久しぶりに横綱が誕生しそうです。大関日馬富士が大関鶴竜を寄り切りで降しこれで１４勝。千秋楽の白鵬戦を残すのみとなりました。たとえ白鵬に負けても１４勝１敗、優勝決定戦を逃しても優勝同点です。２場所で２９勝１敗。見事な成績と言うしかないです。例えば１４勝１敗、１３勝２敗、で連続優勝した曙よりも数字は上ですからね。
もちろん１５勝で連続全勝優勝の可能性もかなり大きいですが。そうなると平成の大横綱貴乃花以来の偉業ということになります。日馬富士には是非とも狙ってほしいです。
しかし日馬富士は強くなりましたね。大関昇進後、「安馬時代の相撲が取れない」と悩んでいたのを思い出します。また大関に昇進して満足していた部分が見受けられた時もあります。
「不甲斐ない大関」として風当たりが強い時期もありました。
私も大関６人の中でダブル佐渡ケ嶽と日馬富士には正直あまり期待はしていませんでした。同じモンゴル出身大関では鶴竜の方が素質があり延びしろがあるとも思ってました。
瞬発力もあるし幕内最軽量の身体で真っ向勝負でぶつかる心意気には感心していたしここ一番での強さは認めていたものの、ムラっ気があって安定感には欠けるというイメージでしたがこの二場所の日馬富士の相撲は横綱に相応しい見事な相撲でした。
ほぼ横綱は確定でしょうがこれからも白鵬に負けないくらい強い横綱になってほしいです。
明日の千秋楽は日馬富士、白鵬のどちらが優勝するかというだけではなく明日の相撲界の行方を占う非常に大きな節目になるような気がしますね。
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