失速携帯 | Korea Economic News by KANI

Korea Economic News by KANI

韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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 <三星電子は7月30日に第2四半期業績確定値を発表しました。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1437520378/401-402
401 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2015/07/30(木) 16:46:47.87 ID:Kwm5OoK9
三星電子2Q営業利益6.9兆、スマホ事業の営業利益は3兆を下回る(総合) 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/07/30/2015073000892.html

 三星電子は今年第2四半期は、売上48兆5400億ウォン、営業利益6兆9000億ウォンだったと30日明らかにした。7日に発表した暫定実績に近似した水準で、それぞれ昨年第2四半期に比べて7.29%と4.03%減った。前期比では、それぞれ3%と15%増えた。

 三星電子は、"ユーロと新興国の通貨安など不安定な経済状況が続いたが、半導体実績の好調と消費者家電(CE)事業の実績改善に力づけられて、前期に比べて売上と営業利益が増えた"と説明した。

 事業部門別では、半導体は第2四半期に売上11兆2900億ウォン、営業利益3兆4000億ウォンを記録した。メモリー半導体はシーズンオフだったにもかかわらず、高容量製品の販売が増えた。モバイルとサーバー用高付加価値製品を中心に需要が増えて力を与えた。

 非メモリー半導体(システムLSI)では、14ナノ工程のモバイル アプリケーション プロセッサ(AP)をはじめとするスマートフォンに搭載される部品で売上が増えた。デジタルカメラでフィルムの役割をする高画素イメージセンサー、フレキシブルディスプレイ用DDIなど、高付加価値製品の需要が堅調だった。

 三星電子は、下半期のメモリー市場がスマートフォン新製品発売と高機能化にともなう容量増加、サーバーとPCではSSD搭載が増加して需要を導くと見通した。このため高付加価値製品中心に対応して、20ナノDRAM比重拡大と3次元垂直構造(V NAND)供給拡大、10ナノ級NAND工程への転換を通じて収益性を確保するという方針だ。

 下半期にシステムLSIは、14ナノファウンダリ(委託生産)売上増加とイメージセンサー新製品発売、中国モバイル市場進出拡大により、上半期に比べ実績が改善されると予想した。

 ディスプレイ(DP)事業は売上6兆6200億ウォン、営業利益5400億ウォンを記録した。LCD部門は全パネル販売量は減少したが、UHD TVなど大型プレミアムTVパネルの販売増加により、前期より実績が改善された。OLED部門は第2四半期シーズンオフによるスマートフォン向けの減少と、新規フレキシブル ディスプレイ ラインの本格稼動にともなう費用増加で実績が悪化した。

 LCDパネル市場は今年下半期はプレミアムを中心に成長すると見られるが、供給超過と需要鈍化のリスクが今なお残っていると予想した。このため収益性確保に注力してOLED部門の中低価格製品群を強化して、新規取引先を増やす戦略だ。

 スマートフォン事業を担当するIM(IT-モバイル)部門は、売上26兆600億ウォン、営業利益2兆7600億ウォンを記録した。スマートフォン販売は旧型中低価格モデル販売の減少で前期に比べ減少したが、ギャラクシーS6とS6エッジの販売拡大に力づけられて売上げが増加した。しかし予想以上に反応が良かったギャラクシーS6エッジの供給支障と、戦略モデル発売によるマーケティング費用増加などで営業利益増加幅は小さかった。

 三星電子は今年下半期にスマートフォン市場は前年より成長するものの、成長速度は遅くなると展望した。タブレットでは前年比マイナスを予想した。このためギャラクシーS6とS6エッジの弾力的な価格運営、大画面新モデル発売等を通じて、プレミアム スマートフォン販売を堅調に維持する方針だ。また中低価格新モデルを導入して、製品群効率化により、R&Dやマーケティングなど全分野で効率性を改善するという計画だ。タブレットは第2四半期に発売したギャラクシータブAシリーズと、下半期の新製品で対応する。

 CE部門は売上11兆2000億ウォン、営業利益2100億ウォンを記録した。TV市場が停滞し、SUHD TV新製品等の高価プレミアム製品群販売拡大でも実績が振るわなかった前期よりは改善された。生活家電事業はシェフコレクション冷蔵庫、アクティブ ウォッシュ洗濯機などプレミアム革新製品販売の好調によって、北米、欧洲、西南アジア地域で売上が増えた。

 三星電子は下半期のTV市場需要を、前年とほぼ同じ水準だと見通した。ただしUHD ・大型TV製品の需要は増加すると見た。高価製品群は普及型まで多様化して、シーズン需要に対応する計画だ。

 三星電子は今年上半期の設備投資額が13兆2000億ウォンに達し、昨年上半期に比べ30%増えたとした。第2四半期には半導体に3兆2000億ウォン、ディスプレイに1兆1000億ウォンなど、合計5兆9000億ウォンの設備投資を実施した。

 また、同社はこの日取締役会を開いて、中間配当を1000ウォンに決定した。昨年の配当は500ウォンだった。


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 <速報発表時にも指摘されていた ように、ギャラクシーS6の供給が円滑でなかったことがIM部門の足を引っ張ったと見られます。売り上げは増加した模様ですが、供給に問題があった点と、販売費用が膨れ上がったことで利益が縮小したことを認めています。

 続いて第3四半期は弾力的な価格運営、つまりこれは値下げの婉曲表現ですね。さらに普及型中低価格商品を展開することになれば、台数の伸びは期待できなくもないものの、売上や利益の伸びについては疑問符が付きますね。

 この発表を受けて、翌日7月31日のソウル株式市場で三星電子株は値下がりしました。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1437520378/447
447 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2015/07/31(金) 17:09:09.56 ID:p7KIyICX
三星電子株価、9ヶ月ぶりに120万ウォンを下回る。証券会社は相次ぎ目標株価引下げ 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/07/31/2015073102268.html

 三星電子の株価が、9ヶ月ぶりに120万ウォンを下回った。前日発表された今年第2四半期実績に対する失望感が、株価を引き下げたと分析される。一部証券会社はITモバイル(IM)部門の実績不振を理由に、三星電子の目標株価を引き下げた。

 31日、三星電子の株価は前日より2.47%(3万ウォン)下落した118万5000ウォンで取引を終えた。これは昨年10月30日の終値118万1000ウォン以来、約9ヶ月ぶりの安値となる。前日の実績発表から2取引日連続で下落したが、2日間に株価は6.18%下がり、時価総額は11兆4893億ウォン減少した。

 三星電子は昨日確定実績を発表して、第2四半期営業利益が6兆8979億ウォンで前年同期比4.03%減少し、売上は48兆5375億ウォンで7.29%減少したと公示した。

 半導体事業部を除くと、実績がそれほど良くなかった。半導体部門の営業利益は3兆4000億ウォンで、これは2010年第3四半期(3兆4200億ウォン)以来約5年ぶりに高い水準だったのに対し、‘ギャラクシーS6’発売にもかかわらずITモバイル(IM)部門の営業利益は2兆7600億ウォンで、コンセンサス(証券会社見通し)を下回った。特に携帯電話出荷台数は8900万台で、2011年第2四半期以降で最も少なかった。

 第2四半期実績の発表後、証券会社は相次いで三星電子の目標株価を引き下げた。この日、教保証券、KB投資証券、キウム証券、KDB大宇証券、KTB投資証券、ユヒット証券、IBK投資証券の7社が、目標株価を低くするリポートを出した。外国系証券会社であるゴールドマンサックスは、今月初めに目標株価を引き下げている。

 ファン・ジュノKDB大宇証券研究員は、“三星電子がIM部門の不振を挽回するために、第3四半期にギャラクシーS6の値下げや、中低価格モデル拡大などに乗り出すだろうと”として、“携帯電話出荷台数は小幅増加するだろうが、平均価格(ASP)は4%下落して、営業利益も減少することになるだろう”と展望した。

 半導体部門の実績悪化を憂慮する声も出てきた。イ・スンウIBK投資証券研究員は、“多くのIT企業と異なり、ほとんどすべてのDRAMメーカーは設備投資を増やしている”として、“これらの半導体生産量が増加すれば、今年第4四半期に三星電子の半導体需給が悪化することになる”と話した。


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 <さて、最初の記事の最後に、中間配当を昨年の2倍の1000ウォンに決定したとありますね。第1・第2四半期とも、前年同期比で利益が減少しているのにも関わらずです。

 考えられるのは株主引止めと、大株主の利益確保でしょうか。株式投資において、株価に比べて配当金額が高いことは魅力になります。よって、株主は売りたがらなくなり、株価は値下がりしにくくなるということです。市場はバカ正直に受け止めなかったようですけれどね。また、増配は三星電子を直間接的に保有しているサムスングループ各社や、イ・ゴンヒ会長一族の利益にもなります。

 韓国のもう一つの携帯電話メーカーであるLG電子はどうだったのでしょうか。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1437520378/360-361
360 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2015/07/29(水) 17:05:42.60 ID:M+NNYOuS
G4発売したLG電子、携帯電話の営業利益2億ウォン '百薬も効き目なし' 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/07/29/2015072902333.html

 LG電子MC(モバイルコミュニケーション)事業部門の実績が、かろうじて損益分岐点(BEP)を上回ったと集計され、再び危機感が漂っている。LG電子は4月に戦略スマートフォン‘G4’を発売するなど雰囲気反転に乗り出していたが、営業利益はわずか2億ウォンに過ぎなかった。

 LG電子は29日、実績発表を通じて第2四半期にMC事業部門が売上3兆6484億ウォン、営業利益2億ウォンをそれぞれ達成したと明らかにした。前年同期比で売上は0.4%増えたが、営業利益は867億ウォンから99.7%減少した。戦略スマートフォン発売にもかかわらず、実績が後退したのだ。

 LG電子関係者は、“市場競争の激化およびマーケティング費用増加などで営業利益が減少した”と説明した。

 LG電子MC事業本部のこのような実績は、すでに予想されていた。4月に発売されたG4は、海外だけでなく本拠地である国内市場でも明かりを見られなかった。当初は国内外合わせて1200万台を販売目標に掲げていたが、これまでに国内市場では30万台にも達していないと集計された。

 製品の競争力自体は悪くはなかったが、国内スマートフォン消費景気があまりにも縮小しているうえに、アップルと三星電子に二分化されたブランド選好度影響が大きかった。

 このような事情から、22日には証券会社を中心に、LG電子がグーグルに引き受けられるというデマが出回った。半日で流言であることが明らかになったが、それだけLG電子を見る投資家は不安になっていることを傍証した。

http://image.chosun.com/sitedata/image/201507/29/2015072902276_0.jpg
▲LG電子が発売した中低価格スマートフォン‘G4ビット’

 LG電子MC事業本部は、下半期には普及型製品によって実績を挽回するという戦略だ。‘G4ビット’と‘G4スタイラス’は性能はG4と大差なく、価格負担は減らしたモデルだ。

 しかし状況は容易ではない。高価製品群はアップルが占めていて、中間価格製品群はファーウェイやシャオミなど中国ブランドが牙城を固めているためだ。チョ・ジンホ未来アセット証券研究員は、"下半期はアンドロイド高価フォン販売価格下落の可能性が高いうえに、ファーウェイなど中華圏競争会社の世界市場シェア上昇により、中低価格市場でも販売価格は急速に下落するだろう"と説明した。


(☆) <営業利益が前年同期比99.7%減少って

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 <最初に記事を読んだとき、内容が把握できなかった。売上3兆6千億に利益2兆かと思ってしまってね。そんなとんでもなく高い利益率もないものだが。

(☆) <3兆6千億も売っていて利益2億って、どうしてこうなった

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 <販売台数が分かれば話は早いのだけれど、マーケッテイング費用の増加だということは、広告宣伝費よりも、販売リベートが考えられるかな。平均すると、ほぼ製造原価スレスレで販売したということになるね。

(☆) <アホですか?

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 <完全に作りすぎだな。腐るものではないけれど、新製品が次々と出てくるスマホ市場で旧型の在庫が減らないことは、やっぱり経営の足を引っ張ってしまう。安売りでも最悪は原価割れでも売りさばかなくては、次の新製品も投入しづらくなる。期待の新製品だったG4を百薬と表現したい気持ちは分かるが、万病の元になるんじゃないか。


おかげさまでブログランキング上位に復活できました。ご愛読ありがとうございます。


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