今まで常識と思われていたものが、
通用しない世界。
時代は常に流れ、
新しいものが開発されていく。
特にインターネットが発達した現代、
情報伝達のスピードは光を超える。
更に拡散性も持つことで、
一人の発信で多くの人を
動かすことができるようになった。
時代の流れを無視し、
情報を得ない者は、
容赦なく切り捨てられていく。
常に新しいことにチャレンジし、
道を切り開いていくことが、
これからの時代を生きるには必要なのかもしれない。
「アクティブレスト」も、
今までの常識からすれば、
その枠外であることはすぐにわかる。
動くことで疲れを緩和することを目的とした休養方法。
筋肉を動かすことで血流を促進し、
全身に新鮮な血液を送ることで、
身体の老廃物を追い出す。
では具体的にどんなことをすればいいのだろうか。
■アクティブレストの具体例
「アクティブレスト」で大事なことは、
軽い運動で、身体を大きく動かすこと。
それぞれが行っているスポーツでする同じ動きを
軽めに反復するという方法が主流となっている。
しかし、それでは軽い運動にはなるが、
身体を大きく動かすことができない。
自分がソフトボールをやった次の日に、
同じピッチングフォームをやったとしても、
筋肉が張って、痛みがある分、
その動きは小さくなってしまう。
それでは血流が促進されない。
理想としては、
身体を大きく動かすが、負担をかけない方法。
そこで開発されたのが、
『ウォーキング20分+エクササイズ10分』
である。
ウォーキングでは、
散歩するぐらいのスピードでダラダラ歩く。
坂道を利用することで、
より力を使わず大きく動きが可能になる。
それが終わったら、
足を肩幅に開き、膝を立てて床に座る。
膝の角度を90°にし、上体を後ろに倒し、
体重を腕で支える。
股関節を動かすことを意識しつつ、
脚をストンと落とすように左右交互に床につける。
これを1分やって、1分休むで計5分続ける。
次に膝を立てて仰向けになり、両手には中身の入った
500mlのペットボトルを持つ。
腕を斜め下方に伸ばし、手首は真っ直ぐ。
ペットボトルを持ったまま、両腕を外側、内側へと回す。
これも1分やって、1分休むで計5分続ける。
これで終了となる。
この方法は、野球・テニス・ハンドボールなどの
打つ・投げる動作が含まれるスポーツを行っている人のために
カスタマイズされたもの。
行うスポーツによって、
ウォーキングの後のエクササイズが変わってくる。
自分はソフトボールに従事しているので、
このエクササイズを行っている。
■流れに乗る
新しいメソッドに取り組む前には、
やはり抵抗がある。
本当に効果があるのだろうかといった疑念や、
もっと疲れを助長してしまうのではという不安もあった。
年齢を重ねるごとに身体のケアの時間は増えてくる。
どうすれば限られた時間で効率よく疲労を抜けるのか。
今までの方法が通用しないとわかったとき、
新しい方法が必要だと悟った。
時代は流れている。
科学も進歩を遂げ、
人間の肉体についても多くのことが解明されてきている。
その叡智を利用することを自分は選択したのだ。