澤上篤人さん 1947年愛知県生まれ

 

さわかみ投信の創業者だ。

日本に長期投資の理念を伝えた

先駆者として知られている。

 

澤上さんの本は読んだことがあるが、

個人の生い立ちはあまり知らなかった。

日経のMY STORYで特集されていた。

 

父親は実業家で、澤上さんが7歳の時に

長野県に引っ越して、製材や住宅建設の

事業を営んでいたが、17歳の時に父が

亡くなり、膨大な借金だけが残った。

 

澤上さんはやむなく京都の母方の家に

身を寄せ、高校卒業と同時に働く。

「高卒の給料ではちっとも借金が減らない」

ためアルバイトをしながら大学に進学。

卒業後は大手電機メーカーに就職。

「欧米で働いたら日本の十倍の給料が

もらえるらしいぞ」との話を耳にして、

1年弱で会社を辞め、スイスのジュネーブの

大学院へ奨学金を手に旅立つ

アルバイト先として米資産運用大手の

キャピタルグループの欧州本部で働く。

この選択が人生の大きな選択となる!!

働きぶりが評価されて社員に登用され、

アナリスト兼ファンドアドバイザーとして

世界の富裕層を交わる機会を得る。

キャピタルの美学は幾世代にもわたって

100年単位で顧客を支える理念が宿っていること!

 

借金を返済して帰国すると1978年に投資コンサル

のさわかみ事務所を開設。

その後推移すのピクテの日本進出に合わせて

同社の日本代表となる。

 

その後、1999年の日本版金融ビックバンの時に

真っ先に資産運用会社の設立を申請。

さわかみ投信が誕生する。

 

2009年にはさわかみ財団を設立。

カッコいいお金の使い方」を目指す。

 

*持続可能なマグロ漁法の普及

*自然環境や伝統文化の保護

*子供や困窮者の生活支援

*オペラなどの芸術支援

*スポーツ事業支援

*熊野古道修復作業

 

殖やしたたお金で経済的自立を

達成した上で、世の中に役立つ

お金の使い方を実践。

カッコいいお金の使い方を子供

たちに見せることでお金は

初めて息づき、温もりを帯びると言う。

 

お金を殖やしたその先の使い方を

澤上さんは背中で見せてくれている。

 

オルカンやNISAで経済的自立を

達成したその先の姿、参考になるのでは?