申し込み下さい。
〔お名前、連絡先、(できましたら)ご職業またはご所属をお知らせ下さい〕
公益財団法人結核予防会国際部
e-mail inter@jata.or.jp Tel 0424-93-8113(直)
結核予防会HP http://www.jatahq.org
今年7月、子宮頸がんワクチン「サーバリックス」の接種を受けた14歳の女子中学生が2日後に死亡するという事例が9月12日に開催された「子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会」で報告された。
死亡した女児には、もともと心室頻拍の発作があり、「心室頻拍から心室細動に移行し、致死性不整脈で死亡した」と推定されている。また、ワクチン接種と死亡との因果関係は不明とされている。
もともと心室頻拍の発作がある小児が「心室頻拍から心室細動に移行し、致死性不整脈で死亡」することは、あり得ることである。ワクチンを接種しなくても、この女児が死亡していた可能性はある。しかし、ワクチン接種が引き金となって、発作が起きたという可能性を否定することも難しい。
普通、医薬品の副作用の有無を調べるときは、動物実験にしろ、臨床治験(人体実験)にしろ、治療目的の疾患以外には、特に病気のない、比較的健康な動物・人を対象として実験・治験を行う。
いつ死んでも不思議ではないような持病を持つ人を対象に、治験を行うことは、まず、ない。
特にワクチンの場合は、健康な人を対象として、有効性と安全性を確認するための治験が行われるのが普通である。例えば、心室頻拍の発作を起こしているボランティアを1000人募って、ワクチン接種を行うというような治験は、まず行われることはない。
実用化され、市販されているワクチンの安全性は、生来、健康な人を対象として、確認したものに過ぎないことを再度、認識した方が良いだろう。
そもそもワクチンは何でも無闇矢鱈に打てば良いというものではない。ワクチン接種によるメリットを見極めた上で、デメリット・リスクと比較し、必要性を考えることが重要である。
今回の事例のように、心室頻拍の発作がある女児に、子宮頸がんワクチンを接種する必要性がどれだけあったのか、もっと真摯に真剣に考え直した方が良いのではなかろうか。
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平成23年度第5回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会
及び第2回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会(合同開催)資料
【厚生労働省 平成23年9月12日】
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ohxu.html
資料1-1 子宮頸がん予防ワクチンの副反応報告状況(PDF:1,456KB)
資料1-2 子宮頸がん予防ワクチンに関する死亡報告(PDF:95KB)
資料1-3 子宮頸がん予防ワクチンについての関連資料(PDF:1,328KB)
資料1-4 Hib(ヒブ)ワクチンの副反応報告状況(PDF:909KB)
資料1-5 小児用肺炎球菌ワクチンの副反応報告状況(PDF:1,104KB)
資料1-6 ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンに関する死亡報告(PDF:136KB)
参考資料1-1 子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業における副反応報告と薬事法における報告の違い(PDF:153KB)
参考資料1-2 各ワクチンの添付文書(PDF:1,770KB)
資料2 今シーズンのインフルエンザワクチン副反応報告実施体制について(PDF:507KB)
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子宮頸がんワクチン接種後に14歳死亡、「因果関係なし」
【2011/9/13 日本経済新聞】
7月下旬に子宮頸(けい)がんワクチンを接種した女子中学生(14)が2日後に亡くなっていたことが13日までに、分かった。心臓の持病(心室頻拍の発作)から心室細動となり、致死性不整脈で亡くなったとみられ、同日に開催された厚生労働省の専門家委員会は「接種と直接の因果関係はない」と判断した。
同ワクチンは国内で2009年12月に販売開始。昨年11月から国が接種費用を補助しており、推定350万回接種を受けたが、接種後の死亡報告は初めて。
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子宮けいがんワクチン 死亡例報告
【2011年9月13日 NHK】
ことし7月、子宮けいがんを予防するワクチンを接種した女子中学生が死亡していたことが分かりました。しかし、接種との因果関係が認められないことから、厚生労働省は、ワクチンの接種を行っても問題はないとしています。
これは12日、厚生労働省で開かれたワクチンの調査会で報告されたものです。それによりますと、7月28日に子宮けいがんワクチン「サーバリックス」の接種を受けた14歳の女子中学生が、2日後に不整脈とみられる症状で死亡したということです。接種後に死亡したケースは初めてですが、女子中学生は心臓に重い持病があったうえ、死亡するまでに時間が経過していることから、厚生労働省は、ワクチンの接種と死亡との因果関係は認められず、ワクチンの接種を行っても問題はないとしています。 「サーバリックス」は、おととし12月に販売が始まってからこれまでにおよそ240万人が接種を受けています。子宮頸がんは、主に性交渉によるウイルス感染が原因とされていますが、10代前半でワクチンを接種し、定期的な検診を受けることで、ほぼ100%予防できるとされています。国は、去年から市町村が負担したワクチンの接種費用の半額を助成しており、現在はほとんどの市町村で接種事業を行っています。
死亡した女児には、もともと心室頻拍の発作があり、「心室頻拍から心室細動に移行し、致死性不整脈で死亡した」と推定されている。また、ワクチン接種と死亡との因果関係は不明とされている。
もともと心室頻拍の発作がある小児が「心室頻拍から心室細動に移行し、致死性不整脈で死亡」することは、あり得ることである。ワクチンを接種しなくても、この女児が死亡していた可能性はある。しかし、ワクチン接種が引き金となって、発作が起きたという可能性を否定することも難しい。
普通、医薬品の副作用の有無を調べるときは、動物実験にしろ、臨床治験(人体実験)にしろ、治療目的の疾患以外には、特に病気のない、比較的健康な動物・人を対象として実験・治験を行う。
いつ死んでも不思議ではないような持病を持つ人を対象に、治験を行うことは、まず、ない。
特にワクチンの場合は、健康な人を対象として、有効性と安全性を確認するための治験が行われるのが普通である。例えば、心室頻拍の発作を起こしているボランティアを1000人募って、ワクチン接種を行うというような治験は、まず行われることはない。
実用化され、市販されているワクチンの安全性は、生来、健康な人を対象として、確認したものに過ぎないことを再度、認識した方が良いだろう。
そもそもワクチンは何でも無闇矢鱈に打てば良いというものではない。ワクチン接種によるメリットを見極めた上で、デメリット・リスクと比較し、必要性を考えることが重要である。
今回の事例のように、心室頻拍の発作がある女児に、子宮頸がんワクチンを接種する必要性がどれだけあったのか、もっと真摯に真剣に考え直した方が良いのではなかろうか。
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平成23年度第5回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会
及び第2回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会(合同開催)資料
【厚生労働省 平成23年9月12日】
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ohxu.html
資料1-1 子宮頸がん予防ワクチンの副反応報告状況(PDF:1,456KB)
資料1-2 子宮頸がん予防ワクチンに関する死亡報告(PDF:95KB)
資料1-3 子宮頸がん予防ワクチンについての関連資料(PDF:1,328KB)
資料1-4 Hib(ヒブ)ワクチンの副反応報告状況(PDF:909KB)
資料1-5 小児用肺炎球菌ワクチンの副反応報告状況(PDF:1,104KB)
資料1-6 ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンに関する死亡報告(PDF:136KB)
参考資料1-1 子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業における副反応報告と薬事法における報告の違い(PDF:153KB)
参考資料1-2 各ワクチンの添付文書(PDF:1,770KB)
資料2 今シーズンのインフルエンザワクチン副反応報告実施体制について(PDF:507KB)
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子宮頸がんワクチン接種後に14歳死亡、「因果関係なし」
【2011/9/13 日本経済新聞】
7月下旬に子宮頸(けい)がんワクチンを接種した女子中学生(14)が2日後に亡くなっていたことが13日までに、分かった。心臓の持病(心室頻拍の発作)から心室細動となり、致死性不整脈で亡くなったとみられ、同日に開催された厚生労働省の専門家委員会は「接種と直接の因果関係はない」と判断した。
同ワクチンは国内で2009年12月に販売開始。昨年11月から国が接種費用を補助しており、推定350万回接種を受けたが、接種後の死亡報告は初めて。
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子宮けいがんワクチン 死亡例報告
【2011年9月13日 NHK】
ことし7月、子宮けいがんを予防するワクチンを接種した女子中学生が死亡していたことが分かりました。しかし、接種との因果関係が認められないことから、厚生労働省は、ワクチンの接種を行っても問題はないとしています。
これは12日、厚生労働省で開かれたワクチンの調査会で報告されたものです。それによりますと、7月28日に子宮けいがんワクチン「サーバリックス」の接種を受けた14歳の女子中学生が、2日後に不整脈とみられる症状で死亡したということです。接種後に死亡したケースは初めてですが、女子中学生は心臓に重い持病があったうえ、死亡するまでに時間が経過していることから、厚生労働省は、ワクチンの接種と死亡との因果関係は認められず、ワクチンの接種を行っても問題はないとしています。 「サーバリックス」は、おととし12月に販売が始まってからこれまでにおよそ240万人が接種を受けています。子宮頸がんは、主に性交渉によるウイルス感染が原因とされていますが、10代前半でワクチンを接種し、定期的な検診を受けることで、ほぼ100%予防できるとされています。国は、去年から市町村が負担したワクチンの接種費用の半額を助成しており、現在はほとんどの市町村で接種事業を行っています。
中部大学の武田邦彦教授が「(岩手県一関市の)畑に青酸カリがまかれた(ようなものだ)」とテレビで発言して、物議を醸している。
発言要旨を引用すると以下のとおりである。
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テレビで発言するにあたり、できるだけわかりやすく、しかも科学的に間違いの無いように配慮しました。放射性セシウム137の{成人、経口}での50%致死量は0.1ミリグラム程度です。これに対して青酸カリは{成人、経口}で50%致死量が200ミリグラム程度ですから、青酸カリの方が約2000倍ほど毒性が低いという関係にあります。
「放射性物質は目に見えない」と言われますが、科学的には「あまりに毒性が強いので、目に見えないほど微量でも死に至るもの」と言えます。従って、青酸カリは一般的に猛毒であることが知られており、かつ単離しうる化合物であることから青酸カリを例に出しました。
つまり、放射性セシウムの方が青酸カリより約2000倍の猛毒であり、それが一般的に知られていないので驚いた方もおられると思いますが、このようなことこそ政府などが国民に知らせ、除染しないまま作物を生産するのに慎重にならないといけないと思います。
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発言内容自体に、それ程、大きな間違いはない。細かい数字については多少の異論もあるだろうが、成人が経口摂取した場合の50%致死量で見れば、青酸カリの方がセシウム137の約2,000倍もの質量(重量)を要するというのは事実である。しかし、「毒性が低い」という表現は、いかがなものであろうか。青酸カリとセシウム137とでは、毒性(人体に害悪をもたらすメカニズム)が全く異なるし、そもそも生成過程も異なる。単純に致死量(質量)のみで、強弱を比較すべきではないだろう。
ところで、放射性物質の影響については、質量(mg)ではなく、放射線を出す能力(Bq[ベクレル])で考えるのが一般的である。致死量0.1mgのセシウム137は、およそ3億2000万Bqに相当する。
文部科学省等のモニタリングによれば、一関市近辺のセシウムによる土壌汚染の状況は、セシウム134とセシウム137を合わせても、最大で凡そ6万Bq/㎡(平方メートル)程度である。これは、土壌1平米当り致死量の約5000分の1(0.00002mg)の放射性セシウムが含まれているに過ぎない。
もしも、青酸カリの喩えを用いるならば、一関市の畑は、1平米当り最大0.04mgの青酸カリによって汚染されているという状況になる。
しかし、青酸カリの検出限界は、0.01~0.1mg/Kg程度なので、1平米の表土(厚さ5センチ、重さ約40~50Kg)に含まれる0.04mgの青酸カリを検出することは極めて困難である。仮に土壌の検査をしたとしても、青酸カリは「検出されない」という検査結果が出て、「安全宣言」が出されることになるだろう。
つまり、話を分かり易くするために、セシウム137の毒性が青酸カリの約2,000倍だという例え話をするのであれば、一関市の畑は、たとえ猛毒の青酸カリがまかれていたとしても、人体に害がない程度、検査をしても青酸カリが検出されない程度の極めて微量であり、安全な土であると言うべきであろう。
「放射性物質は目に見えない」と言われ、「あまりに毒性が強いので、目に見えないほど微量でも死に至るもの」ではあるが、それ故、極めて微量でも検出されるものでもある。
青酸カリであれば、検査をしても分からないようなごく微量であっても、放射性物質の場合には、検出することができる。青酸カリが検出されないから安全だとも言い切れないが、同様に、放射性物質が検出されるから危険だとか、安全ではないとか言えるものでもない。
「放射性セシウムの方が青酸カリより約2000倍の猛毒」であることも含めて、放射性物質の安全性と危険性を一般の人々に伝えることが政府に限らず、マスコミ等の報道機関、学者等の有識者の果たすべき務めであろう。
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一関市長さんへのご返事【中部大学 武田邦彦教授】
http://takedanet.com/2011/09/post_d44c.html
文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果【文部科学省】
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_around_FukushimaNPP_MEXT_DOE_airborne_monitoring/
文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成結果を踏まえた航空機モニタリング結果(土壌濃度マップ)の改訂について(平成23年8月30日)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1940/2011/08/1940_0830_1.pdf
東京電力株式会社福島第1及び第2原子力発電所周辺の放射線量等分布マップ【文部科学省】
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/distribution_map_around_FukushimaNPP/
文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成について(平成23年8月30日)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/distribution_map_around_FukushimaNPP/0002/11555_0830.pdf
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「東北の野菜や肉で健康害する」教授に地元抗議
【2011年9月7日 読売新聞】
読売テレビ(本社・大阪市)制作の番組で「(岩手県)一関市には放射性物質が落ちている」などと発言したとして、同市の勝部修市長は、中部大の武田邦彦教授に抗議のメールを送ったことを読売新聞の取材に対して明らかにした。
番組は「たかじんのそこまで言って委員会」で、東北の一部では4日午後1時半から放送された。同市によると、小学生からの「東北の野菜、牛肉を食べたら僕らはどうなるの」との質問に対し、武田教授は「今、生産するのが間違っている。東北の野菜や牛肉を食べたら健康を害するから、捨ててほしい」などと発言。他の出演者が反論したが、武田教授は発言を取り消すつもりはないとしたという。
岩手県内では放送されなかったが、市民の情報提供で発覚。インターネットで確認した勝部市長が6日、「地元自治体の首長として強く抗議する。本当に発言を取り消す考えはないのか」とメールを送ったという。
武田教授は読売新聞の取材に対し「メールはまだ届いていない。生産者の利益ではなく、子供たちの健康を守ることを考えた。間違った発言ではない」と話した。読売テレビ総合広報部は「武田教授を批判する意見も取り入れている。番組を通して見てもらえば、問題のある内容とは思わない」としている。
発言要旨を引用すると以下のとおりである。
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テレビで発言するにあたり、できるだけわかりやすく、しかも科学的に間違いの無いように配慮しました。放射性セシウム137の{成人、経口}での50%致死量は0.1ミリグラム程度です。これに対して青酸カリは{成人、経口}で50%致死量が200ミリグラム程度ですから、青酸カリの方が約2000倍ほど毒性が低いという関係にあります。
「放射性物質は目に見えない」と言われますが、科学的には「あまりに毒性が強いので、目に見えないほど微量でも死に至るもの」と言えます。従って、青酸カリは一般的に猛毒であることが知られており、かつ単離しうる化合物であることから青酸カリを例に出しました。
つまり、放射性セシウムの方が青酸カリより約2000倍の猛毒であり、それが一般的に知られていないので驚いた方もおられると思いますが、このようなことこそ政府などが国民に知らせ、除染しないまま作物を生産するのに慎重にならないといけないと思います。
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発言内容自体に、それ程、大きな間違いはない。細かい数字については多少の異論もあるだろうが、成人が経口摂取した場合の50%致死量で見れば、青酸カリの方がセシウム137の約2,000倍もの質量(重量)を要するというのは事実である。しかし、「毒性が低い」という表現は、いかがなものであろうか。青酸カリとセシウム137とでは、毒性(人体に害悪をもたらすメカニズム)が全く異なるし、そもそも生成過程も異なる。単純に致死量(質量)のみで、強弱を比較すべきではないだろう。
ところで、放射性物質の影響については、質量(mg)ではなく、放射線を出す能力(Bq[ベクレル])で考えるのが一般的である。致死量0.1mgのセシウム137は、およそ3億2000万Bqに相当する。
文部科学省等のモニタリングによれば、一関市近辺のセシウムによる土壌汚染の状況は、セシウム134とセシウム137を合わせても、最大で凡そ6万Bq/㎡(平方メートル)程度である。これは、土壌1平米当り致死量の約5000分の1(0.00002mg)の放射性セシウムが含まれているに過ぎない。
もしも、青酸カリの喩えを用いるならば、一関市の畑は、1平米当り最大0.04mgの青酸カリによって汚染されているという状況になる。
しかし、青酸カリの検出限界は、0.01~0.1mg/Kg程度なので、1平米の表土(厚さ5センチ、重さ約40~50Kg)に含まれる0.04mgの青酸カリを検出することは極めて困難である。仮に土壌の検査をしたとしても、青酸カリは「検出されない」という検査結果が出て、「安全宣言」が出されることになるだろう。
つまり、話を分かり易くするために、セシウム137の毒性が青酸カリの約2,000倍だという例え話をするのであれば、一関市の畑は、たとえ猛毒の青酸カリがまかれていたとしても、人体に害がない程度、検査をしても青酸カリが検出されない程度の極めて微量であり、安全な土であると言うべきであろう。
「放射性物質は目に見えない」と言われ、「あまりに毒性が強いので、目に見えないほど微量でも死に至るもの」ではあるが、それ故、極めて微量でも検出されるものでもある。
青酸カリであれば、検査をしても分からないようなごく微量であっても、放射性物質の場合には、検出することができる。青酸カリが検出されないから安全だとも言い切れないが、同様に、放射性物質が検出されるから危険だとか、安全ではないとか言えるものでもない。
「放射性セシウムの方が青酸カリより約2000倍の猛毒」であることも含めて、放射性物質の安全性と危険性を一般の人々に伝えることが政府に限らず、マスコミ等の報道機関、学者等の有識者の果たすべき務めであろう。
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一関市長さんへのご返事【中部大学 武田邦彦教授】
http://takedanet.com/2011/09/post_d44c.html
文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果【文部科学省】
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_around_FukushimaNPP_MEXT_DOE_airborne_monitoring/
文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成結果を踏まえた航空機モニタリング結果(土壌濃度マップ)の改訂について(平成23年8月30日)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1940/2011/08/1940_0830_1.pdf
東京電力株式会社福島第1及び第2原子力発電所周辺の放射線量等分布マップ【文部科学省】
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/distribution_map_around_FukushimaNPP/
文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成について(平成23年8月30日)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/distribution_map_around_FukushimaNPP/0002/11555_0830.pdf
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「東北の野菜や肉で健康害する」教授に地元抗議
【2011年9月7日 読売新聞】
読売テレビ(本社・大阪市)制作の番組で「(岩手県)一関市には放射性物質が落ちている」などと発言したとして、同市の勝部修市長は、中部大の武田邦彦教授に抗議のメールを送ったことを読売新聞の取材に対して明らかにした。
番組は「たかじんのそこまで言って委員会」で、東北の一部では4日午後1時半から放送された。同市によると、小学生からの「東北の野菜、牛肉を食べたら僕らはどうなるの」との質問に対し、武田教授は「今、生産するのが間違っている。東北の野菜や牛肉を食べたら健康を害するから、捨ててほしい」などと発言。他の出演者が反論したが、武田教授は発言を取り消すつもりはないとしたという。
岩手県内では放送されなかったが、市民の情報提供で発覚。インターネットで確認した勝部市長が6日、「地元自治体の首長として強く抗議する。本当に発言を取り消す考えはないのか」とメールを送ったという。
武田教授は読売新聞の取材に対し「メールはまだ届いていない。生産者の利益ではなく、子供たちの健康を守ることを考えた。間違った発言ではない」と話した。読売テレビ総合広報部は「武田教授を批判する意見も取り入れている。番組を通して見てもらえば、問題のある内容とは思わない」としている。