現代自動車に異変 | Korea Economic News by KANI

Korea Economic News by KANI

韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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 <輸出韓国をリードしてきた電車(電子・自動車)で強い存在感を示すのが、三星電子と現代自動車です。世界的な景気悪化の中でも業績を伸ばしてきた2社は韓国証券市場でも伸びを見せ、韓国の株式時価総額1132兆ウォンの23%(270兆ウォン)を占めるまでになりました(中央日報日本語版 http://japanese.joins.com/article/857/164857.html?servcode=300&sectcode=300)。
 この現代自動車に異変が生じているというのが今日のエントリーです。

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1354687033/295
295 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2012/12/10(月) 14:50:21.73 ID:UcZMM9sU
先月自動車国内生産販売が今年最大。消費税引き下げ効果 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/12/10/2012121000915.html

 先月の国内自動車販売が、個別消費税引き下げ効果と業界のマーケティング強化努力などで、今年最大を記録したことが分かった。国内販売増加によって、月別生産台数も史上最大になった。

 知識経済部は、11月の国内自動車販売は前年同月比13.9%増加した14万2447台で、今年最高の月間実績を記録したと10日発表した。販売台数は14万4372台を記録した昨年3月から20ヶ月ぶりに、増加率では前年同月比25.4%を記録した2010年8月から27ヶ月ぶりの最大値になった。

 知経部は、先月自動車業界が各種特別割引イベントで販売促進活動を強化し、個別消費税引き下げ効果が増して、国内販売が大幅に増加したと説明した。
 国内販売が増えたことから、先月の自動車生産も前年同月比3.7%増加した44万4049台を記録して、月間最大を記録した。ルノー三星を除いて、現代自動車、,起亜自動車、双龍自動車、韓国GMの各社の先月生産台数は、今年に入って最大値を見せた。

 先月の自動車輸出台数は、ヨーロッパ市場の低迷によって前年同月比0.6%減少した29万9638台に終わった。しかし輸出車の単価上昇効果によって、金額では前年比1.8%増加した44億7200万ドルを記録した。

 知経部は来年の自動車産業展望に対して、輸出は小幅増加すると予想したが、国内は多少回復が遅れると見通した。知経部はヨーロッパ自動車市場の低迷と、ブラジルなど中南米自動車市場は縮小するが、北米と東ヨーロッパなどの市場規模が大きくなり、来年我が国の自動車輸出は、今年より3.1%増加した330万台に達するものと展望した。
 知経部は韓・ヨーロッパ連合(EU)自由貿易協定(FTA)にともなう追加関税引き下げと、トルコ、コロンビアなどとのFTA発効で価格競争力も向上すると予想した。しかし依然として続いている世界的な景気低迷と、ウォン高にともなう輸出実績悪化などは、否定的な要因として提示された。

 国内では新車発売効果などが予想されるが、家計負債増加と景気低迷にともなう消費心理萎縮により、来年は155万台と、今年より1.2%増加するのに終わると展望された。知経部は家計負債負担増加で萎縮した消費心理が、短期間に好転することは難しいとして、今年末に個別消費税引き下げが終了する点も、内需拡大に障害として作用すると予想した。

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 <弱いながらも来年も成長を見せるとの予想ですが、足元の韓国市場では輸入車が猛威をふるっていることも、現代自に影響を与えることになりそうです。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1355301699/159
159 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2012/12/14(金) 17:31:11.49 ID:bfdxR39t
米に踏まれ、日本に轢かれ。自動車株危機の噂流れる 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/12/14/2012121401572.html

 今年上半期に証券市場を導いた‘電車(電子と自動車)’の時代が終わり、‘電子’だけが来年も強勢を継続するだろうという展望が相次いでいる。電車の一方の軸だった自動車業が、米国政府の雇用振興策と為替レートなど大型悪材料に見舞われて、力を出し切れない1年を送ると証券業界は見ている。

 まず、米国の慢性的な失業率が困難の原因になるものと見られる。米国の失業率は現在7.7%(11月)に達していて、専門家は米国政府が雇用を最も多く創出できる自動車産業に代案を探すことになると分析している。米国連邦準備制度理事会(FRB)が、失業率が6.5%以下に下がるまで基準金利をゼロ水準で維持するという政策を出した背景にも、それだけ米国政府が失業問題を大きく見ているという傍証だと見られる。

 キム・ヨングンKTB投資証券投資分析チーム理事は、“米国が経済を回復するためには失業率を改善しなければならないが、十分な雇用をすぐに作り出せるのが自動車産業だ”として、“最近、現代自動車と起亜自動車の市場シェアが相当高くなったので、自国自動車企業を保護するための措置が出てくることも考えられる”と話した。

 先日の現代・起亜車燃費誇張論議を、その事例に挙げる専門家もいる。ある大型証券会社PB(プライベートバンキング)高位関係者は、“最近発生した現代・起亜車事態を見ると、2009~2010年に大量リコールによって深刻な不振に陥ったトヨタの事例を思い出させる”として、“現代・起亜車がそれだけ現地で影響力が大きくなったということで、それだけに米国でこれを牽制しようとする動きが出ている見られる”と話した。

 為替レートも障害物だ。特に、国内自動車企業等と競争している日本企業が円安にともなう価格競争力を踏み台にしてシェアを回復することになる。オ・テドン トーラス投資証券研究員は“為替レートが1050ウォンまでウォン高が進む可能性があると見ている”として、“これよりも本当の問題は日本円が安くなることなのに、自民党が衆議院選挙で政権を取れば円安を誘導することが確実視されるうえ、ユーロ圏リスク緩和されれば、これ以上安全資産としての待遇を受けることができないことも、円安を煽っている”と見た。現在米国の金融界では、日本円が90円台まで安くなると見ている。

 輸入車の躍進が続いているため、国内市場まで脅威を受けている。韓国投資証券によれば、11月までの国内市場の輸入車販売は、前年同期比23.7%増加した12万195台を記録して、シェアは8.6%に増えた。キム・ヨングン理事は“既に‘輸入車=高価’の公式が消えている”として、“‘アバンテ’(準中型車)級も国内市場に入ってくると見られるだけに、国内市場に相当部分の販売量を依存する国内企業には危機だろう”と話した。

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 <円安は主に日韓以外の市場で韓国企業をおびやかすことになるのですが、この記事で触れている米国自動車産業への保護政策がとられた場合、FTAを結んでいる韓国は国内市場をおびやかされることになります。日本メーカーは米国製日本ブランド車を韓国へ輸出できますし、その動きは拡大しつつありますが、韓国メーカーが米国製韓国ブランド車を輸入できるでしょうか。
 企業の採算だけを見た場合は可能かもしれません。しかし、米国の雇用を守るために韓国の雇用を減らすことが受け入れられるかというと、はなはだ疑問です。昨日現代自蔚山工場では待遇改善を要求してストライキ中の非正規社員と会社側が衝突し、数十人の負傷者が出ています。この情勢で韓国内の雇用を守らないという態度を示すことが可能でしょうか。現代自が守勢に立たされることは間違いないでしょう。

 最後に燃費誇張問題の思わぬ(?)影響です。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1355301699/88-89
88 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2012/12/13(木) 16:58:53.43 ID:TAO3kfqV
現代車燃費誇張の影響がこれほどとは 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/12/13/2012121301098.html

 今年初めに‘アバンテ’で‘2012北米カーオブザイヤー’を受賞した現代自動車が、‘2013北米カーオブザイヤー’選定では最終6車種(乗用車3車種、トラック3車種)の候補に、1車種も入ることができなかったと発表されて衝撃を与えている。燃費誇張事態以後、米国消費者の信頼を失ったのではないかという憂慮が出てきている。

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▲ 2012北米カーオブザイヤーに選ばれた現代車アバンテ

 米国自動車専門紙オートモチーブニュースは12日(現地時間)、2013年北米カーオブザイヤー最終候補に、乗用車部門でキャデラックATSとフォード フュージョン、ホンダアコードが入ったと伝えた。トラック・ユーティリティ車部門では、フォードC-マックス、マツダCX-5、ダッジラム1500が最終候補に選ばれた。
 ‘2013年北米カーオブザイヤー’は来年1月に開かれるデトロイトモーターショーで、記者団の投票により選ばれる予定だ。

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▲フォード、2012年ニューフュージョン

 今回最終候補に入った6車種は、49人の自動車専門記者が2012年に発売された新車から乗用車11車種と、トラック・ユーティリティ車から10車種の、計21車種を対象に投票して選定した。21車種のうち乗用車11種は、フォードフュージョン、リンカーンMKZ、日産アルティマ、キャデラックATS、シボレーマリブ、トヨタアバロン、シオンFR-S、ホンダアコード、BMW3シリーズ、スバルBRZ、アウディ オールロードだった。トラック・ユーティリティ10種は、フォード エスケープ、C-マックス、日産パスファインダー、インフィニティJX35、ダッジ ダーツ、ラム1500、アキュラRDX、BMW X1、マツダCX-5、現代サンタフェだった。

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▲キャディラックATS

 現代車は今年米国でグレンジャーとi30、サンタフェを発売したが、21車種には1つしか入らない侮辱を受けた。さらにサンタフェが最終候補に入らないことが憂慮をもたらした。
 1994年から始まった北米カーオブザイヤーには、今まで14ブランドだけが受賞する栄光を味わった。フォードが8回で最も多く、GMが7回、2回以上選ばれたブランドはクライスラーとホンダ、メルセデスベンツ、日産、現代だけだ。

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▲ホンダアコード

 審査委員は、革新性、デザイン、安全性、ハンドリング、乗り心地、価値、運転者の満足度などを評価して、受賞者を選定する。審査委員は12月初めに20の候補作を確定して、12日(現地時間)投票により最終候補6車種を選定した。

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 <燃費誇張問題が影響したのかどうかは判りません。しかし現代自は今年、消費者に歓迎される製品を提供できなかった結果がこのように現れたと言えます。また、記者が思わず本音を漏らしたのでしょう、「21車種には1つしか入らない侮辱」とあるように、歓迎される製品を提供できなかった反省をするでもなく、燃費誇張が小さな問題だと考えているのならば、現代自のみならず韓国企業の将来は暗いといわざるを得ません。


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