出稽古;ホーチミンでキックボクシング | ベトナム・ホーチミンでキックボクシングの普及を

ベトナム・ホーチミンでキックボクシングの普及を

仕事でベトナムに行くことになってそのまま根付いてしまいそうなのでいっその事、この地でキックボクシングの普及をしようと企む一般人のブログ

次、9月15日のSSCのBOXINGの試合に出る会員さんを

出稽古でSAMURAI BOXINGさんにお邪魔させて頂きました。

 

 

 

この人、バネと身体能力が黒人並でほんとに速いんですが・・・。

格闘技を初心者から初めて1年目とは思えないくらい。

ただ、SAMURAIの子もかなり速いですね。

 

うちの会員さんはまだまだ荒削りなので基本的にガードを下げない、ジャブで打ち負けない。

これだけを課題に。

・・・が、まだまだガードだだ下がりですのでこれからの詰めですかね。

 

 

そして、自分の動画も。

 

若くて有望な芽を刈り取る老獪なジジイの構図。

 

同じ人が対戦相手でこれだけスタイルが変わってしまうと言うのが

格闘技の面白いところと言いますか。

かなり対照的な構図となってますので分かりやすいかなと。

 

スピード、パワー、身体能力の要素は上の会員さんであったり

SAMURAIの子の方が明らかに才能的な要素は上です。

それは見て分かると思います。

ただ、格闘技は瞬間の数字を測って競う競技ではありませんし

自分はそういう数字で見える所以外を考えてやってます。

相手の打ち気を読んで打たれる前に打ち気を削ぐジャブを当てたり

相手が届かない位置取りから攻撃をしてその距離を保ったり。

そして、何よりジャブを絞って予備動作を無く打って相手に打ち負けない

ってのが自分の生命線でジャブだけでもしっかり出来れば

これだけコントロール出来ると言うのを相手の子にも教えたくて

やってるところもあります。

基礎中の基礎ほど奥が深くて突き詰めていくと面白いですね。

 

後、途中で良く使ってますがステップインではなく

最初に後ろ足を前に出して含み足状態から二段加速して

ロングレンジからパンチを打ってすぐに戻ったりもしてます。

上半身を全く動かさない事がコツなんですがこれをやると

実際は一歩、近づいて攻撃してるんですがそれを悟らせずに

すぐに戻るので一歩遠い所が俺の射程距離だと錯覚します。

 

なのでかなり遠い所からしか攻撃を打てなくなるので

コンビネーションも出せない、当たらない、

焦って大ぶりになったところをカウンター

 

と言う構図ですね。

中距離、近距離は滅法、強いのですが

遠い所からになるとこうなってしまうんですよね。

ここがまだ若さ故と言いますか。

 

自分の戦い方は相手の光(良さ)を消していくやり方なので

試合映えなどはしにくく分かりにくい戦い方ですね。

まあ、もう自分は選手ではないですしなるべくダメージを貯めないと言うか

長く続けられる方法がこういうやり方に特化していった感じですね。

 

そもそもボクシング自体は高校の時にちょっとやっただけですが

 

リック吉村を見て

ボクシングを始めた

 

と言うかなり特殊事例だと思います。

元々、若い時から打ち合いよりも

老獪というか上手い戦い方の方が好きだったんですよね。

 

格闘技は当然、センスと言う要素は大事ですがそれ以上に

どれだけ考えてどれだけコツコツ積み上げられるかの方が大事というか・・・。

センスある人ほど長く持たなかったり練習しなかったりとかよくありますからね。

なので、センスがある無いは関係なく興味のある人は

どんな人でもある程度までは続けられれば強くなれますので

色々と考えないでとりあえず興味を持ったらやってみたら良いと思いますよ。