おはようございます!
カーペンターの小西です。
ロッドのティップの話しの続きです。
CRFロッドから、ロッドティップの硬さ、長さ(可動域)が選べるようになりました。
私が大切だと感じる、ルアーが動いた時に起こる「ルアーの振動」についてですが、これはロッドの性質によって変化するという考えでいます。
この振動を魚が感じており、食う、食わないを判断しているようです。
たくさんの試作ロッドを使っていて気がつくのが、同じ状況で、釣れるロッドと、釣れないロッドがあります。
捕食のベイトや魚の活性状況が変わると、適正なロッドも変化するというのが経験から感じていることです。
◾️釣れるロッドがある
ロッドによって「釣れる、釣れない」は、今に気がついたことではなく、子供の頃のバス釣りから気がついています。
今から40年前の16才の時、ヘドンのトーピードを使っていて、カーボンのロッドと、グラスのロッドで、あからさまにバスのヒット率が違いました。
カーボンロッドは番手は忘れましたがダイコースピードスティックのカーボンロッドで、グラスロッドはダイワのジェットキャストLでした。ジェットキャストのMでは釣れないのです。
なので正確にいうと、粘りのある、よく曲がるロッドしか、食うアクションが出ないのです。
私が釣れると感じているトーピードのアクションは「このようなロッドでないと出ない」ということに明確に気がつきました。
ルアーのアクションをよく見ると、ロッドによってトーピードのルアーアクションが違うことにも気がつき、このように動くと、バスが反応しやすいということも分かりました。
釣れると思った、そのアクションは、自分がつけたアクションのあとに、人間は出せない2次的なアクションが勝手に起こっているのです。これが釣れる要点だったのです。
この釣れるトーピードのアクションは、再現が可能になり、一つのパターンとなりました。
スピナーベイト、クランクベイトも、トーピードの話と全く同じで、よく掛かるロッドがありました。ルアーの引き抵抗によって、釣れるロッドが変わると感じました。
◾️魚種問わず、ロッドによって釣れる釣れないがある
バスだけではなく、雷魚もそうです。カバーがまばらなオープンウォーターでは、ロッドの性質によってフロッグの動きが大きく変わります。
当時の雷魚ロッドはみんな硬く、TGCシリーズで作ったロッドは当時、雷魚では使わないライトなロッドでした。このロッドで操作するとフロッグがダイブしやすく、ダイブすると抵抗で左右に逃げる動きがフロッグに生まれました。
このアクションを使い、食いにくい雷魚を食わせていたことがよくあります。硬いロッドではフロッグが潜らず、アクションに間が溜まらず、この釣れるアクションは出来ませんでした。これも雷魚釣りで反応がよい一つのパターンとなっています。
シビアな状況では、ロッドの性質が「釣れる、釣れないない」を分けていると思います。
◾️ヒラマサもGTも
ヒラマサの秋のシイラパターンも、かなり前に、同じようなことに気がつき、PJでつけるルアーアクションがヒラマサが食いやすいということに気がつきました。PJと真逆の性質のロッドは、本当にこのパターンでは反応が良くないことが多かったです。
これが理由で、秋のシイラを意識している時は、私はPJのようなロッドアクションを使うことが多いのです。今のCRFロッドでいうなら、BLF81/38 HP TP.Stなどです。
GTについては、私がBLC SCを使わないのは、GTという魚が好むルアーアクションが、このロッドでは出にくいと感じることが多いからです。
また、いつもではないですが、GTのファイトとロッドの性質が合っていないとも感じることがありました。GTの場合、針の掛かり方で、ファイトのしんどさが全く変わってしまいます。人間がバテない程度にある程度、リフト力があるロッドがよいと考えています。
これらはすぐに気がついたわけではなく、色々なことを試した結果、そのように思うのです。
子供の頃から私の釣りは「実験の釣り」のような感じでした。ルアーを始める前の、フナ釣りから、そのような感じでした。
「魚が釣れる、釣れない」ということよりも「知らないことを、どれだけ知れたか」の好奇心で釣りを楽しんでいる感じです。
◾️餌に似たルアーの振動が大切
話しを戻しますが、季節によって餌が変化します。餌は泳ぐ時に、各々の魚種やサイズによって決まった振動があると考えます。
ルアーサイズもそうですが、この振動を合わせないと、魚が反応してくれないと感じます。
ヒラマサは食べる餌が変化します。モジャコ、コイカ〜シイラまで多彩です。なので色々な振動を作れるロッドがあると、合わせやすいのです。
GTは、食べている餌の大きさがある程度大きいことが多いです。よって、ロッドの性質は色々なものを必要としないと感じています。
GTがヒットするルアーアクションが出ているのであれば、自分がファイトやキャストで使いやすい弾性のロッドがよいと考えます。ルアーサイズによってロッドパワーを変えるくらいで大丈夫だと思います。
◾️ルアー振動はロッドで作れる
ルアーの振動は、ロッドの性質によって意図して作れると考えています。
CRFを始めて、どのようなブランクでも少量から作れるようになったことで、この考えを製品に落とし込んでみようと思いました。
もう具現化の構想は始まっており、試験もだいぶん進んできました。
私が感じている、これらの話は、まず間違いないと思います。よって、この構想で今よりも釣果が上がると思います。また、この合わせ込みの楽しさが、釣りをもっと楽しくしてくれると思います。
小西はCRFロッドで何をしようとしているのか、分からない方も多いと思いますが、形が出来てくると、気がついて下さる方もおられると思います。
