がた落ち内需と企業実績予測 | Korea Economic News by KANI

Korea Economic News by KANI

韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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ミ( ゚w゚)彡 <8月の貿易収支(速報)では、輸入と輸出が同時に減少する不況型黒字が続いていることが明らかになりました(9月2日のエントリー 輸出不振が低成長を呼び寄せる )。今回は輸出ではなく、8月の内需動向を取り上げます。

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1346888470/313-314
313 名前:蟹 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:3) ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 11:20:32.69 ID:phRe2PJN
内需がた落ち、デパート・マート売り上げ3ヶ月連続減少 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/3/01/20120909/49242464/1
自動車内需3年7ヶ月ぶり、カード承認増加率は3年で最低に
ヨーロッパ危機'9月峠'、政府2次財政投資で景気浮揚

 7月に瞬間的に頭を上げた内需が、再び沈んでいる。デパートと大型マートの売り上げは初めて3ヶ月連続で同時に減少し、クレジットカード利用金額も金融危機後初めて一桁の増加率に落ちた。
 世界経済危機の震源地であるヨーロッパでは、財政危機の去就を分ける大型のイベントが今月に集まっている。
 対外不確実性の拡大によって内需と輸出の同時不振の憂慮も高まっていることから、政府は10日に2兆ウォン規模と推定される2次財政投資強化対策を出して、景気浮揚に出る方針だ。

 9日企画財政部が把握した8月小売り部門速報によれば、内需部門の代表的な指標であるクレジットカード国内承認額は、昨年8月(38兆6千億ウォン)に比べ8.0%増えるのに終わった。一桁の増加率は2009年10月(9.4%)以来初めてだ。2009年11月から33ヶ月間続いた2桁増がついに終わった。8月の増加率は2009年7月(7.3%)以来、3年1ヶ月ぶりになる最低値だ。
 先月の主なデパートと大型マートの売り上げは、それぞれ6.1%と3.5%減った。今回のデパートの減少率は調査資料が蓄積され始めた2005年以降最悪だった、2007年1月(-6.2%)に近い水準であり、さらに3ヶ月連続減少は初めてのことだ。休日営業規制の影響を受けた大型マートは、初めて5ヶ月連続で売り上げが減った。ただし営業規制がほとんど解除されたことから、8月の減少率は7月(-8.2%)より鈍化した。
 ガソリン消費量も2.1%減り、7月(-2.1%)に続いて2ヵ月連続のマイナスになった。これは乗用車利用が減ったという意味で、それだけ消費が縮小していると解釈できる。自動車国内販売も、24.9%減った8万6千72台に終わった。金融危機が実物経済に及ぼす衝撃が最高潮に達した2009年1月(7万3千874台)以来最も少なかった。
 消費財と資本財、原材料輸入は3ヶ月間同時に減少傾向を見せていて、内需と輸出の両方が萎縮していることを見せた。内需指標の一つである消費財輸入は、3月から8月まで6ヶ月連続で減った。3~7月にそれぞれ-4.2%、-7.4%、-5.7%、-7.7%、-3.8%減に続いて、8月(1~20日)は11.6%も減少して2桁まで減少率が増えた。2009年8月(-23.5%)以来最悪だ。6ヶ月連続の減少は、金融危機のあった2009年10月に減少傾向が止まって以来初めてだ。国内設備投資の先行指標である資本財輸入は、8月に18.2%も減って4ヶ月連続で下降を続けた。内需と輸出に使われる原材料は、原油価額上昇にもかかわらず8月は7.8%減って3ヶ月連続減少になり、その幅も大きくなった。
 JPモルガンはこのような輸入急減に"輸入の40~50%が輸出のための輸入であることを考慮すれば、当分輸出劣勢が続くだろう"と見通した。

 世界経済は今月に集中しているヨーロッパ財政危機関連日程で分岐点に立っている。今月最初のイベントになった6日(現地時間)ヨーロッパ中央銀行(ECB)通貨政策会議は、無制限国債買い入れ方針を出して出発は順調だった。
 12日にはヨーロッパ連合(EU)執行委員会の単一銀行監督機構設立案発表、ドイツ憲法裁判所によるユーロ貨幣安定機構(ESM)の違憲審査発表が続く。14~15日にはユーロゾーン財務長官会議が開かれ、ギリシャとスペイン問題を扱うほか、今月中にEUとECB、国際通貨基金(IMF)で構成されたいわゆる'トロイカ'代表団が、ギリシャ事態の運命を導く緊縮履行実績評価報告書を出す。
 来月にはスペインの大規模国債満期が到来する。'ECB効果'でスペイン国債金利は7日、4ヶ月ぶりに5%台に低くなったが、353億ユーロの満期は依然として不安要因だ。

 対外条件に振り回される可能性が高まっていることから、政府は第2次財政支援強化対策を用意した。10日発表する対策には、'非伝統的方式'を活用した2兆ウォン規模と推定される財政投資対策が盛り込まれる。
 政府はまた、7月にスタートした企財部と金融委員会、韓国銀行、金融監督院などの副機関長級常設協議体であるマクロ経済金融会議を、操り上げ開催する案も検討している。企財部の関係者は"四半期ごとに開かれる定期会議日程を調整して、今月に前倒しで開催する案を議論している"として、"対外条件に注目しながら、国内実物経済、金融・外国為替分野の健全性などを点検する計画"と話した。

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ミ( ゚w゚)彡 <自動車販売24.9%減は9月6日のエントリー「自動車業界大変動」 でもお伝えしましたが、それ以外にもあらゆる指標が悪化していることがわかります。
 9月は第3四半期最後の月とあって、各社の実績予測があちこちで出されています。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1346888470/307-309
307 名前:蟹 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:3) ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 10:18:27.06 ID:phRe2PJN
三星電子‘売り上げ50兆・営業利益7兆’時代開く 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/New2/3/01/20120909/49242498/1
現代車、第3四半期ストライキ後遺症で実績後進
造船・鉄鋼・化学、第3四半期もドロ沼でじたばた

 三星電子がスマートフォン ギャラクシーS3の人気により、第3四半期に'売上額50兆、営業利益7兆'時代を開くと展望された。現代車は季節的要因とストライキ後遺症が増して、期待より振るわないと予想された。造船、鉄鋼、化学などは不振のドロ沼から抜け出しにくいと見られる。

◇三星電子、ついに'営業利益7兆'達成
 9日金融情報業者エフエヌガイドによれば、証券会社3社以上が推定値を発表した主な上場企業107社のうち、66.4%にあたる71社で、第3四半期の営業利益が増えるか黒字へ切り替えると推定された。残りの37社は営業利益が減ると予想された。
 特に三星電子は、第3四半期の営業利益推定値が昨年同期より78.0%増加した7兆5千679億ウォンで、'7兆'突破の夢を実現する展望だ。第2四半期の営業利益は6兆7千241億ウォンで史上最大だったが、7兆ウォンを越えることはできなかった。第3四半期の売上展望値も昨年同期比24.5%増えた51兆3千703億ウォンで、第2四半期記録(47兆5千969億ウォン)を上回ると予想された。
 このような実績は、ギャラクシーS3など携帯電話販売が好調だったことによるものだ。ギャラクシーS3は発売から100日目の今月5日、世界市場で2千万台以上の販売を達成した。
 世界景気低迷やアップルとの特許戦争の中でも、良い記録が予想されると専門家は明らかにした。大宇証券ソン・ジョンホ研究委員は、"ギャラクシーS3の第3四半期販売量を当初1千500万台以上と予想したが、それ以上に売れている"として、"営業利益は7兆5千億ウォンに達して、記録を更新するだろう"と分析した。
 LG電子も新スマートフォン オプティマスGに対する期待が高まり、第3四半期に2千586億ウォンの営業利益をおさめると予想された。昨年同期と違い黒字に転換する。しかし売上額は12兆9千786億ウォンで、昨年同期より0.6%増加に終わると推定された。
 現代車は第3四半期の営業利益推定値が2兆2千620億ウォンで、昨年同期より13.4%増加した。売上額は20兆6千463億ウォンと8.9%増が予想された。現代車の第3四半期売上額と営業利益推定値は、前期よりそれぞれ5.9%と9.6%減った。
 起亜車の第3四半期売上額と営業利益推定値は、それぞれ11兆8千466億ウォンと1兆1千150億ウォンで、昨年同期より良いが、前期よりは振るわなかった。
 三星証券ユン・ピルジュン研究員は"自動車がオフシーズンに入ることと、ストライキの影響が拡大しているため、第2四半期に比べ実績は低くなるだろう"と話した。

◇鉄鋼・造船・化学、'ドロ沼'でじたばた
 鉄鋼、造船、化学業種は、第3四半期も不振のドロ沼から脱出できないものと見られる。
 POSCOの第3四半期営業利益展望値は1兆1千510億ウォンで、昨年同期より10.6%減り、現代製鉄(2千684億ウォン)は6.1%減少した。LG化学(6千142億ウォン)、湖南(ホナム)石油(2千29億ウォン)、錦湖(クムホ)石油(1千32億ウォン)はそれぞれ15.2%、48.5%、52.9%減ると予想された。
 また現代重工業(6千367億ウォン)が30.5%、大宇造船海洋(1千552億ウォン)は41.1%それぞれ減少すると推定された。
 消費低迷によって、通信、流通など内需業種も実績改善を期待し難い。SKテレコムの第3四半期営業利益推定値は4千834億ウォンで、昨年同期より8.7%減少、KT(4千163億ウォン)は19.4%、LGユープラス(615億ウォン)は35.2%、それぞれ減ると予想された。
 昨年手数料問題で困惑した流通業界では、実績が多少改善されると見られるが期待を満足させるには至らないと予想される。ロッテショッピングの第3四半期営業利益推定値は3千535億ウォンで、昨年第3四半期より0.4%減り、イーマート(2千227億ウォン)と新世界(372億ウォン)は基底効果によって、それぞれ10.6%、9.0%増加に終わった。
 最近では、米国のいわゆる'財政絶壁'に対する憂慮が大きくなっていて、第4四半期の対米輸出が厳しくなるという憂慮が出てきている。財政絶壁は今年末に減税恩恵が終了して、来年から10年間に約1兆2千億ドルの財政支出が自動削減されることで実物経済に影響を与える現象をいう。
 三星電子の場合、第4四半期も後続作であるギャラクシーノート2人気に力づけられて、売上額54兆3千561億ウォン、営業利益7兆4千135億ウォンに増えて、記録をずっと更新して行くと展望された。
 しかし財政絶壁の憂慮から、米国経済が再び不安定な傾向を見せる場合、全世界へ与える影響を無視できないものと見られる。

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ミ( ゚w゚)彡 <現在韓国では長短金利の逆転現象が続き、3年物は2ヶ月以上、5年物も8月23日から、基準金利の3%を下回る金利で取引が続いています。特に9月5日と6日には10年物まで3%を下回りました。将来にわたって長期間不況が続くと見られているだけでなく、株式市場から離脱した資金が国債に向かっているという分析もありますが、いずれにしろ国内景気の悪化に対して手を打たねばならず、9月13日の金融通貨委員会では基準金利を引き下げるという見方が有力になってきています。FRBの第3次量的緩和(QE3)に対する期待する向きもありますが、その効果を疑問視する声も強く、韓国が世界的な不況に振り回される期間は相当長くなりそうです。