自作について ―最近の詩― ・その55 | 出会える日のために・2 けんちゃんのブログ

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いつもありがとうございます、これからもよろしくお願いいたします。







   七夕

 教えて欲しいよ
 どうしてここにいるのか
 夜が来るたび
 巡る星を探して

 小さな頃から
 感じていたよ
 ぼくのふるさとは
 この星にはないって

 ねえ
 もしも聞こえるなら
 答えて欲しい
 ねえ、ぼくの心の奥の
 問いかけに――

 見てごらん
 月が見えるね
 まんまるい
 風がぼくの心を
 包んで行くよ

 ねえ
 ぼくへと連なる
 ときめきよ
 ねえ、月も舞っているよ
 一人で――

 静かに見つめる
 感じていたいよ
 青い星の
 大きなうごめきを

 ねえ
 天の川の見えない
 空だけど
 ねえ、また逢う日のために 
 誓おう――

 待っていたよ
 ありがとう
 待たせたね
 さあ、行こう
 懐かしい星が
 見えて来るまで
 ぼくは歩いて行く




すでに、七夕は過ぎてしまったように思えますが、
旧暦の七夕はこれからやって来ます。
今月の16日が、旧暦の七夕となります。
こんなことを知っているのは、かつて結婚していた相手と、
深い関係があります。
相手は台湾の女性で、台湾では誕生日は全て旧暦で表していたのです。
その相手の誕生日が、旧暦の七夕の日である七月七日でした。
おそらく、そのことを意識して、この詩は書かれてあるはずです。
最近の詩と言いつつ、この詩が書かれたのは、
平成18年・2006年の12月頃になります。

この頃には、すでに相手とは離婚していまして、
ぼくは実家に帰っておりました。
この辺りのことは、話すと長くなりますので、このくらいにしておきます。
この詩は、エイジアと言うバンドの「オンリー・タイム・ウィル・テル」、
と言う曲に合わせて、書いた詩になります。
七夕とは全く関係ない曲ですけど、七夕をイメージして、
詩を書いていました。

何かとても大きな存在に対して、問いかけるような感じで、
詩は語られています。
七夕と題はついていますが、別に七夕でなくても良いような、
そんな感じを持ったりもしますが、どうしても七夕にこだわりたい、
深くて強い思いがあったことは確かです。

七夕と言いますと、織姫と彦星と天の川は欠かせないものですけど、
詩の中にはあまり登場して来ません。
ぼくの心の中にあったのは、やはり自分の本当のふるさとのことと、
別れざるを得なかった相手のことであったようです。
色んな意味で、まだ心は乱れていましたし、
不安定な状態であったことは確かです。

かなり手直しを加えていまして、完成されたと思われる形のものを、
こちらに載せています。
何も手は加えていません、ノートに書かれたままに載せました。
さらにもうちょっと、直したいなあと言う部分はありましたが、
あえてそのまま載せております。





こんばんは。
こちらの詩とコメントは、今から14年ほど前に、
以前更新をしていた、自分の別のブログに載せたものです。

いつも読んで下さいまして、ありがとうございます。