かき氷って、本来は夏のものだと思ってる。
暑さから逃げるための道具であって、わざわざ目的にするものじゃない。
でも日暮里のひみつ堂は違う。
ここは“氷を食いに行く”っていう行動そのものを成立させてる。
谷中の路地。
暖簾の前にできる列、手書きのメニュー、昔のまま止まってるみたいな店内。
席に座る頃には、もうただの甘味じゃなくて、体験の途中にいる感覚になる。
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まず、かんきつ三昧。
氷が丸ごとオレンジ色に染まってる。
一口目、甘さより先に酸味が来る。
柑橘の香りで口の中が一回リセットされる。
氷なのに、後味が軽い。
旬生!冬のいちごミルク。
白い氷に、片側からいちごの赤が流れ落ちてる。
見た目は可愛いのに、味はちゃんと濃い。
果実の酸味とミルクのコクで、“いちごミルク”の完成形が成立してる。
甘いのに、止まらない。
黒胡麻おさつブリュレ。
黒胡麻の深さで一回黙らせて、
焼き芋のブリュレの香ばしさで追い打ち。
かき氷なのに、完全にデザートの満足度。
冷たいのに、味は温度がある。
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そして、闇グラタン。
名前からして信用できない。
白い器に、黒いソース。上には海苔。
スプーンを入れると出てくるのは、
牡蠣、あん肝、明太子、つぶ貝。
完全に海の重装備。
イカ墨のコクに、牡蠣の旨味、あん肝の脂、明太子の塩気。
さっきまでいちご食ってた口に、急に港が来る。
意味が分からない。でも、ちゃんと美味い。
甘さで終わらせない。
最後に塩と熱で現実に戻してくる。
ここまで含めて、ひみつ堂の設計。
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たぶんここは、
「かき氷が好きな人」が来る店じゃない。
季節ごとに、
ちゃんと“今”を食いたい人が来る店。
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