こんにちは。
埼玉県の注文住宅 新築 リフォームなら「原価で建てる自然素材の家」「外断熱の家」(有)埼玉建築職人会にお任せ下さい。
さて、前回までは課題文読み取り時の「マーキング」と「書き込み」についてご説明しましたが、今回は「注意事項」についてご説明したいと思います。
この試験における注意事項はたくさんありますが、とことんまで勉強して最後に注意すべきことを書き出してみました。
①周辺環境・アプローチ誘導
今回は温浴施設やレストランなどの位置は周辺環境を見て判断することになりますが、最低限温浴施設の配置だけはこだわりましょう。
また、アプローチ誘導として考えられるのは、「全面道路→駐車場→建築物」という主動線と遊歩道などからのアプローチ指定があれば見落とさないことです。意外に角地で遊歩道からのアプローチを要求されても、一度メイン道路に出てアプローチを計画してしまう場合やアプローチの位置を間違える人が多いです。
②壁面後退
今回、壁面後退は可能性が低いですが、遊歩道などがあれば遊歩道から3m程度のセットバック要求はあるかも知れません。
③PG置き場・浄化槽(平面図)
エネルギー供給はどのような出題がきても対応できるように幅広く想定しておいたほうがいいと思います。省エネがこれだけ叫ばれているので当然そこもポイントになると思います。そして郊外が想定されますので浄化槽も視野に入れるべきでしょう。
④勾配屋根(断面図)※庇1mが無難(建ぺい率)
今回の用途からすると、やはり勾配屋根の指定というのも十分考えられます。この場合に注意すべきはいくつかありますが、「庇の出・断面図」などうっかりミスをしないようにしましょう。
⑤地階(ドライエリア、平面図、断面図)
毎年ミスする方が続出するのがこの地階です。
「ドライエリア・1階平面図・断面図」には要注意です。
⑥階指定及び特記事項違反、面積違反
こちらもわかってはいても毎年かなりの方がここで失格になっています。
階指定違反をやってこれまで合格した人を私は知りません。
採点者側のミスもないとは言えませんが、毎年精度を問われているセンターとしては、そのあたりの精度は高まっていると思います。
また、特記事項や面積についても課題文に記載のあるものは必ずチェックしましょう。
⑦要求室の床面積記載
意外と忘れてしまうのが各要求室の床面積記載です。
難しい課題を一通り終えて最後に何も漏れはないと思ってもこの面積記載をすべて忘れえしまうケースも多いです。
⑧駐車場(台数・寸法・車寄せ)
今回はおそらく駐車場は別で確保しているということになりそうですが、管理用などはサブ道路から確保するように出題される可能性は高いと思います。後付のような無理のない計画にしましょう。
⑨給水・給湯・空調・電気(PS・DS・EPS)
この4点セットは「水と空気と電気を通す」と覚え、学校などではEPSのサイズは「最低1m×3mを上下階できっちりそろえる」とか言われていますが、これは基本として考え、あくまでも計画が難しい場合はプランニングがまとまらなくなるよりはずれてでも小さくても計画したほうが間違いないと思います。ある程度割り切って考え、こだわった設計は実務で行いましょう。
⑩避難経路・歩行距離
これも忘れる方がいらっしゃいます。
特に優秀であまり減点するポイントがない方がうっかり「避難経路書き忘れた」ということをよく聞きます。
必ずチェックしましょう。
⑪宿直室等(室内プランを間違えない、1K等)
宿直室や仮眠室の内部プランを適当に記載している方をたまに見かけます。
1DKと要求されているのに1Kにしてダイニングを記載しなかったり。
実際に他の難しい部分を処理している間に無理やり押し込んでしまいがちなのが仮眠室や宿直室なので、特記事項をよく見て最初に確保しておきましょう。
⑫階高5mの場合(断面図・階段)
今回は階高5mが求められる可能性が高いですよね。
2階に温浴施設を計画すれば自然と直下との関連を考えれば階高をあげるのが手っ取り早いと思います。その際に断面図の階高や平面図の階段の記載を間違えないようにしましょう。
いつも気にかけていることですが、ここを完璧に抑えるのが難しい試験です。
⑬階段表記(地下や屋上)
地階の出題や屋上を計画した場合の管理用階段は必ずそれに対応させましょう。
⑭便所の設置(適正個数)
毎年便所の計画は必ずポイントになります。
今回は温浴施設内の便所や、そのほかゾーンわけされている空間内の便所の適正個数を確保しましょう。
⑮ゴミ置き場
これも当然必要な項目なので小さなものと考えずに必ず計画しましょう。
⑯水勾配
このような細かい水勾配をいくつか入れておくだけでも作図力をアピールできると思います。時間がなければ書き忘れてしまうような項目なので。
⑰設計をするな(最低限課題文を満たす作図と記述)
最後に大切なのが試験では設計をしないということ。
おかしな話ですが、限られた時間内で通常何度も打合せを重ねて完成するプランをたった90分程度でつくることは不可能ですので、プランニングは最低条件を満たした時点で深入りしないことが大切です。
仮にプランが早くまとまっても、そこからまだ時間があるからもう少し良いプランを考えて見ようなんてやっていてはすぐに他の人に追いつかれます。
ある程度まとまったら無条件でチェック作業に入りましょう。
いよいよ試験まであと2週間ちょっと。
既に学校でのメイン課題はすべて終わっていることでしょう。
今週末で一通りのメイン学習を終え、来週から早い人は見直しも入ってくるでしょう。
私のほうでのアドバイスもまだまだたくさんありすぎて本試験までにすべてアップすることはできませんが、必要に応じてメッセージでリクエストして頂けば、可能な限り対応します。
それでは本日の「注意事項」は今まさにおさえるべき要点ですので、頑張って下さい。