22年間飲み続けたリボトリール0.5mgを約1年6ヶ月で断薬し、2023年4月27日に最後の8分の1錠を飲んで今日で1年3ヶ月が経過しました。

22年間飲み続けたリボトリールは最初の12年間は1ヶ月40錠ぐらい、残り10年間は1ヶ月20錠ぐらいです。

日記などに服薬量を記載していたりしたので、およその服薬量が分かります。

残り10年間の服薬量が減ったのは、リボトリール0.5mg1錠はデパス0.5mg6錠分の力価がある最強の抗不安薬と知ったからです。

 

今の現状はというと、日常生活がそれなりにしんどいということです。

お腹全体に漠然とした不安緊張感が常時込み上げています。

不安緊張からくる腹痛もあります。

リボトリールの長期服薬で、ホメオスタシスが働き、ギャバ受容体の減少が起こっており、それがまだ回復していないというのと複雑性PTSDの症状として、ストレス反応が止まらないように遺伝子の働き方が変化しているのが重複しているからです。

慢性疲労症候群という感じです。

ベンゾジアゼピン系は2010年のネイチャーという雑誌で、腹側被蓋野から側坐核にかけてドーパミンが増えると発表されているので、長期間の服薬でホメオスタシスが働き、脳内のドーパミン受容体の減少がまだ回復できていないというのが考えられます。

複雑性PTSDという原疾患があるので、とても疲れやすいというのも重複しています。

7月19日に39度の熱が出て、それから仕事を休んでいて、8月4日までの17日間連続で仕事を休むつもりです。

 

今現在、肘の使い過ぎで両肘が痛く、慢性気管支炎で痰がつまり、咳がでます。

 

以前働いたら負けというYouTube動画がありましたが、今の私は、リボトリールを飲んでいないから、今日も勝ちと自分に言い聞かせています。

それでも減薬から断薬して約2年8ヶ月行きつ戻りつしながらも、着実に脳が回復に向かっていると思います。

立ち眩みのような症状がかなり減少したのが良かったです。

 

 

リッチーさんのブログ

20年のベンゾジアゼピンの服薬で、断薬して8年ぐらいから体調が良くなる。

私も今後5年以上の体調不良を覚悟するに至りました。

    ↓

断薬10年目 | どうしよう 俺 (ameblo.jp)

10年前から依存症の病院の自助グループには、通っています。

 

そこでたくさんの人と出逢い、ベンゾとアルコールについて学んでいます。

 

そこでわかったこと

 

多くの人たちが、

 

ベンゾ止めてもアルコールは止めない

アルコール止めてもベンゾは止めない

 

そして

 

全員、体調が悪い

 

です。

 

また、不思議なことは皆さん口を揃えてこう言うのです。

 

「俺はリッチーと違ってコントロールできるんだよ」

 

なるほど。。

 

そこで私はこう言うのです。

 

はい、私は皆さんとは違いコントロールできない依存症者です。

だから、コントロールすることを諦めたのです。

 

以下貢ぎすぎる女医さんの、まともなコメント

       ↓

主治医を選ばないとひどい目に遭うどころが人生めちゃくちゃになる、今はそういう時代である。特に精神科は、患者が増えすぎ医者不足が著しく、精神科基礎研修すら受けてない医者が続々精神科に参入している。つまり皆さんは数多いる「危険な医者」の中から、主治医と呼ぶに値する「まともな医者」を選び抜かなければならない。選択を間違えると、精神科の場合廃人になる。精神の薬を多剤処方されると認知機能や運動機能が低下するからだ。

 

たくさんの薬を飲んでるのに全然良くならない!

 

あなたは今、そういう状況に陥っていないだろうか。精神科アルアルなどと言ってる場合ではない。最初は不眠で受診しただけなのに、気づいたら「本物の精神病」になっていたという悲惨な患者が後を絶たない。こういう患者はたいてい主治医を選ばず、良好な医師患者関係を作らず、診察なんか必要ないからさっさと薬だけ処方して欲しいなどと考えていた人たちだ。

 

振り返ってみれば、ベンゾを初めて処方されたのは耳鼻科だった。

主な症状は目眩。耳鼻的な処方を色々試した結果、特に効果無し。

最終的に出されたのが、デパスの0.5mg。

飲めば不思議と目眩、クラクラ感、ほてり、動悸が無くなり仕事がはかどった。

この頃は、単なる「安定剤」程度の認識で、なんと素晴らしい薬なんだと興奮したのを覚えている。

 

自分のブログは特に特色のない、ありふれた減薬ブログと常々思っており、読者数を増やそうとかにあまり興味は無い。そもそもメインの目的は自分の減薬モチベーションの維持と備忘録である。

でも先日頂いたコメントで、気が付いた。

 

このブログの最大の特徴は海外発信と言う事。悪魔と魂を取引した日本の精神医療と海外のベンゾへの姿勢の違いををつぶさに記して行くことで、このブログが何らかの社会貢献に繋がる可能性に気が付いたのだ。

 

もちろん海外のドラッグの蔓延は日本の比にならない程、深刻だ。

 

その点ではほぼ全ての日本人が薬物に手を出さない姿勢を美徳としている点は素晴らしい事である。

 

一方、病院で処方された薬は何の疑いも無くありがたく服用する。こう言った日本人の真面目な性格を巧みに利用して莫大な利益を得ているのが製薬会社と精神医療医である。

 

ほんの一例だか、日本のあらゆる街にあるメンタルクリニック。そこの院長が所有する数々の高級車にお気づきでしょうか?

 

製薬会社の若手エリートMRの派手な生活振り、目の当たりにした事はありますか?

 

それらの源泉は、日々の生活に窮する庶民の健康である事を決して忘れてはならない。

 

もちろん、日本にも高い正義感・志を持ち、自己の犠牲を顧みず弱者の救済にあたっている立派な先生方が沢山いる事も知っている。

 

しかし、それらを差し引いても今の日本の精神医療の横暴は目に余る物がある。

 

今後もこのブログでは自分の減薬に関する内容が殆どだと思うが、この様な日本の精神医療の惨状と現地の医療とを比較して感じる事があれば随時記して行きたいと思う。

 

テーマ:
 

依存に至るまで

 

精神医療に繋がってしまった当初、クスリに頼り続ける事に違和感があった為、頓服で凌いで行きたいですと勇気を出して申告した。医師は言った。

 

『私の指示通りきちっと飲んで症状を抑え続けるのが回復への近道だ。朝の症状を抑える為に就寝前にデパスを1mg追加だ。さもなければいつまでたっても治らないぞ。』

 

当時はベンゾのヤバさ、医師の不義理など全く頭に無かった為、言われるままに増薬に至った。減らしたくて申告したにもかかわらず…。

 

この医師の処方は実際は無理矢理症状をカバーして隠しているだけに過ぎない。そうこうしているうちにに依存。そもそも、当初はこんなに飲む必要はなかった。今、当時の三分の一以下で殆ど同じ体調なのだから。ベンゾは根治治療が出来るものではない。単なる麻薬による麻酔。依存するまで飲むように指示する理由は?

 

理由は一つだけ。

 

儲けである。依存したら後は、這ってでも定期的に通院するATM 人間。儲け第一主義反社会勢力の精神科医の典型。

減薬が進むに連れて、当時の誘導的なやり取りがふとした時に思い出されて、やり場の無い怒りに襲われるのである。

 

 

 

テーマ:

成り行きで216時間(9日間)の断薬に至りました。今回摂取した理由は必要に駆られででも無く、不意の離脱症状発に備えてです。このまま完全頓服宣言出来るかも知れません。

 

久しぶりのベンゾ摂取で感じた事は、やはりベンゾの効果は顕著で、脳への作用が明確に実感される事です。僅か0.125mgなのに妙に意欲的になって仕事が捗るのです。(以前から薄々気が付いていみしたが…)

このベンゾ漬けだった6年半、死にものぐるいで頑張った仕事は、実力では無くベンゾで作り出された虚像かも知れません…

 

 

ここ数年、皮膚トラブルに見舞われる事が増えました。日本とは異なる気候やアレルギー物質が主な原因だと思いますが、最近特に症状が酷く悩まされています。

 

この2週間ほど、顔のただれと痒みが酷いため、余り良くないのは承知の上ですが子供が以前日本で処方してもらったステロイド系の軟膏を使用してみました。流石のステロイド、翌日には痒みが治まったため、暫く継続すれば取り敢えずは解決と簡単に考えていました。

 

が、ステロイドを使用した2日間とも、以前から断続的に悩まされている目眩や眩しさ目のかすみの症状がある事に気がつきました。また、その翌日は使用を中断したところ、これらの症状は明らかに軽快していることに気が付きました。

 

実は持病のアレルギー性鼻炎対策としてステロイドの点鼻薬(ナゾネックス?)の使用を始めた時期と目眩や眩しさの症状が出始めた時期が一致します。点鼻のステロイドは局所使用のため極めて安全との説明でしたが、基本的には毎年春先の2、3か月使用に留めていました。

9年前のベンゾ使用のきっかけとなった目眩や眩しさはステロイドの副作用ではないか?との疑問がでてきました。

 

ネットで調べた感じだと完全に当てはまる事例は見つかりませんが、アレルギーとその薬との付き合い方も見直す必要があるかも知れません。

 

テーマ:

断薬から1年5ヶ月余り経過しました。減薬時代から経験してきた各種症状は不思議な変遷を辿っています。

 

まず喉の強烈な不快感が約1年半、その後、逆流性食道炎による胃の不快感が1年、そして現在は睾丸を含む下半身の疼痛が約3ヶ月続いています。

 

不思議なことに新しい症状が発生すると、しだいに前の症状の不快感がかなり改善すると言う経過を辿っています。

 

現在の下半身の症状については、超音波検査などにより腫瘍など、明確な原因が見られない状況です。

 

断薬を達成した日から1年半を経ても、離脱症状の芽が身体のいたるところに潜んでいる事に不気味さを感じています。

 

今の下半身の不快感についても、時間が解決してくれるものと信じてやり過ごしていく事にします。

 

医学的な見解として、精神薬の離脱症状は、薬をやめて数日長くても数週間(1ヶ月程)、それ以上続く症状に関しては、違う症状が出たと言う事です。

しかし、現実は違うのです。

何年も続く、過酷な状態。

しかし、国も医師達も、私達の話は聞いてくれない。

そんな人達と同じような人間にならないで下さい。

聞く耳をもって下さい。

 

精神薬の離脱症状と共に暮らしている人達が少しでも心穏やかに暮らせるよう、優しく見守ってくれる存在となって下さい。

 

 

あなたの自信を下げる
「マイナスの思い込み」をなくそう

久世浩司: ポジティブ サイコロジースクール代表

なぜ、一流になる人は「根拠なき自信」を持っているのか?

2分間の「パワーポーズ」をとることで
やる気が高まる

 たとえば、(1)「減点思考」の持ち主は、人の目に触れる仕事が苦手です。会社でのプレゼンや発表、友人の結婚式のスピーチやパーティーでの乾杯の挨拶、さらには就活や転職をする際の面接など、大事な場面で緊張して、本来の自分らしさを出せないで損をしがちです。

 そこで、おすすめなのが「パワーポーズ」をとって、心の準備をする習慣を身につけることです。ハーバード大学の教授であるアミィ・カディ博士は、ビジネススクールでMBAの生徒に教える際に、ある男女格差に気づきました。男性の方が女性よりも競争的で、成績も少し上回っていたのです。

 その違いの原因のヒントは、教室での生徒の姿勢にありました。男性は背もたれに腰掛け、足を机の上に上げるなどして自分の体を大きく見せようとしています。それに対して、女性は体をすくめ、両腕を組んで自分が小さく見える姿勢をとっていたのです。

 授業で発表をする際も、男性は胸を開いて堂々とした姿勢で、見た目の力強さを感じさせました。その印象が、教授の評価に影響を与えていたのかもしれません。しかし、外見の違いだけではないことが、その後の研究により証明されたのです。

 実験で、カディ博士はある対象者に2種類の「パワーポーズ」をそれぞれ1分間とってもらいました。別の対象者には2種類の「弱いポーズ」を1分ずつとってもらいました。その後、両グループに賭け事を行ってもらい、どんな気分かを調べたのです。

 パワーポーズとは、非言語コミュニケーションの一種で、スペースを大きくとる「広さ」と手や腕を広げる「開放さ」がその特徴となっています。弱いポーズとは、空間をとらず、腕や足を組んで閉じた印象を与える姿勢です。

 カディ博士が発見したのが、このポーズが他人だけでなく自分自身の気持ちにまで変化を起こすことでした。

 実験でわかったのが、パワフルなポーズを2分間だけ取ることで、ストレスホルモンであるコルチゾールが減少し、やる気を高め不安を抑える男性ホルモンであるテストステロンの分泌が増加したのです。

 一方で、弱いポーズを2分間とった対象者は、コルチゾールが増え、テストステロンが減りました。ストレスに過敏になり、自信が持てなくなってしまったのです。このようにポーズの違いによって、外見の印象が変わるだけではなく、ホルモンの分泌までが変わり、体の内面から自信を変えてしまうのです。

 大事な仕事の前には、個室や人のいない会議室などに入り、2分間パワーポーズをとる習慣を始めましょう。

 会議などで話をする前には、肩甲骨を回してほぐし、胸を広げ、自分の体を大きく堂々と見せるようにします。質問に答えるときは、座ってうつ向いたままでなく、立ち上がって机に手をつき、少し前のめりの姿勢を取るのもいいでしょう。存在感が出て、周りも注目してくれるはずです。

 これらは、「減点思考」というマイナスの思い込みを手放し、自信を内面から生み出す良い習慣となります。

久世浩司 ポジティブ サイコロジースクール代表
1972年岐阜県大垣市生まれ。慶應義塾大学卒業後、P&Gにて、高級化粧品ブランドのマーケティング責任者としてブランド経営、商品・広告開発、次世代リーダー育成に携わる。在職中にレジリエンスについて学び、応用ポジティブ心理学準修士課程修了。P&Gを退職後、ポジティブ心理学の実務家を育成する社会人向けスクールを設立。レジリエンスを活用した企業人材の育成に従事。認定レジリエンスマスタートレーナー。企業向けの「レジリエンス・トレーニング」は、NHK「クローズアップ現代」や関西テレビ「スーパーニュース」でも取り上げられた。主な著書に、『世界のエリートがIQ・学歴よりも重視!「レジリエンス」の鍛え方』(実業之日本社)、『なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか?』(SB Creative)、『リーダーのための「レジリエンス」入門』(PHP研究所)等がある。

※本連載は、今回で終了します。

 

それでは、ポーズが気分を左右することはあるのでしょうか?
2つの研究結果をもとに考えていきたいと思います。

■ポーズが気分を左右する?!

1.社会心理学者エイミー・カディ教授の研究

非言語表現(ポーズ)が人間に与える影響について研究している、ハーバード・ビジネス・スクールのエイミー・カディ准教授らの研究において、身体を大きく広げるようなハイパワー・ポーズは、幸福感ややる気を高め、ストレスを減らすという結果となり、一方、身体を小さく縮めるようなローパワー・ポーズは、逆効果となるという結果が得られました。

参考図書:Amy Cuddy『Presence Bringing Your Boldest Self to Your Biggest Challenges』2015

研究の概要

ハイパワー・ポーズのイメージ ローパワー・ポーズのイメージ

  • ①まず、被験者の唾液を採取し、それらのテストステロンおよびコルチゾールレベルを測定。
  • ②次に、被験者に2分間、ハイパワー・ポーズか、ローパワー・ポーズのいずれかのポーズをとってもらう。
  • ③最後に、ポーズをとった後の唾液を採取し、再度テストステロンおよびコルチゾールレベルを測定。すると、ハイパワー・ポーズは、テストステロンを20%増加させ、コルチゾールを25%減少させることが判ったのです。

○テストステロン

バイタリティを高めてくれる男性ホルモン。
男らしさに関係するホルモンですが、女性も分泌しています。
幸福感を感じたり、やる気を高める物質であるドーパミンの分泌を促します。

○コルチゾール

ストレスホルモン。
ストレス状況下において重要な役割を果たすホルモンですが、過度なストレスにより分泌が増えすぎると、免疫系や脳に影響を及ぼします。

2.九州大学大学院の研究

2つ目の研究をご紹介します。九州大学大学院の研究グループは、心理学実験を通じて、人は腕を上に動かすと快くなるという研究結果をまとめました。

研究の概要

  • ①まず、被験者に、タッチパネルディスプレイ上に現れるさまざまな感情を呼び起こす画像を観察してもらう。
  • ②次に、その画像が消えた直後に画面を指示通りに左右上下にスワイプしてもらう。
  • ③最後に、その画像がどのくらい快・不快であったかを測定。

九州大学大学院の研究グループによる研究方法の図解

九州大学大学院の研究グループによる研究方法の図解

出展:九州大学大学院研究グループ「過去の感情を未来の動作で書き換える」

上方向に腕を動かすと、直前に見た画像を快く感じ、下方向に腕を動かすと、直前に見た同じ画像を不快に感じることが判ったのです。
詳細な研究内容については、「過去の感情を未来の動作で書き換える」を参照してください。

■ポーズの整形学的効果

ここまでは主に心理学や内分泌学の面から見てきましたが、整形外科学の面においても、腕を上げることによるメリットがあります。
バンザイのポーズは、「ゼロポジション」と呼ばれ、肩が最も安定しているポーズのため、身体が楽なのです。
正確なゼロポジションは、「130度から150度の挙上位」とされ、「両手を組んで頭を支える時の肩の位置」です(参考図書:『整形外科学』改訂第4版、2017年)。
ゼロポジションは、最も力を発揮しやすいポジション(姿勢)とされ、テニスのサーブや投球動作など、あらゆるスポーツの基本姿勢となっています。
また、肩回りの筋肉の血行不良を防ぐ姿勢でもあるため、肩こりの解消にも役立ちます。肩回りの血行不良が改善すると、顔色が良くなり、見た目も元気そうに見えます。

いかがでしたか?
元気になりたいときは、腕を大きく上に動かして、ガッツポーズをしましょう!

ファイナンシャルプランナー 萩原 有紀

 

自信がわいてくる「ハイパワーポーズ」とは|自信を持ちたいときに読む話③

自信がわいてくる「ハイパワーポーズ」とは|自信を持ちたいときに読む話③

自信というのは、「大丈夫、できる!」と言い切れるまでに努力を積み重ねた証拠でもあります。だから自信満々の人を無条件に信頼してしまうし、きちんと知識やスキルがある人でも自信がなさそうにしていると「大丈夫なのかな」と身構えてしまうのです。

しかし、面接やプレゼンといった「いざというとき」に自信に満ちた姿を見せるのは、なかなか難しいものですよね。そんなとき取り入れたいのが「ハイパワーポーズ」です。

連載「自信を持ちたいときに読む話」、今回は、今からすぐに取り入れられる「ハイパワーポーズ」についてご紹介します。

目次

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ハイパワーポーズとはどういうもの?

ハイパワーポーズとは「自信に満ちたポーズをとることで、実際に心に自信がわいてくる」というもの。顔を上げ、胸を張り、肩を後ろへ引いた姿勢のことを指します。例えば、

  • 腰に手を当てて仁王立ちした「スーパーマンのポーズ」
  • イスの背もたれに体を預けた状態で両腕を頭にまわすポーズ
  • テーブルに手をついて少し前傾姿勢になったポーズ

などが、ハイパワーポーズの代表例。

人はハイパワーポーズをとると、自然と心に勇気がわいて自信を持つことができるのです。ニュースなどでも、大統領や首相が腕を開き、胸を張っている様子を見ることができますよね。
顔を上げ、胸を張り、腕を広げている姿は、堂々としていて自信に満ちて見え「なるほど国を代表する人だな」と思わせます。

逆に「ローパワーポーズ」という姿勢もあります。これはハイパワーポーズの逆で、うつむき、肩を内側に向け、背中を丸めるポーズ。うなだれたり、肩を落としたりしている様子は自信なさげで、逆に「大丈夫よ」と声をかけたくなります。
国の代表が大勢の前でこんな姿を見せたら、多くの人ががっかりすることでしょう。

実は、こうしたポーズが明確に心身に影響を与えることが、実験によって明らかになっています。

ハイパワーポーズが心身に与える影響とは?

ハーバード・ビジネス・スクールの准教授であるエイミー・カディ氏が2012年に、姿勢が心身に与える影響についての実験結果を発表しました。

これによると、ハイパワーポーズをとったグループは

  • 自信を高めるテストステロン(いわゆる男性ホルモン)が19%増加
  • ストレスを感じさせるコルチゾール(副腎皮質から分泌されるステロイドホルモン)が25%減少

した一方、ローパワーポーズをとったグループは

  • テストステロンは10%減少
  • コルチゾールは17%増加

したことが判明。

つまり、自信に満ちたポーズをとると、実際に自信を高め緊張を和らげる状態になり、逆に自信のないポーズをとり続けるとさらに精神的な緊張が高まる、ということが実証されたのです。

また、カディ氏は、ハイパワーポーズをとるグループと、ローパワーポーズをとるグループにそれぞれ2分間ポーズをとらせたあと、精神的に負荷がかかる面接を受けさせました。
その後、面接を受けたグループとは別のグループに面接風景を見せ、「誰を採用したいか」アンケートをとったところ、「採用したい」とされたメンバーは全員、ハイパワーポーズのグループでした。

この結果についてカディ氏は、「自信のある態度が評価を高めた可能性がある」と述べています。
つまり、姿勢そのものが精神状態に影響を与える、と言えるでしょう。

ハイパワーポーズって、どういう場面で使うの?

エイミー・カディ氏の研究によって、ハイパワーポーズを2分間とると心に自信がわいてくることがわかりました。では、どういう場面で使えばいいのでしょうか。

それはもう「自信たっぷりに行動しなければならないけれど、できるかどうかわからなくて不安なとき」に限られます。

  • プレゼンテーション
  • 報告
  • 面接
  • 講演

などなど、人前で堂々と振る舞う必要があるときに効果を発揮すると言えますね。
また、商談や交渉の場面など、目の前の人の信頼を勝ち取りたいとき、侮られたくないときなどにも効果がありそうです。堂々とした姿は、相手に対し信頼だけでなく侮れない雰囲気を与えます。

プレゼンや面接、交渉の前に2分間、スーパーマンのポーズをとってみると、ホルモンの分泌量が変化して自信につながる心身の変化を得ることができるかもしれません。
ただ、人前でやっているとちょっと不思議そうな顔をされるので、トイレなど人の目がない場所でやることをおすすめします。

また、資格の勉強中で心が折れそうな時にも効果がありそうですね。
パソコンやスマホの操作、勉強する姿勢はうつむきがちで、肩を落とした姿勢になります。いわゆるローパワーポーズの姿勢になるので、パソコンやスマホの操作、勉強の姿勢が続いていると、気持ちも内向きになりやすいのです。

姿勢は精神に影響を与えるので、休憩がてらハイパワーポーズをとって、内向きな気持ちを中和させましょう。

自信を持ちたいときに読む話

今回は、その体勢をとるだけで自信がわいてくる「ハイパワーポーズ」についてご紹介しました。エイミー・カディ氏の「姿勢が心身に影響を与える」という実験結果は、驚きでしたね。

気持ちが落ち込んでいるときに前向きにがんばりたくなったら、実際に頭を上げて胸を張りましょう!

次回は「自信過剰な人」にならないための注意点についてご紹介します。

参考URL:
テストステロンと自信の関係性
https://trappy.jp/2019/06/06/testosterone/
コルチゾールとストレスの関連性
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2016/87-column-2.html

 

【超簡単】2分で自信がみなぎるポーズ!人生変わった人続出!

【心理学×脳科学】自信研究家・しんのすけ自信研究家

 

 

 

「あんだけ勉強したのに試験があかんかった…。」「自分ってあかん人間かも…。」って落ち込んだり、「今度のプレゼンめっちゃ大事やねんけど、ドキドキしてどないもならん!」って緊張したり、「新型コロナから環境変わりすぎて、これからどうしたらいいのか…」って不安に思ったりしたことない?

たった2分その姿勢をするだけで、自動的に自信が湧いてくるって魔法のようなポーズがあるねん!

「そんなん眉唾もんちゃうん?」っていいたいやろうけど、ちゃんとしたデータもあるんやで。

2分で自信がみなぎるポーズ!

自信がつくパワーポーズを提唱しているのは、元ハーバード大学大学院で社会心理学者のエイミー・カディ博士。

 

 

研究に参加してくれた人を2グループにわけ、パワーポーズと無力(パワーの出ない)なポーズを2分間するようにお願いした。

ポーズの前後に唾液をとってホルモン量を調べたんや。

 

 

 

 

パワーポーズをとったグループは自信に関係があるテストステロンが20%アップし、ストレスホルモンであるコルチゾールが25%減った。

逆に無力なポーズをとったグループはテストステロンが10%ダウンし、コルチゾールが15%アップしたんやで。

 

 

また、パワーポーズのグループと無力なポーズのグループに模擬の就職の面接を受けさせ、意地悪な質問ばかりした。

面接風景をビデオに撮り、実験とは無関係な人に見せ、「採用したいのは誰?」と質問すると、パワーポーズを取った人たちばかりだった!

パワーポーズは面白いけど、なぜカディ博士がポーズにこだわったのか理由があるねん。

カディ博士がパワーポーズにこだわる理由は?

エイミー・カディ博士が19歳のときに交通事故にあって頭を強打。

その影響で自分の取り柄だと思っていたのに、勉強が全くできなくなった。

周囲は「もうあかん」って思っていたんやそう。

だけど、プリンストン大学心理学部スーザン・フィスク教授に「できるフリでいいから、やり続けなさい。」と言われて、大学を8年かけて卒業し、大学院に5年進み、ハーバード大学院の准教授になれたんやで。

カディ博士がハーバード大学院で教えていた時、授業で発言しない生徒に「このままだと落第するよ」とアドバイスしたところ、生徒は「私はもう無理です。」と答えたんやて。

カディ博士は、「できるフリでいいから、やり続けなさい。」とフィスク教授に言われたのと同じ言葉を生徒に返した!

生徒は次の日から最高の発言ができるようになったんや。

パワーポーズをはじめてしたときは、「こんなん茶番劇みたいでかっこ悪い」って思うかもしれへんけど、やり続けていたら自信がついてくるってことや。

パワーポーズはお金も道具も時間もかからんし、人生変えれるんやったら、やる価値ありやな。

 

■1人で食事していた娘が行っていたことは何と...

その後、私は大学を卒業して就職したタイミングで実家を出て、父や弟が食べ物をかき混ぜる姿を見ることはなくなりました。

もちろん、結婚して息子と娘を授かった後には、子どもたちにも食べ物を必要なくかき混ぜないように言って聞かせ、子どもたちもそれを守ってくれていると思っていました。

私の母も、私たち一家が帰省する時にはかき混ぜて食べることはできないような食事を用意。

子どもたちが真似しないよう、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられた食べ物を目にする機会をなくしたのです。

しかし、3年前に娘が中学受験を間近に控えたある日、妻が深刻そうな顔をして娘のことについて話し始めました。

前日、妻は夜に用事があって私と息子の帰りも遅かったため、娘が1人で夕食を食べるために、カレーライスを作り置きして出かけていったそうです。

妻は用事が予定より早く終わって、帰宅してリビングに入ったところ、なんと娘がカレーライスをかき混ぜている姿に遭遇したそうです。

娘は妻の顔を見るとはっとした顔になり、慌ててかき混ぜるのをやめたそうです。

そして、してはいけないと分かっているのだけれど、ストレスが溜まると無意識に食べ物をかき混ぜたくなってしまう、と言ったそうです。

誰もそのようなことは教えていないのに、私の父と同じことをしてしまうなんて...血のつながりは恐ろしいと思いました。

※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。

※記事に使用している画像はイメージです。

フットインザドアとは?具体例と失敗例を解説!他の心理テクニックとの違いもチェック

心理学

Sprocket編集部

フットインザドアとは?具体例と失敗例を解説!他の心理テクニックとの違いもチェック

フットインザドアは交渉や依頼における心理テクニックで、簡単な要求から段階的にレベルをあげて、最終的に大きな要求を承諾させる方法です。この記事では、似た概念のドアインザフェイス、ローボールとの違い、フットインザドアの具体例と注意すべき失敗例を解説します。

「人を動かす」心理学の使い方をご存知ですか?すぐに実践に活かしたいという方に向けて、ポイントをまとめた資料をご用意しました。

→解説資料のダウンロードはこちらから

フットインザドア( foot in the door )とは

フットインザドアとは、最初に相手に小さな要求を呑ませ、段々とその要求を大きくしていくことで目的となる要求を承諾させる心理テクニックです。

フットインザドアは、訪問販売のセールスマンが話を聞いてもらうため、扉を閉められないように靴先をドアの中に突っ込む行為( foot in the door )に由来しています。

段階的要請法とも呼ばれ、人間の「一度ある立場を取ったら、その立場を簡単に変えたくない、あるいは意見を簡単に変える人であると思われたくない」という心理、すなわち一貫性の原理を使っています。

わかりやすくいえば、人間は「一度相手の要求を受け入れてしまうと、次の要求を拒否しにくくなる」心理を持っているのです。

例えば、訪問販売の「5分だけでもお話を聞いてもらえないでしょうか」という要求をOKしてしまうと、その次の「チラシを見てもらえませんか」「今契約すれば初回の水代が無料ですので、ウォーターサーバーを試してみませんか」といった要求もOKしやすくなってしまうでしょう。

フットインザドアとドアインザフェイスの違い

ドアインザフェイスは、最初に大きな要求を相手に断らせたうえで、譲歩案として本来の要求を提示し、相手に承諾させる心理テクニックです。

ドアを目の前でぴしゃりと閉める「門前払い( shut the door in the face )」に由来しています。

譲歩的要請法とも呼ばれ「相手が何かしてくれたら、こちらも返さなくてはならない」と感じる返報性の原理を使った交渉術です。

例えば、30万円で契約を取りたい場合、あえて最初に50万円の見積書を提示して「高すぎる」と断らせます。その後「頑張ってプランを変更し、値引きをした結果」として30万円の見積書を提示すると、相手は「そんなに頑張って値引きしてくれたのなら、契約しないと悪い気がするな」と感じるため契約しやすくなるのです。

フットインザドアとドアインザフェイスは「最初の要求を相手に承諾してもらうかどうか」が異なっています。そのため、要求を小出しにできる初回契約時や、返報性の原理が働きにくい上下関係がある時は、段階的なOKを狙うフットインザドアを、小出しにできる要求がない契約更新時などには、一見譲歩したように見えるドアインザフェイスが向いていると言えるでしょう。

 

Q1:新型コロナウイルス感染症は、他の人にうつすリスクはどれくらいありますか? 新型コロナウイルス感染症では、鼻やのどからのウイルスの排出期間の長さに個人差がありますが、発症2日前から発症後7~10日間は感染性のウイルスを排出しているといわれています(参考1)。

 発症後3日間は、感染性のウイルスの平均的な排出量が非常に多く、5日間経過後は大きく減少することから、特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことに注意してください(参考2)。

 また、排出されるウイルス量は発熱やせきなどの症状が軽快するとともに減少しますが、症状軽快後も一定期間ウイルスを排出するといわれています。

 

198年の芸能人のスタッフ腰はに手をやり余裕のポーズをしている。

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7月31日の近親者の葬儀。ひつぎのまりさんはお人形のようで、中尾が「あんた、こんなにきれいだったのね」と語り掛けた。【笹森文彦】

初の本格的な映画に主演した園まりさん(東京・柿の木坂の東京スタジオ)=1968年8月26日撮影

初の本格的な映画に主演した園まりさん(東京・柿の木坂の東京スタジオ)=1968年8月26日撮影© 日刊スポーツ新聞社

 

ところが1999年にWHO(世界保健機関)とISH(国際高血圧学会)が「140/90以上は高血圧」と定義しました。すると日本高血圧学会もこれにならい、2000年に「140/90以上」を高血圧とし、目標数値を「130/85未満」にまで引き下げたのです。

しかしこの時点ではまだ、70歳代の最高血圧の目標値は150〜160、80歳代では160〜170と、年齢によって幅をもたせていました。ところが2003年になると、日本高血圧学会はこの年齢別の数値も撤廃。何歳だろうが一律に、140/90以上で高血圧とし、降圧剤を処方することにしたのです。

降圧目標は引き上げられたが、相変わらずの医者も

その一方で日本人間ドック学会は、2014年に「新たな健診の基本検査の基準範囲」で、健康な男女グループの血圧上限値を、最高血圧で147、最低血圧で94としました。このため「高血圧の基準がゆるくなった」と報道されたりしましたが、これに対して日本高血圧学会は「科学的根拠の信頼度が低い」と強く反論したのです。

しかし、やみくもに血圧を下げることが必ずしも健康をもたらすわけではない、という科学的根拠が出てきていることもあってか、同じく2014年に日本高血圧学会は、若年・中年層の降圧目標を130/85未満から140/90に引き上げています。また後期高齢者に関しても、降圧目標を150/90と引き上げました。

 

西洋の諺で、

「地獄への道は善意で舗装されている」

を正に地で行く話。

 

 ちなみにドーピングしていないと未だに借じてる人や、ドーピングがどんなものかを知らない人に言っておきますが、朝倉戦でのドーピングの効果は絶大でした。ドーピングは筋肉に作用し、目も筋肉で動くので、眼球運動にも影響を与えます。ですので反射神経も自然とよくなります。テストステロンが出てホルモン値が高くなり、自信満々で試合に臨め、恐怖が減り、それによって踏み込みが強くなりパンチカがとんでもなく増強されるなど、勝ち負けに大きな影響を与えます。格闘技界隈でドーピングのことを知っている人ならわかると思いますが。単純に筋肉が大きくなって、強くなったりスピードがあがるとかだけではなく、メンタルも強くなります。  朝倉未来さんのファーストコンタクトの右ミドルのキレは凄かったです。朝倉未来さんは相当な想いで今回の試合にのぞんでるんだな、仕上げてきたなと思いました。昔の平本ならそれで引いてしまっていたと思います。平本が練習していたのは事実ですが、それ以上にドーピングの効果が目に見えてわかりました。  もしこの内容が嘘だと思うなら、すぐに検査しなければ検出されない可能性があるので、平本側の人間ではなく、第三者的な人間が立ち会って今すぐ検査をしてほしいです。期間的にノルバデックスが体外排出されてる可能性があるので血液検査だけでなく、追加の尿検査や毛髪の検査も念の為実施したほうが確実です。少なくとも/ルバデックスの代謝物質タモキシフェンが検出できるでしょう。  平本のファンは、絶対にしていないと言うものの検査をしてほしいとは全く言わないんですよね。平本の潔白を信じているなら「検査をして証明した方が良い」と言うのが自然ではないでしょうか?  僕の一連の告発、さらにいま追加で検査を実施した場合にノルバデックスの代謝物質タモキシフェンの検出という、事実が明るみに出た際、これを読んでいる"貴方"に僕の告発の真偽を問いたいです。  シバターも平本側から依頼されたと聞きましたが、真実である動画は捏造だと信じて疑わなかったり、反社というワードを出して問題をごまかしたり、平本側の主張だけを都合よく信じているのは、平本を守りたいというより、たくさんお金を貰えるから、自分も久しぶりに数字がとれる話題だから、という気がします。いずれにせよ再検査を強く勧めます。皆さんも真偽を主張する際には、根拠を持って発言するようにしてください。僕は平本にドーピングを教えていたので確実に証拠があります。証拠を持って発言できない人は、証拠が作れるように、今すぐ平本に検査を求めてください。僕の伝えたいことは以上です。  最後に、この度はこのような取り返しのつかないことに加担してしまい本当に本当に申し訳ございませんでした。

 

 

精神科の薬の処方カスケード

 

 

「処方カスケード」という言葉の意味をご存知でしょうか?

 

カスタードクリームが処方されるわけではありません

(すみません)。

 

 

「処方カスケード」とは、

薬の副作用を新たな症状と誤認し、

また別の薬を処方するという負の連鎖のことです。

 

これ、精神科では本当にアルアルですね!

 

 

処方カスケードと似てますが、

精神科の薬は副作用が強い。

医師も副作用と認識したうえで、

その副作用に対する薬をさらに処方する。

 

そして、どんどん多剤大量処方になる。

 

これは、

私も経験しました。

 

ただ、

アカシジアに対する治療薬や向精神薬の副作用で

現れたパーキンソン病的症状に対して、

主治医が薬を新たに処方しようとした時は、

NO!と拒否しました。

 

さすがに、

副作用に対してさらに薬を飲むなんて

愚かだと理解してましたから。

 

それなら、

その副作用の原因となった薬を辞めればいいだけです。

 

癌など命に関わる病気なら仕方ないケースも有りますが、

そもそも向精神薬って命と関係ない薬ですからね。

 

 

 

またまた、この本からです。

 

実際に、

日本の医療現場では多くの精神科の薬を処方されてる患者は少なくはない。

そのような患者が精神科以外に入院してきた場合、

医者は悩ましいようです。

 

「カスケード」とは、

何段にも連なった小さな滝。のこと。

 

ある症状に対して薬を処方し、副作用が出た。

主治医はそれを副作用と認識せず、新たな症状と捉えら また別の薬を処方する。

こういう負の連鎖がどんどん繋がっていく。

 

 

この本の著者の井上真一郎はこう言ってます。

 

処方カスケードのケースでは、

薬を減らす。

もしくは全ての薬をやめることで、症状がすっかり良くなる可能性がある。

 

 

酷い話ですね。

 

「医原病」と表現を変えることもできます。

Q. 「睡眠薬を飲むとメンタルが不安定になる」って本当ですか?

「寝付きが悪い」「真夜中に目が覚めて、その後眠れなくなってしまう」など、不眠症には様々なタイプがありますが、そのときの対処法として睡眠薬が使われることがありますね。一方で、何となく睡眠薬を使うことに抵抗がある方もいるようです。以前普及した睡眠薬の問題点と、改良が進んだ睡眠薬の現状について、解説します。

Q. 「毎日なかなか眠れず、不眠症状に悩んでいます。睡眠薬を処方してもらおうかと考えていますが、メンタルが不安定になるからやめた方がいいと言われて、躊躇しています。睡眠薬を飲むと精神的に不安定になるのでしょうか?」

 

A. ノンレム睡眠とレム睡眠のバランスを壊す睡眠薬には問題点がありました。近年は改良が進んでいます

私たちが一晩眠っている間には、体と脳がともに休んでいる「ノンレム睡眠」と、体は休んでいるけれど脳が活発になる「レム睡眠」が交互に訪れます。健康な成人の平均的な睡眠時間は8時間くらいで、そのうちのおよそ80%がノンレム睡眠、残り20%がレム睡眠です。

健康維持のためにはこのバランスが大切です。とくに、ノンレム睡眠とレム睡眠のバランスが崩れると、私たちは精神不安定に陥ることが知られています。

現在広く使われている睡眠薬は、副作用が少ないように改善されているものが多いですが、少し前までの睡眠薬には、いくつかの問題点がありました。

たとえば、1920年代から1950年代に鎮静薬または睡眠薬として広く使われていた「バルビツール酸系薬物」は、それまでの薬よりも安全性が高く使いやすいと評判になって普及しましたが、いくつかの欠点もありました。

その一つが、服用すると一晩ぐっすりと眠れる一方、日中の活動時に不安を感じたりイライラしたり、また急に笑ったかと思うと怒りだしたりと、感情の起伏が激しい精神不安定の状態が出やすかった、というものです。

この睡眠薬が睡眠の質に及ぼす影響を調べたところ、一晩眠っているうちのほとんどが「ノンレム睡眠」で、「レム睡眠」がなくなっていることがわかりました。この現象は「レム短縮」と呼ばれます。

「レム睡眠がなくなる」ということは、夢をみなくなることでもあり、体と心が一晩中ぐっすりと休んで眠れるからいいように思われるかもしれませんが、逆に日中起きているときに不調が生じてしまうのです。

また、このタイプの睡眠薬を長く使い続けていると、そのうちレム短縮がなくなり通常の睡眠の質に戻ったように思えるのですが、そのようなときに睡眠薬を飲むのを急にやめると、逆に「レム反動」といってレム睡眠の割合が40%近くになることもわかりました。

レム睡眠が多すぎるときは、一晩中悪夢ばかりみてうなされるような状態になり、その影響でやはり日中の活動時にも弊害が起こってしまうのです。

つまり、レム睡眠の割合は、減ってもだめ、増えてもだめ。ちょうど20%ぐらいあるのがいいということです。精神安定のためには、バランスのよい睡眠をとることが大切なのです。

なお、近年は薬の改良が進み、ノンレム睡眠とレム睡眠のバランスを変えないような睡眠薬も開発されています。また、睡眠障害の種類によって適した多種類の薬が使えるようになっています。不眠に悩んでおられる方は、ご自分にあった睡眠薬を選んでうまくご利用ください。

▼阿部 和穂プロフィール

薬学博士・大学薬学部教授。東京大学薬学部卒業後、同大学院薬学系研究科修士課程修了。東京大学薬学部助手、米国ソーク研究所博士研究員等を経て、現在は武蔵野大学薬学部教授として教鞭をとる。専門である脳科学・医薬分野に関し、新聞・雑誌への寄稿、生涯学習講座や市民大学での講演などを通じ、幅広く情報発信を行っている。