あれに違いない。
期待しながら開ける。
うっひょーーーー!!!!
一世紀近くにわたり、一族のゴッドマザーとして覇権を握り続け、生ける伝説と呼ばれる妖術師。長期政権を維持し続ける百戦錬磨の魔女だけあって、人心掌握術にも長じているらしい。ここぞというところでは、きっちり実弾ぶち込んでくる。
霊験灼たかな高位の陰陽師によって、一子相伝・門外不出の術式を練り込まれたに違いない呪いのお札達に、不意を突かれたとは言え、俺の心は完全に支配されてしまった。俺は金で動くような卑しい人間ではない。*しかし、強力な術に操られ*、暗くなり始めた道にチャリを走らせた。ゴッドマザーの家に向かって。
術に操られた俺は、ゴッドマザーの家に着くなり家中の部屋に掃除機を掛け、風呂を掃除し、トイレの便器を食器代わりにカレーライスも食えるほどビカビカに磨き上げた。俺は断じて金で動くような卑しい人間ではない。
全てが終わると俺は、知らんぷりしてナンクロやってるゴッドマザーに言った。
『第二集を出す予定はないかい?』
長生きして下さい。


