鉄骨加工業者が「鋼材高・調達難・需要減退」の三重苦に見舞われています。
受注単価はなんとバブル期以来の水準まで跳ね上がっている。
大型物件では現在30万円/1トンを超え、バブル好況期だった1989-91年以来の高値となっています。
しかし受注単価に占める材料費の比率が高まるばかりで、労務費などの加工費は上昇することはなく頭打ちとなっている。
去年までは材料費と加工費の比率はほぼ五分五分で、むしろバブル期には加工費のほうが高かった。
そして材料は来年でないと入手できないものまであるという。
改正建築基準法による着工の遅れにより、その間に鉄の価格が急騰したが、顧客に請求できない現場などは厳しいですね。
ちなみに改正建築基準法の遅れ+景気低迷による需要減により、前年度比12%減った現在は、1990年度に比べて全体で47%少ない。
つまり、単価がバブル期と同水準でも市場は当時の半分になってしまったという計算です。
おまけに銀行の融資姿勢は厳しさを増してきた。
今年は鉄骨関連業者には厳しい年であり、さらにこの局面は来年以降も続くのでしょう。