いよいよ衆議院選挙投票日がやってきました。数多くの政党が乱立し、争点も景気、雇用、消費増税、国防、原発問題などと数多く迷われている方も多いのではないでしょうか。
私はあくまで個人的にですが一番大切な争点はTPPである。と思っています。
グローバリズムだ、自由貿易だ、開国だ(?)と声高に叫ばれるとそれがあたかも絶対的な正義であると錯覚されがちですがTPPは日本の文化やシステムなどあらゆるものを破壊し尽くしてしまう危険なものに思われてなりません。
TPP参加国はアメリカ、オーストラリア、チリ、ブルネイ、マレーシア等など。実質対アメリカ、アメリカの為のシステムと言っても過言ではないでしょう。
アメリカが日本を経済的に侵略しようと手ぐすねひいて待っています。そこにのこのこ参加する必要はないと思います。
まずは農業。日本の平均農地は2㌶との事ですがアメリカはその100倍らしいです。
聖域なき関税の撤廃が前提ならばとても勝負になりません。いくら日本の農作物の品質が高いと言っても激安の農作物が津波のように押し寄せ日本の農業は壊滅的な打撃を受けます。
結果色んな意味で質のあまりよろしくない農作物が流通してしまう事になりかねません。食の安全が脅かされてしまいそうです。
食糧自給率が3分の1に減ってしまうという統計もあるみたいです。
何を言っている、日本の誇る質の良い工業品をジャンジャン輸出すれば良いではないか・・・。という意見も当然出てくるでしょうがアメリカはドル安に誘導してくる気がするのであまり大きな効果は生まれないと思うのです。
他にも国民皆保険や金融、雇用も大きく負の方向にアメリカ主導の元、変化するでしょう。
物事には何事も正の面、負の面がありメリットがデメリットを上回る時にはじめて行動するという選択肢が生ずるものだと思いますがTPPに関してはメリットがデメリットを上回るとは私には思えない。
せっかく有効な景気対策や雇用対策を施してもTPPの参加で全てが壊れてしまう・・・そんな危機感をおぼえたからこそ個人的にはTPPが一番の争点だと思うのです。
私には支持政党がありません。だから新聞や雑誌、ネットで全ての政党の主張を頭に叩き込んでより自分の考えに近いある政党に投票する事にします。
またその政党が一枚岩かどうかも大切な条件。選挙後分裂しそうなところには入れません。
数年に1度(多分)の事ですし日本人として小さいですが1票という権利をいただいているのでたまには真面目にやってみようと思います。
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