【走路】妙高高原→野尻湖→長野市
【現在地】長野県長野市
【宿泊地】妹の家
【走行距離】63km
【総走行距離】858km
【話しかけてくれた人】1人
【総計】31人
【出費】1800円
【内訳】うどん、チキンカツ定食
【特記事項】1000円もらう
【走破地図】

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昨晩、道の駅で「自分も昔に旅をしていた」という方に声をかけられた。
今はリゾートバイトをしながら各地を転々とされているようで、
旅は生き方を変えるよというお話をうかがった。勉強になる。

今朝も寒かったが、道の駅の看板にはツバメの巣。確実に春は近付いている。

雪のじゅうたん。めっちゃくちゃ長い緩い坂で体力が削られる。
2km上りが続いて、300m下りがあって、また2km上りがあって...という感じの
ジェットコースター上り下り。写真撮ってる余裕もない。
と、そこで車に乗ったおばちゃんに声をかけられる。
上り坂の途中で止まりヒーハー言いながら話を聞いていると、
どうやら息子さんが昔に日本一周したらしく、たくさんの方にお世話になったんだとか。
そのときのお礼を次の人にぜひしたいということで、なんと1000円くださった。
気持ちだけで十分ありがたいからと固辞したものの、
ジュースでも買って!と快く渡してくださり、いただくことにした。

この1000円の重みはなんとも言いがたい。頑張ります!!!

その後も、2時間近く坂が続く。まるで足の裏に脳みそがあるかのように、
全体重を右に、左にと順番にペダルに伝えることだけを考えていた。
めぐの言葉を信じ、おばちゃんの厚意を胸に必死に激坂をのぼって妙高高原に到着。

雪の壁が続く。気温は高いが、雪の横を通り抜ける風が涼しく、
激坂で汗をかいている体に心地いい。いつも4枚重ね着しているが、2枚で十分。

長野県入り。まわりはスキー場だらけ。こないだ行った斑尾高原もある。

野尻湖。晴れていて空気もきれいで、心が洗われる。
桟橋の先まで行ってみたが、ヤブ蚊が多く逃げてきた。

見る場所や角度が違うと味わいもかわる。

雪山が青天に映えて美しい。
ここで野尻湖を出発し、妹の住む長野市に向かった。

まだ上り坂がしばらく続いた。
昨日、道の駅「うみてらす名立」で、どれくらいまで上り坂が続くか聞いていたため、
数kmで終わることを知っていたからすごく助かった。

下り道やでーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
国道18号を上越から長野まで行く際、野尻湖から少し先まで上りが続いている。
ゆるーーーい坂がながーーーく続くため、急勾配でいきなりストップすることはないが、
徐々に蓄積された疲れでスタミナ切れになる可能性はある。
ロードバイクで上る分には全く問題ないと思う。
今回の30km近い荷物を積んだ自転車では、ギリギリ上れるか上れないかの坂。
ごく一部の急勾配地点以外は、漕いで進むことができた。
挑戦する方はぜひご参考になさってください。

パラダイス発見。りんごの直売所らしいが、今はシーズンオフで閉店中。
シーズン中は開店してるんだろうか...こわい。
ちなみにパラダイスとは、探偵ナイトスクープで桂小枝が訪れる、
珍スポットや奇妙な場所、個人経営の変なお店のことである。

18号アップルライン。直売所が左右に並ぶほか、市街地にいきなりりんご畑が現れる。
マツヤというスーパーと、ゴルフの打ちっぱなしの間にりんご畑。

別のパラダイス発見。

男と女の考え方の違いなんかが書いてあるが、いちいち当たっているwww

その占い所の入り口。新宿の母みたいなもんか。
門は立派だが、この奥は何も無い更地。建物内部はおそろしくてのぞいてないw
18号をまっすぐ進み、妹の家に到着。
まだ不在のため、おすすめのうどん屋さんで肉うどんを食べる。

不揃いの形の手打ち麺で歯ごたえがあっておいしい!!!
ボリュームも多く、値段も840円と十分満足できるお値段。

妹と合流。引越し前だからぐちゃぐちゃの状態。

スーパーで普通に売られている長野の名産、イナゴとカイコ。
どちらも260円前後と安い。食べたいかどうかは別としてwww

これも名産、えのき氷。エノキダケのエキスを凍らせていて、美容に効果があるらしい。
他にも、長野はキノコが有名なので、スーパーで売られているキノコも
東京で売っているものの倍近いサイズ。値段は変わらない。

晩ごはんの皿うどん。直径35cm!!!でかい!!!
食べてるうちにヨダレでシャバシャバになってくる!!!

今日のイケメン(・`д・´;)
妹の引越しを手伝うため、ここで3,4日停泊し、
善光寺観光や信州そばを楽しみ、プールで息抜きしておく予定。
あと、自転車の清掃とメンテナンスをしておきたい。
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情報の大事さをあらためて感じた1日。
めぐと妹からの18号情報がなければ、いつ終わるともしれない長い坂に負けてた。
おみつ姉や名立のおっちゃんのひとつひとつの情報を総合して、
「絶対にのぼりきれる」という判断を下せたからこその峠越え。
距離は短いが、足の疲れはいつも以上だった。
おばちゃんがくれた1000円の重みももちろん忘れていない。
今まではただ漫然と「節約した方がいいな」くらいの気持ちだったが、
「使うべきところではしっかり使い、不必要な出費はしない」ように
心の紐をしっかり締めることができるようになったと思う。
少しずつ、着実に人の輪がつながっていくのを感じながら、今日はおやすみ(*´v`*)