神様の知らない恋
長く離れ離れで
神様も気づかない恋をしたんだね。
私が一人思い続けた恋だと思ってたのに
同じ分、それ以上に深い愛情を持ち続けてくれたんだね。
気づかなくてごめんね。
純粋なあなたの心を察知できなくてごめんね。
今は少しだけ心が楽になってる。
同じ想いのあなたがいるんだと思えば
神様が気づかない場所で
ひっそり両思いだなんて
それはそれでとても私たちらしい恋じゃない。
ツインソウルな恋ってこんなものじゃない?
私だけが地獄を見たのだと被害妄想な14年。
私以上に地獄を見たあなたは、どんな過酷な人生を送ったの?
愚痴を言うでもなく、淡々と過ごした日々はどうだったの。
考えるだけで胸が苦しくなる。
逆の立場だったら・・・
私は勇気を持ってあなたを手放せただろうか。
あなたに目の前で手首を切られたら
私は正気で暮らせたのだろうか。
きっとあなたと同じ、心を殺して
ただ息するだけの人生を送ったんだと思う
愛するものを手放す気持ちは
計り知れないけれど
手放されるほうの恐怖も
計り知れないものなんだよ。
真実は年月を経て明らかに。(完結)
彼が未だに独身の理由。
独身ってだけでも私は驚いたのに
理由にはもっと驚いた
あの日私を捨てたのは
ある事情によって他の女性との結婚問題があったからだと。
私との約束を守りたい彼は
必死で解決しようとしたこと。
でも解決する前に
私が現地に駆けつけて
その女性と一緒にいるとこを見ちゃったんだ。
私は勘違いをした。
二股かけられたんだと凄くショックを受けた
彼はその時
私に言い訳しなかったから。
なぜその人と一緒に家に帰ってきたのか
言い訳しなかった
私は不眠のせいもあってか
精神は壊れ、真昼間に彼の目の前で手首を切った。
白昼堂々、アパートの前で。
「彼のいない世界なんていらない」
手首を切る前に私が彼に問いかけた言葉。
「私以上に彼女はkenちゃんを愛せるの?
私以上に大切にできるの?」
凄く苦しい顔をして答えた
「無理だろうね、できないと思う」
「どうして私じゃ駄目なの?なぜ?どうしてなの?」
「もう決めたんだよ。youとはやっていけないって」
これ以上まったく説明をしなかった
そして手首を切った。
その日から彼は死んだように生きてきたらしい
ただ日々を消化して生きてるだけ
目標も何もなく。
結婚、できなかったって。
その人の策略にはまって結婚だけはどうしても拒んだらしい。
私を大きく傷つけて結婚なんて、やはりできないって断ったらしい。
そして彼も死のうとしたんだって。
もう人を愛するのを放棄して。
14年間、心の特別な場所に私を置き
私だけを愛して、ただただ来る日も来る日も絶望の中で生きてた。
私より苦しい14年を送った。
私は逃げて結婚したのに。
そして子供ももうけたのに。
なぜあの時私に全て話してくれて
一緒に問題解決しようとしなかったの。
どうして私と一緒に乗り越えようとしなかったの。
どんな地獄でもkenちゃんと一緒なら幸せだったのに
たとえ地の果てでも幸せだったのに
彼は私をお嬢さんだと言ってた
一人娘のお嬢さん
世間を知らない、箱入りだって。
だからドロドロした世界を見せなかったの?
私が引いちゃうと思ったの?
馬鹿だよ。
kenちゃん、最高に馬鹿だよ。
神様も知らない場所で
14年間も私たちの魂は愛し合ってたなんて
そんな絵になるような関係じゃなくていい
一緒にいたかった。
死ぬまで、死んでからも。
全てが明らかになった今、
死んだ心の蘇生は私しかできないね。
生きてる時間の中で
必ずあなたを探して誤解を解いてみせる
あなたの心を少しでも穏やかにできるよう。
それが運命の恋人の役目でしょ。
私を信じてて。
真実は年月を経て明らかに。
今まであなたが私にその場しのぎの嘘を言ったのだと
私を軽くあしらったのだと
そして私は騙されたんだって
悲しかった
信じてたぶん、傷ついた
私と彼の愛情量の違いを
まざまざと見せつけられた気がした
「youがmeを必要とするならいつでも側にいるから」
プロポーズの言葉
何度も思い出しては泣いた
嘘ばっかり
側にいない
側にいてほしいのに
いない
その場しのぎでプロポーズして
酷いって…
嘘なら優しくしないでほしかった
優しくするなら死ぬまで優しくしてほしい
嘘はつかないって言ったのに
嘘じゃない
14年攻め続けた
嘘つきって
でも14年の間
また戻ってきてもう一度嘘をつかれても
私は死ぬほど嬉しく
死ぬほど大切にするんだって
好きだから
彼しか愛せないから
私よりも彼を愛す人はこの世にいないと思ってきた
14年目にして
私の知らなかった事実
なぜ話して相談してくれなかったのか
なぜ一人で苦しんだのか
彼は別れて14年
この歳にして独身を貫く原因
心を殺してただ日々を消化した理由
私だけを愛してたんだって
私の知らないところで
ずっと私だけを愛してたんだって
愕然とした
その真実を知った時
体中の力が抜けた
なぜ
どうして?!
長くなったので
明日続きを書きます
