公共事業で景気は良くなるか? | 埼玉県の注文住宅 新築 リフォームなら「原価で建てる自然素材の家」 「外断熱の家」 (有)埼玉建築職人会

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今年は公共事業の前倒しにより企業の景気悪化に歯止めをかけるという策を講じましたが、果たしてこのような策を講じているだけで本当にいいのかということに疑問を抱き、少し考えてみました。


まずそもそも現状の日本の財政をみてみると、最近良くテレビなどでも言われている通り、国は主として銀行や郵便局などに国債を買ってもらい多額の借金をしているわけですが、銀行や郵便局が貸しているお金というのは実はこれ私たちの預貯金じゃないですか。そうなると仮にみんなが一斉に銀行や郵便局からお金を全額引出そうとしても全ての預貯金を安全に保管していない銀行や郵便局は、その預かっているお金を返却することが不可能になります。国債は国が発行してるんだから絶対安心だという固定観念がある方も多いと思いますが、今の状況は必ずしも安全とは言えず、むしろ長期国債はキケンな資産運用かもしれません。


国が無駄遣いしているお金は全て税金や国債によって資金繰りをしているわけですから、結局のところ国が行っている公共事業は私たちみんなのお金でやっている事業ということがより深く理解できますが、実はきちんとこれらを知っていて、かつその仕組みを把握している方は私も含めて以外にも少ないのではないかと思うのです。なぜかと言うと、自分達のお金で無駄遣いをされていると思えばもっと多くのクレームが集まって当然だからです。先日私の通勤途中で何の意味も無いところに手押し信号が付いていました。本当に意味の無い公共事業だと思いますが、おそらく誰もクレームを言っていないのではないかと思います。つける前に住民の意見も聞いてもらいたいものです。話しが飛びますが、普天間の問題にしても沖縄だけにとらわれずに国民全体に問いかけて状況説明して意見を聴取すればいいと思います。世間に言えない問題があるからあえて堂々と問題解決に当たれないとしか思えません。政権が変わったのですから堂々と全てをテーブルにのせて日本国民の解決策を出せばそれでいいと思うのですが・・・。


話しを戻しますが、意味の無いところに信号をつけるということは、例えば私の仕事である建築ということで例えたら、本当は1台で十分ことは足りるのに2台のシステムキッチンをお客様につけさせているいるということになります。

皆さん当然ですがご自分のご自宅では1つで十分なのにわざわざ暇な業者のためにもう1つキッチンをつけてやろうなんて思う方はまずいらっしゃらないと思います。

しかし国はそれをやってしまっているのです。必要のない事業を今は景気が悪いからこれ以上景気を悪化させないために、まずは企業の仕事を確保してそこから雇用を確保するという悪のスパイラルにどっぷりとはまってしまっているのだと思っています。


ここで是非よく考えてみて頂きたいのですが、仮に前述したように必要のないキッチンをつけて一時的につぶれそうな建築業者を救済したとしても、確かにその建築業者はその仕事によって一時しのぎにはなりますが、必要のないキッチンをつけてしまったお客様は果たしてどうなるでしょうか?

そうです、必要ないものをつけてしまったのですから勿論使用することなどありませんし、そのお客様に対しては何のメリットもない、むしろお金の無駄と後のゴミが増えるという深刻な社会問題まで発展していきます。

そしてそんなことを繰り返しているお客様の家計は悪化していきます。


これらを整理すると、そのお客様というのはパット見は国なのですが、メガネをかけてよく見るとそれは私達だったりするのです。私達が必要のないものにお金を使って私達の資産を減らしてしまっているということに気付き行動を起こさなければならないのだと最近は私はよく感じます。

一見、戦後はきらびやかでめまぐるしい発展を遂げてきた日本という印象が強いですが、中身を見たら借金はこうしている今もものすごい勢いで増え続けている。そう考えると確かに便利な社会にはなったけれど単に無駄遣いして日本の土地を乱開発してすき放題にやられてしまったという感は拭いきれない。


これから我が国が変わるとすれば当面の景気後退は当然覚悟しなければならないのだと思います。

もはや必要なインフラはほとんど整っているわけですから、必要のないダムなどを過去のしがらみにとらわれてつくり続けることは当然国益にはなりませんし、イコール私達のメリットにもなりません。それによって誰かが得をするとすればそれらを手がける工事業者などごく一部の方だけです。

必要なものを必要な人に適正価格で販売し、お客様が喜びそして業者がそれによってご飯を食べるという商売の原点に立ち返ると同じように、政治家にも日本の行く末を考えてもらいたい。

役所に行けば座って簡単な事務作業をのんびりこなして定時で高給をとっている人もいれば、休みの日も出勤して安い給料で頑張っている人もいる。

ワークシェアリングなどはまさしく役所などにも導入して賃金と仕事のバランスを整え平等性を得るためには良いシステムだと思うのですが・・・。