赤字受注と赤字企業の受注 | Korea Economic News by KANI

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韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/asia/1297156470/234

234 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2011/02/11(金) 11:26:29 ID:W9ofu8et
3年連続赤字の韓電、海外発電所受注競争で相次ぐ苦杯 【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2011/02/11/2011021100781.html?Dep1=news&Dep2=headline1&Dep3=h2_02

 韓国電力(韓電)が昨年、海外での発電所受注競争で相次いで苦杯をなめたと、中央日報が11日報道した。韓電は2年連続して赤字を記録したという理由で、入札では書類審査も通過できずに脱落した。韓電は昨年も赤字を記録して3年間連続赤字になっている。これにより今年からは国家戦略産業の原子力発電所輸出も、相当な支障をきたす展望だ。工事期間が長い原子力発電所の場合、事業者の財務能力を綿密に検証する。

 同紙によれば韓電は昨年4月、インドネシアが発注した660MW級バリ石炭火力発電所(予想工事費12億ドル)入札に参加した。同様な発電所建設と運営経験が豊富な韓電は、価格だけの問題だと判断して入札戦略を立てた。だが、誤算だった。適格審査(PQ)から脱落したために、本入札には参加もできなかった。PQとは、財務諸表と信用等級などを書類で審査して、非適格者を判断することだ。韓電海外事業開発処キム・ヒョジョン次長は、“他の部分は全く問題がなかったが、2年連続の赤字が脱落原因になった”と中央日報に話した。

 書類審査脱落はその後も続いた。昨年6月にはエジプトで発注した複合火力発電所(予想工事費未定)入札でも、同じ理由で脱落した。韓電側は“適格審査脱落後、他国企業とコンソーシアムを構成して参加する方式を推進している”として、“このため主導的な役割をすることができなくなった”と同紙に話した。10月にインドネシアで発注した石炭火力発電所(予想工事費4億ドル)入札もまた、‘最近3年間で2年以上黒字でなければならない’という条件を満たせず、脱落危機に陥った。韓電は“国家と信用等級が同じだ”と説得したあげく、かろうじて書類審査を通過する騒動を行わなければならなかった。

 韓電は、原油価格が1バレル100ドルを上回るなど燃料費負担が急増した2008年に、歴代最高の3兆6千592億ウォンの営業赤字を出した以後、2009年も5687億ウォンの営業損失を出した。昨年も1兆7874億ウォンの営業損失を出した。

 韓電のこのような赤字は、原価を割っている電力料金のためだと分析される。政府は物価安定を名分に電気料金引き上げを抑制してきた。このために石油など他のエネルギー価格より、電気料金が相対的に安くなり、企業や家庭では電気暖房を入れるなど電気使用量を増やしてきた。韓電は赤字原因に対して、“冷暖房需要増加および景気好転などにともなう電力使用量増加で、売上額は増加したが、電力需要急増にともなう購入電力費および購入電力量増加で、営業利益などは減少した”と説明した。


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ミ( ゚w゚)彡
 <公共料金値上げ問題に絡んで、必ずといってよいほど登場する韓電の赤字問題ですが、以外にも国外で悪影響が出ていました。

 適格審査も当然といえば当然で、完成引渡しまでに財務面で問題が生じないか、資金計画は大丈夫かは、発注側にとって心配しすぎということはありません。UAE原発に関する資金計画でも韓国側の用意が出来ておらず、いまも走り回っているという話もあって、技術面以外にもかなり無理をしていることをうかがわせます。

 なお元になった中央日報の記事ですが、ここにある以上の内容ではありませんでした。念のためURLを表記しておきます。

http://news.joinsmsn.com/article/949/5039949.htm