【走路】R9
【現在地】滋賀県大津市
【宿泊地】実家
【走行距離】69km
【総走行距離】22384km
【話しかけてくれた人】5人
【総計】2041人
【出費】8500円
【内訳】鳥取→京都への電車
【特記事項】---
【走破地図】

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たまたま通り道に見かけた、鳥取県北栄町のコナン通り。
時間に余裕があるからじっくり寄ってみることにした。

JR由良駅からの約2kmがコナン通り。
ここ北栄町はコナンの作者である青山剛昌の出身地だそうだ。

駅舎、電車、商店街はコナン一色。
この日は朝8時に訪れたため観光客の姿はないが、
土日はちびっこで溢れかえることだろう。

セルフタイマーでこれやろうかと思ったけど、
さすがにこの前で何往復もするのが恥ずかしく諦めたw

ランダムでコナン電車も通る様子。
1日の運行本数自体も少ないから、待ってまで見るのは断念。

コナン通りの最大の特徴がこのブロンズ像。
いくつもあるから、探して歩いてみては。

みんなで犯人探してんのかな?と思ったら町内会の雑草掃除だった。
こういうイベントが大嫌いな俺は、積極的に参加されてる方に頭が下がる(*´v`*)

駅前すぐのところにある図書館もコナンスポット。

入口にある新一の待ち合わせ像。

歩道の植え込みには御影石のプレートが点在している。
コミック表紙を使用したプレートは全28枚。

中央の通りを歩くだけで22枚は見つかる。残りは脇道にある。
ネットで観光ガイド見ながら歩くといいかも。

町はコナン一色!!!かと思いきや、ただの市街地(・`д・´;)
コナングッズ専門店が1ヶ所、通常の飲食店がいくつかある程度で
観光地としての機能はほとんど期待しないほうがいいだろう。

そのあたりはまだ発展途上なんだろう。今後の伸びしろを楽しみにしたい。

それまでコナンが続いていることを我々は祈っていようと思う。

さて、ここからは俺とコナンの思い出を語っていこうと思う。
興味のない方はこのまま画像だけ見てくださって構わないw

そもそも、俺はコナンに対する思い入れは全くない(・`д・´;)
サンデー毎週立ち読みしているが銀の匙しか読んでいないwww

しかし、コナンのアニメがスタートした18年前、世間は大盛り上がりだった。

中学生だった俺もアニメを観ていたわけだが、
コナン本編よりもオープニング曲に釘付けだった。

そう、小松未歩の代表作『謎』である。
今でも、コナンの曲といえばこの曲を思い出す方は多いと思う。

これをきっかけに、俺は猛烈な小松未歩ファンになっていった。

話の途中で恐縮やけど、通りの中心のコナン大橋には
6体のブロンズ像、欄干にはブロンズパネルが設置されている。

で、小松未歩の話。
『謎』以降もコナンの主題歌を次々と担当。

『願い事ひとつだけ』『氷の上に立つように』など、
オリコン上位に食い込む曲をいくつも発表している。

めざましテレビのお天気曲、ランク王国のテーマ曲にも選ばれ、
時代の寵児と言ってもよかった。(大げさ)

にもかかわらず小松未歩のファンで...と言うとみんな『誰?』と答える(´;ω;`)

ファンにとっては大抜擢でも、知らない人にとってはただの挿入歌でしかない。

知名度が低いからといってファンを辞めることは当然ない。
むしろコアなファンとして隠れた喜びを秘めていたw

ところで、当時インターネットがちょうど流行りだした頃だった。

携帯電話が大人の間でさえ普及していなかった時代である。
パソコンで誰かと交流というのは夢のような話。

ちょうど初代iMacでパソコンデビューした俺は、ネットに挑戦。

今とは違い通信は電話線を使い、料金も電話料金がかかる。

電話料金が定額になる23時から翌8時までの『テレホタイム』の利用が主。
通信速度も今とは比べ物にならないほど遅い。

そんな状況で、まだ見ぬ小松未歩ファンとの交流に胸を馳せた。

今ほどブログやホームページが充実しているわけではなく、
ごくわずかな、そして手作りのファンサイトがいくつかある程度。

その中で『もっと小松未歩』というファンサイトを中心に、
掲示板への書き込みやチャットへの参加で徐々に友人を作っていった。

仲良くなるとそのうち個人的にメールをしたり、待ち合わせてチャットをしたり。
当時は『ポストペット』という、ペットがメールを運ぶソフトが大流行。

ポスペを通じてさらに友人の輪が広がっていき、
小松未歩ファンのオフ会でディズニーランド行ったりもした。

カメラ機能のある携帯なんてものもなかったから、
お互いの顔は会ってみて初めてわかる。

会ってみたら実は女(もしくは男)だったとか、
大学生かと思ったら中学生だったとか、衝撃も今よりも大きかった気がする。

今でこそ、ネットを通じて仲良くなって細く長く続いている友達がいる。
しかしこの頃は『会う=関係の終焉』みたいな面があったのも事実だw

ところで、小松未歩ファンの間でコナンの扱いはどうだったのだろうか。

コナンが好き!!!という人もいたにはいたが、
記憶にある限りはコナンの話で盛り上がったことはほとんどない。

シェリーの登場で少し話題が出たくらいで、
必ずしも小松未歩ファン=コナンファンとは言えなかった。

むしろ、主題歌の担当が今誰で、次は誰になってほしいという話題が大半。

倉木麻衣やGARNET CROWはコナン出身の歌手として誇らしく思う(*´v`*)

愛内里菜、ルーマニア・モンテビデオ、三枝夕夏、上原あずみといった
新星が現れたのも見逃せない。俺は見逃してたけどw

大御所、ZARDやB'zも参戦しコナン主題歌はまさに戦国時代。

こんな顔してアレやけど、小・中とピアノを習ってた俺くん。

練習曲は嫌いで全然練習しなかったが、コナンの何曲かは自発的に練習。

ソナチネ的なやつは1ヶ月でも全然進まないのに、
好きな曲は勝手に1週間くらいで弾けるようになるという先生泣かせだったw

そのときの曲は今でも指が覚えていて、楽譜ナシでも弾ける。
ただし上手いとは一言も言っていないw

ちなみに、マイナー歌手である小松未歩の楽譜は取り扱いが極めて少ない。

みんなのアニメ大全集みたいな楽譜集の片隅にぽつんと入っているくらい。

のちに『小松未歩 作品集』というファン垂涎の楽譜が登場する。
しかしバイエル修了から間もない俺にはハードルが高すぎ、
ちょうどいいレベルのものが見つからないというジレンマに陥る(´;ω;`)

それでも何曲かは必死で覚えた。
何度も言うが、うまいわけではないw

小松未歩とともに歩んだ中学生・高校生時代だったとも言えるが、
大学で一人暮らしをするのを機にファン度が加速度的に下がっていく。

CDを買ったけど大学生活(主に勉強)が忙しく聴けないとか、
そもそも発売日を知らずにいつの間にか出ていて買わなかったとか。

他の人のファンになったわけではなく、音楽そのものを聴かなくなっていた。

昔からの仲だったファンも少しずつネットから離れ、
交流が減ってきたのも原因だろう。

当然、ファンサイトには新しいファンもどんどん入ってくるわけで、
5,6年前の曲よりは今の曲の話題が増え、俺も次第に足が遠のいた。

小松未歩には26枚のシングルと8枚のアルバムがあるが、
10番目のシングル、3枚目のアルバムでファンを辞めてしまった。

期間にして4年程度。大人にはあっという間でも、子どもには長い時間だった。

最後に、小松未歩さんご本人について。
CDジャケットが横顔ばかりで正面像がなかった。
また、ライブや人前に出るイベントが全くないこともファンには謎めいた魅力。

『実在しないのではないか』『顔が半分しかないのではないか』という
わけのわからない理論が飛び出すこともあったw
今ぐぐったら正面写真を見つけた。青春は終わったという感想である。

町の案内をすっ飛ばしてここまでどうでもいい思い出を語ってきたが、
銅像・パネルなどをのぞいて観光地があるとすれば、
コナン作者の青山剛昌を知る『青山剛昌ふるさと館』くらい。

開館前で中には入っていないが、700円というとっつきにくい料金と、
コナンじゃなくて作者に焦点が当たっており、開いてても行ってなかったと思う。

今回、町のほとんどを紹介はしているけれども、
銅像の撮り残し(蘭姉ちゃんとコナンが並んだいちばん人気の像)もあるし
パネルも全部撮ってるわけではない。

鳥取砂丘からも遠くない場所にあるから、ついでにちらっと行ってみては。
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ブログはいつも更新前に必ず読み返して推敲しているが、
ここまで人の心に響かない自分語りも珍しいと思うw
それでもッ!!!全世界に敢えて公開するッ!!!