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あなたの心はドライハート
潤うのが怖い
傷つくのがつらい
あなたの心はドライハート
デリケートにすぎてしまう
内側エリア触れさせないよう
固い固い殻でおおった
一見とても強靭な函(はこ)
誰が見ても魅力的なデコレーション
春に浮かれすぎず
夏に脱ぎすぎず
秋に憂いすぎず
冬にぬくもりを求めない
ガラスのように砕けた時
「二度とこんな想いはしない」 と誓い
割れないしなやかさを盛り込んで
恋の熱さで焼けただれた時も
「二度と恋などしたくない」 と枯れるまで泣いて
氷の宮殿に氷の城壁張りめぐらせて
来る者すべてを遠ざけた
生きてゆけないから
うまく笑う事だけ覚えたら
笑った顔で固まっちゃった
愛の光
届かなくて悲しくて
「せめても」と愛しているうちに
愛する衝動止まらなくなっちゃった
こんな痛い愛でいいのかしらって
天に祈りをささげても
想いも丸ごと凍っちゃった
冷たさ感じさせるのイヤだから
温かく愛そうとしてたら
氷の分だけ熱が必要で
誰かに心地よく触れるたび
心の内側いつも大やけど
疲れることも眠れないことも忘れるほどに
こんなじゃ死んじゃうって
氷も熱も捨て去って
水分熱分蒸発させて
乾いてみたら
ちょっとだけ楽になった
だからあなたはドライハート
日ごとに殻の厚みが増していく
「誰も知らない」
「誰もほんとうの私を知らない」
その心地よさと どんよりした寂しさは
燃えながら走るのとも
凍えながら微笑むのとも違って
自分がここにいるんだか
いないんだかも
ホントはわからない感じ
浮いてるような
埋もれてるような
あるような ないような
感じ
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誰にも割れない
分厚い殻を
あなたが割ると言いはるならば
それなりの覚悟はしておいてね
自分でも
何が飛び出るのかわかってないからね
泣き叫ぶのか
暴れ逃げ出すのか
立ち止まり消えちゃうのか
なんだかネガティブにしか思えないから
命がけの作業なのよ
こんな信頼はないのよ
最後のピュアラブ
乾ききった分厚いバリアから絞りだした
きっと私の最後の一滴
あなたにあげる
やり遂げてよね
あなたは見えてるとうそぶくけれど
ほんとうに自信がないのよ
残っているのかも
もうわからないのよ
必ず見つけてね
私のウェットハート
そして寄り添わせてね
あなたのウェットハート
やさしく触れて
そっとそっと 抱きしめて
もっともっと やさしくさわって
いま
あなたに見えてる私は嘘よ
ぜんぶぜんぶ嘘なのよ
それでもいいの?
ほんとうにいいの?
あなたといると安心
悔しいけれどとても安らぐ
やさしく
やさしく
やさしく
やさしく
やさしく
どこまでも
どこまでも
いつまでも
やさしく
していてね
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四季を貫こうとする
ほほ笑みの意志を携え
昼夜を超えようとする抱擁で
胸を張り
僕があなたへ踏み込むと
すでに
あなたが
濡れていた
SKLViLKS
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