【走路】R321
【現在地】高知県播多郡郡大月町
【宿泊地】道の駅『大月』
【走行距離】103km
【総走行距離】23391km
【話しかけてくれた人】4人
【総計】2142人
【出費】1100円
【内訳】納経帳、ブリ、小夏
【特記事項】---
【走破地図】

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お遍路では『修行の地』と呼ばれている高知県。
山が多い、道が険しい、単調な景色、補給地点全然ない...言葉通りである(´;ω;`)
備蓄食料を食いつぶしながらようやく愛媛との県境まで来たよー!!!

昨日はキャンプ場で超熟睡!!!20時から6時まで10時間寝た!!!
夜中おしっこのときに空を見上げてみるも雲のため星空は見えず。残念。

まるでモネの絵画のように美しい朝の風景(*´v`*)
絵見たことないけどwww

四万十川沿いの走りやすいルートを選んで岬へと向かった。

何これ、けもの道?(´;ω;`)
生活道路か農道みたいなほっそい荒い道が含まれてる。
おばけや変態もおそろしいが、パンクが何よりおそろしい。
幸い、鳴門でおっちゃんに軽トラ乗せてもらって以来タイヤトラブルはない。

今日も坂が多い。
ふんばった瞬間うんちがにょろっとこんにちは!!!しそうになり、
あやうく脱糞死するところだった。早くトイレ探さないと。

こんなときに限って道の駅も公衆トイレも草むらも何もなく、
あわや車上うんちデビューか...サイン会はいつにしようか...と思いをめぐらせる。
大惨事を目前にして『この下にトイレあります』の看板。助かった!!!

なんと無料シャワー(冷水)も併設!!!
漁港の設備みたいなんやけどお遍路さんも自由に使える。
変な場所にあるから、うんち漏らしそうになってなければ寄ってなかった。
うんち様が呼び寄せてくれた奇跡といえよう(*´v`*)

その後はふんばっても前かがみになっても全然大丈夫。
シャワー浴びた爽快感もあって一気に足摺岬へと走った。

いい景色やけど、こ、こわい...(´;ω;`)
高さ80mくらいあって、展望台からのぞきこむと落ちそうで足が震える。

南の方向いてるから、ニュージーランドはこのずっと先か...。

崖の険しさ、打ち付ける波の様子は福井の東尋坊、沖縄の残波岬に似ている。

ここに来るまでの県道が上下左右にうねうねぐにゃぐにゃしていて、
アスレチックなコースだからだろう、バイクの人が多かった。
チャリだと細かいアップダウンで痔になる。

お向かいのお寺に用事があるだけで、岬だけなら来てなかった。
でもお寺だけ寄ってさっさと進まなくてよかった。癒される(*´v`*)

人懐っこくておとなしいトラちゃん。ねこメーター(謎)もすっかり回復!!!

なでても肉球触っても微動だにしないw

ときどきよくわからんタイミングで『にゃーん』とお話しする。
周りに人がいるのを忘れて相手してあげたw

しばらくすると飽きたのか寝っ転がってしまう。
おけつをポンポンするとこっちに寝返り、あっちに寝返り...。
他の猫でも同じ反応するんやけど、共通の何かがあるんかなぁ。

足摺岬のお向かいにあるのが38番、金剛福寺。
前後の37、39からそれぞれ50kmは離れてるから中盤の鬼門と言える。
ちゃりでもしんどいのに、歩きだと想像を絶するつらさだろう。

金閣寺みたいな雰囲気でちょっと得した気分w

足摺岬、金剛福寺から西にまわってすぐのところに足湯発見!!!

屋内型の足湯で20人以上収容できると思われる。
平日だからか誰もおらず、係の人すら会うことができなかった。
利用は無料。

正面に広大な海を眺めることができ、ホテルや旅館の大浴場のよう。

直下には白山洞門があり、岩の門の中を波が通って行く様子がわかる。
下に降りて直接見ることもできるが、長い階段を昇降する手間と体力を考えると、
足湯からのびのびと見下ろす方がいいだろう。

それからまっすぐ道の駅を目指していたはずが、道に迷ってしまった。
なぜかジョン万次郎の生誕地に到着してしまうw

子どもの頃漁船に乗っていたところを難破してアメリカ船に助けられ、
そのままアメリカで教育を受けて一等航海士として世界の海を股にかけた。
アメリカでは『ジョン・マン』と呼び親しまれ、一度は日本船に遭遇するも
英語で話しかけたために言葉が通じず引き返されてしまう...。
などなど、迷子ついでにジョン万次郎に詳しくなって元の道に戻った(*´v`*)

そういえば、足摺岬に向かい始めた頃から5時間以上かつおぶしのにおいがする。
鼻がおかしくなって常時かつおぶしのにおいがする病になったのかと心配したが、
どうやらかつおぶし生産が盛んだそうで、ほっと一安心。

毎日海と山の写真ばっかりでつまらんのじゃ!!!どっか行けや!!!
そう思ってる方、絶対いますよね。怒らないから手をあげてくださいw
お察しの通り、ほんまに海と山ばかりで走ってるとものすごくしんどい。
景色にメリハリがなくて単調というのもあるし、
何よりコンビニやスーパーなどの補給地点がないから食料が心配!!!
今日100km走ってるのに、コンビニもスーパーも全くなく
パンが1コ200円しそうな個人商店が2,3軒あったのみ。
歩き遍路の人は四万十市で何がなんでも補給しておかないと死ぬ。

昨日おとといで手持ちのパンは12コほど備蓄があり助かった。
それでもパンばかり食べるのもアレだから『小夏』を食べる。3コ180円。
みかんとレモンのあいのこな味で、ナイフで皮を向いていただく。
酸っぱさの方が強いがビタミン補給と思って我慢しよう(*´v`*)

道の駅ではブリが安かった。カツ丼とブリ1パック(10切れほど)で計600円。
ブリもおいしいが、タレが非常においしかった。
かつおしょうゆだろうか。これだけ売って欲しい(´;ω;`)

早めに到着して時間にだいぶ余裕があるため、
先日ちょっと破れてしまった手袋の補修をしておいた。
旅が終わるまでもう少し耐えてくれ!!!

今日の参拝は38番金剛福寺のみ。
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ここから2,3日、最大600m以上の山が続くから中盤の踏ん張りどころ。
週明けには猫の島でおなじみ愛媛の青島に行く予定。
ただ天気が心配で...うまく晴れてくれなければ停泊してでも待つつもり。