イケメンのコーラス・グループ | けんぶるのブログ

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音楽とうまいものとサイクリング


招かれて足を運んだ社会貢献団体主催の年末恒例チャリティー・コンサートで、人気急上昇中のコーラスグループのステージを見た。イケメン5人のル ヴェルヴェッツだ。

会場はホテルの大宴会場。毎年、団体関係者300人くらい集まるそうだが、今年はル ヴェルヴェッツが出るとあって、追っかけファンが全国から300人近く押しかけ、計600人がひしめいた。宴会場には円テーブルがびっしり並べられ、通路もろくにない状態だった。追っかけファンの大半は30~40代女性。

私には初めてのル ヴェルヴェッツ。配られたチラシを見ると、5人は皆、芸大、国立音大、武蔵野音大などの声楽科を出ている。ふ~ん、単なる「クラシックくず」か・・・・。

ステージに現れた5人に、女性たちの黄色い声がドッと湧きあがる。ん?ただならぬ雰囲気だ。まず最初はクラシック。オペラのアリアをアレンジを加えて5人でハモリながら歌い上げる。悪くない。お次は、昭和歌謡。美空ひばりのあまり知られていない曲や、まるでロックのようなイントロで始まる「丘を越えて」・・・・。へえ、面白いじゃん。そして、山口百恵の「さよならの向こう側」。男性コーラスによる百恵は新鮮だった。今度カラオケに行って歌ってみようと思ってしまう。

彼らは発足当時、路上ライブをやっていたと曲の合間で話していた。へえ、本気だったんだなあ。「クラシックくずれ」などとバカにしてすまん。

エンディングに近くなったところで、とっておきの曲を披露した。クイーンのヒットメドレーだった。全10曲を5分くらいの曲にアレンジして一気に歌い上げた。さすが声楽科を出た歌手だけあって、クイーン独特のハイトーンのハーモニーを再現していた。カッコよかった。追っかけ殺到の理由がつかめた瞬間だった。私も素直に拍手していた。

客に配られたチラシには、あちこちでのクリスマスディナーショーの告知。がんばって稼いでくださいよ。イケメン・
ル ヴェルヴェッツさん。

最後に一句。  「 追っかけと   ル ヴェルヴェッツ   冬の夜 」