MCG 1/18 メルセデス・ベンツ Sクラス(W126) | kendeen-1990のブログ

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自動車好き人間です。自動車やミニカーに関する事を中心に書いていきたいと思います。またアニメや古いもの(昭和レトロ)も好きです。

 

 

 先月下旬ごろに予約したMCGのベンツW126のミニカーが今日届きました。(笑)

 この前録画したCGTVが最新型Sクラス(歴代Sクラスもチラチラ出てきた…笑)だったので見てみました。その時に今年は初代モデルのW116が登場して50年に当たることに気づきました!!(笑)

 

  それではまず、実車について。

 

W126

  2代目SクラスことW126は1979年9月のフランクフルト国際モーターショーで発表され、先代(W116)のクロムメッキスチールのダブルバンパーが特徴のクラシカルなスタイルからポリウレタン製の前後バンパーやホイールカバー(当時としては世界初)、サイドプロテクター(通称サッコパネル)等を装着した外観が特徴の軽量化及び空力性能(CD値:0.37)を意識したスタイルに生まれ変わりました。

 

 また安全装備に関してもSRSエアバッグ・システム(87年には助手席にも設定)やプリテンショナー式シートベルトが設定され、ABSはW116のアナログ式(モデル末期の1978年に世界で初めてオプション設定)からデジタル式になる等進化を遂げました。

 

 サスペンションはW116と同様、F:ダブルウィッシュボーン R:セミトレーリングアーム(ロングの本国仕様のみハイドロニューマティックが選択可能)を踏襲しており、このW126がリアサスペンションにセミトレを採用する最後のメルセデス(1982年登場の190シリーズ以降はマルチリンク式を採用)となりました。

 

 デビュー時はボディーがセダン2種類(ショートホイールベース仕様とロングホイールベース仕様)、エンジンは2.8ℓ直列6気筒、新開発のアルミブロック製3.8ℓ/5ℓV型8気筒のガソリン3種類でラインナップは280S(W126唯一のキャブレター仕様)/280SE/280SEL、380SE/380SEL、500SE/500SELでスタートしました。

  

 1981年にはSLC(C107)後継の2ドアクーペモデル(380SEC & 500SEC)が加わり、翌82年には日米市場向けの3ℓ直列5気筒ディーゼルターボの300SD(北米ではロング版の300SDLも有り)が追加されました。

 

 1985年に前後バンパー、サイドプロテクトパネル、ホイールのデザインを一新するマイナーチェンジが施され、エンジンラインナップも500SE/500SELを除き新しくなり、直列6気筒は新開発となる2.6ℓの260SE(標準ボディーのみ)と3ℓの300SE/300SEL、V型8気筒は4.2ℓの420SE/420SELと5.6リッターの560SE/560SELとなり、北米向けの300SD/300SDLは6気筒化(87年に3.5リッターの350SD/350SDLに発展)されました。

 

 その後は89年にボディーカラー等の変更が実施され、91年にW140が登場するまで約89万台が生産され、歴代Sクラスで最多の販売台数となりました。

 

 前期モデルの正規輸入車は、排ガス規制の関係で触媒が装着され大幅なパワーダウン(280SE:185ps→145ps、380SEL:210ps→160ps、500SEL:230ps→190ps)となってしまいました。

 

 そのため正規輸入車より安価でパワーのある並行輸入車を購入する人が多かったようですが、並行輸入車はオーバーヒートしやすく修理や整備面で部品が合わない等の欠点があり、マイナーチェンジ後(89年モデルの560SELは触媒の変更で245psから285psに向上)は出力差の縮小により並行車の販売は減少しました。

 

 ちなみに北米仕様車は最終モデルまで大型の5マイルバンパーが装着されていました。


ミニカー

 

 前置きがかなり長くなってしまいましたが、中身を取り出してミニカーの紹介に移ります。

 

 W126の1/18ミニカーは後期モデルの560SELがほとんどでしたが、今回入手したMCGのミニカーはW126の1/18モデルとしては初となる前期のショート仕様のモデル化で、280SE(ブラック)、380SE(シルバー)、500SE(ブルー)の3種類でリリースされました。

 

 その中から私は好みだった280SEを選んで入手しました。

 

 
 
 
 ボディーカラーはソリッドブラックで、私も個人的にラピスブルーの次に好きな色です。
 
 またグリル以外のメッキモールは塗装で再現されており、開閉機構やステア機構はないもののW126のシャープな造形がうまく再現されています。
 
 開閉機構をオミットする分価格も抑えているので正にW126のミニカーとしては傑作と言える出来になっています。

 

 

 また280SEのみホイールカバー仕様となっており、380SEと500SEはアルミホイール仕様で再現されています。

 

 ちなみに前期モデルのアルミホイールはW116の14インチが流用されていました。

 

 W126のホイールカバーといえば…、

 

カースタイリング(1980年春号)。5年前にオークションにて入手。

 

 特に1979年デビュー直後の本国仕様車には…、

 

 
 
 このタイプもありました。
 
 パッと見た感じW201やW124に設定されていたものと若干似ていますが、インチが小さくベンツマークの回りにスリットがない等明らかに形状が違います。
 
 1981年の日本語版カタログ(PCサイト名:自動車CM大全カタログコーナーにて)で紹介されている車両のほとんどがこのタイプのものが装着されていましたが、現存している本国の中古車サイトでも1台も見かけたことがありません。
 
 もしかしたら本国での販売開始時に廃止されたのかもしれませんね…。(汗)
 
 
 またこの新デザインのドアミラーもW126の特徴でしたが…、
 
VHS「MERCEDES-BENZ SAFETY SYSTEMS(89~90年頃)」より。
 
 一部のモデルでドアミラーが旧型と同じものになっている車両も見受けられました。

 

 
 
 内装はグレーとなっており、変速機はAT仕様となっています。またリアもヘッドレストやアームレストが備わっているので高級車らしさが出ていますね。(笑)
 
 
 84年式までの正規輸入車は印の部分に赤いリフレクターが付いていましたが、85年式のみ廃止されました。また86年以降の後期型には付いていません。
 
 ミニカー自体の出来も大変よく気に入りました。
 
 ただ唯一残念なのが…、
 
 
 サイドステップがサッコプレートと同色になっています…。(汗)
 
 試作品ではちゃんと塗られていたのに、なぜ…?
 
 まあハセガワの艶消し黒フィニッシュを貼れば問題なさそうですね。
 
 
 ノレブのW123(ブラック)と縦に並べてみると…、
 
 カッコいいですが、なんだかサングラスをかけた黒スーツの男が数人出てきそうな怪しい雰囲気…。(苦笑)
 
 今回のW126の入手で…、
 
 
トータルバランスが映える、メルセデス・ベンツ 190E。今、3つのシリーズが揃いました。(1984年 190EのヤナセCMより)
 
 
 

メルセデス・ベンツ ニューミディアム・クラス。新しいフォルム、トータルバランスが映える安心設計。(1986年 ミディアム・クラスのヤナセCMより)
 

 

 ミニカーで3つのクラスが揃いましたが、何よりも…、

 

 W201、W124、そしてW126の前期モデルが1/18スケールで揃いました!!(爆)

 

 

 やはりこの3台の並びを眺めるのは、とても最高です!!(笑)

 

見ているだけでテンション上がっちゃいます!!(笑)

 

 今回は280SEを紹介しましたがブルーの500SEも入手したいと思います。

 

以上、今回はここまでです。

 

どうもありがとうございました。