心を閉じる日々
毎日はイヤでも過ぎていく
たまに何も考えたくなく
過去の自分になってぼんやりしてしまう
現在の心は全部鍵をかけて
私しか分からない時間をつくる
はた迷惑だって気づいてる
わがままだって
でも、駄目なんだもん
たまに、現実逃避しないと普通でいられない
こんな風に秋を感じ始める季節は
私が一番苦手な季節
あなたが去った季節
2度も秋だった
リーディングの先生が言ってた前世療法っていうのは
もしかして私たちみたいに糸が絡まってる関係にはいいかもね。
私を捨てた当時、何が行き違いになったの?
私のどこ言葉が不安だったの?
私のどこが信じられなかったの?
どうして諦めたの?
私、瞬きも忘れるくらいkenちゃんを愛してた
それがどうして伝わらなかったの
分からないよ。
どうして捨ててしまうほどに絶望したの?
ここまで考えたら過去も閉じたくなる
この先は闇夜
どん底の毎日だった
だから、あまり秋は好きじゃない
いつも苦しくなって何もかも放り出したくなるから
14年もだよ。
馬鹿みたい。
No.5の封印
CHANELのNo.5は彼との香り
初めて身に付けた香水
香水に鍵かけたの
封印したの
思い出すの胸が痛いから
「一番好きな石はルビーなんだよ。だからクリスマスにルビーの指輪用意して待ってるから」
貰わないで恋は終わった
高価な指輪が欲しかったんじゃない
プレゼントが欲しかったんじゃない
あなたが選んだ物を宝物にしたかった
恋のために生きてた私には
心を見えない糸で結んでくれたらそれで満足だった
多く望まなかったのに
我が儘言う暇もなかったのに
大切な人は去っちゃうんだね
今の夫には我が儘言い放題
結婚して十年
特に努力もしなかった
夫が悪いんじゃない
夫が嫌いなんじゃない
夫が彼じゃないだけ
昨日ニュースで一晩限りのジュリアナ復活を見て
胸が締め付けられた
彼と出会った頃私はジュリアナ大好きだった
遊び人に見える私を色眼鏡なしで選んでくれたから
厚化粧をその日でやめた
コンパクトごとゴミ箱に捨てた
素顔の私を見て、そのほうが好きだと言ったよね
白いマニキュアに長い茶色の髪
綺麗に沖縄の海で日焼けした肌で寄り添ってたあの時間
高価なものにウンザリし
簡素なものが大切だった
バブルを知らない人には想像つかないほどの贅沢をしてた
でも
彼がつけてた路上売りのシルバーリングが好きだった
サイズが大きすぎてネックレスに通して身に着けてたんだっけ
今でもNo.5の香りは魔の香り
二度とつけないって決めてる
あなたとの時間の香りだから
奇跡であなたに再会したら
もう一度身にまとうよ
覚えててね
