『白駒の池』

昨日が夏至、梅雨の真っ只中だ。

昨晩の大雨が上がり、しらじらと夜が明ける。

たっぷりと水を含んだ蒼い森、

微かな風によって水面が揺らぐ、

わずかに朝の光が差し込み始めた。

『白駒の池』の一日の始まりだ。


誰一人いない静かな蒼い時間!


『蒼い朝』


湖畔沿いに木道を歩く。 

森はまだ暗い、濡れた木道は滑る。

ビビることはない!

注意力を木道に集中しながら、

足底全体に体重をかけ、

小股で一歩一歩と……。


山小屋『青苔荘』の湖畔に出た。

湖畔は濃霧で真っ白の世界!

昨夜からの嵐の余韻が残る。

ゴーゴーと吹き抜ける風の音、

木々のきしむ音、

揺れる水面、


霧の晴れ間が、出ては消えの繰り返し。

一瞬、霧がわずかに晴れた!

今だ・・・!

清々しい初夏のさざめきが湖面に響きわたる。


『初夏のさざめき』


『もののけの森』
湖畔沿いをさらに進み、湖畔の対岸へと。
ここが、『もののけの森』

ここは、ジブリの世界にそっくり!
『こだま(木霊)』でも出て来ないのかなぁー

寒い!、寒いいっ!

夏至というのに、温度計は6℃を指していた。
標高2100mの早朝なのだ。

木々の間から僅かな光が差し込んだ!
苔の海原にも青味をおびた柔らかな光が……。


『もものけの森の朝』


 岩と苔に覆われた『もののけの森』を散策。
『岩と苔の森 』


この穴の中に入ってみたい!
少年の気持ちが蘇る。
『妖怪の秘密基地』


おっと、これは趣きが変わる。
冬の茶庭園などに敷かれる
『敷松葉(しきまつば)』
を連想してしまいました。
『森の敷松葉』




🦋 🐏 🦌 🦙 🐾



ー 至福のひととき ー

黄色いフルーツは、「食用ほおずき」!
甘酸っぱい新鮮な味でした。



ー 続く ー


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