楽天の三木谷浩史さんの
仕事に対する考え方をまとめた本。
楽天の社内研修でも使われている本。
生き方や仕事の仕方で参考になることが
あるので忘れないように書いておく!
*「日々のルーテインワークを漫然と
こなしているだけでは絶対に成長できない。
明確で具体的な目標を立て、その目標に
向かって全力を尽くすことが成長には不可欠」
これは自分自身に対してもそうだし、
子供達にも学生生活の中で身につけておいて
欲しいことだ。
*「グループとはそれぞれが決まった
役割しかしない集団、チームとは
自分の守備範囲を超えてカバーし合う
集中力の高い集団」
これはしっくりくる言葉だ。
自分が仕事をしていても
守備範囲しか仕事をしない人が
いかに多いか。これはチームではなく、
グループなんだと思ったら腑に落ちた。
*「インターネットに接続するとは、
1人の人間が人類全体の脳とアクセス
するということ」
膨大な情報があるだけでは
積み上げたゴミだが、
干し草の中から針を見つけることができる
必要な情報を瞬時に探し出す「検索」
によりインターネットの価値は増した。
インターネットビジネスに27年前に
可能性を感じて、会社を大きくした
三木谷さんのインターネットの本質。
今までインターネットって何なのだろう
と思っていたことが腑に落ちた。
*「あれこれ考えるよりもまず行動する
ことが大事だ」
初動を起こしてから考えればいい。
さすが一代で会社を大きくした三木谷さん。
頭で考えすぎて、いやそもそも考えず
行動をしない言い訳ばかりしている自分
には耳が痛い話だ。考えるために行動する!
*「チャンスの大波に乗るには周到な準備が
必要だ。どんなに大きなチャンスがあったと
しても準備のできていない人間にはそれを
手で触れることすらできない」
インターネット、スマホ、アプリ、
誰にもチャンスがあったのに、その波に
乗れただろうか?
乗れていない自分には準備がなかったと反省。
*「仕事は最高のゲーム。寝食を忘れて夢中に
なっている。ゲームの本質とは目標の設定と
その達成。目標を達成するために、
知恵を絞り、創意工夫をする。工夫をすれば
するほど仕事が楽しくなる!」
これが資産5000億円を超えて、日本で
14番目の富豪である三木谷さんが
仕事をしているモチベーション。
凡人はお金があったら仕事しないで
悠々自適な生活を夢見るが、そこにあるのは
自分が必要とされていない虚無感の世界。
自分が生きていることを実感するには
「仕事」のような夢中になれるゲームで、
壁に対して創意工夫しながらチームで
達成していくのが生きている実感を味わえる
のだろう。
*「死から逆引きで人生を考える。
今自分は生きている。そして、
いつか必ず死ぬ。これほど確かな
ことはない。命がいかに儚いものか。
その終わりは確実にくる。その終わり
までに自分は何を成し遂げたいのか。
人生の計画を立てるべきだ。今現在
自分が何をすべきか、はっきり見えてくる」
今年の3月に父を亡くしてそのことを
実感している。去年の運動会は
孫の姿を見てくれたのに今はいない。
人生は思っているより短い。
成し遂げたいことを考え、
1日1日目標を持って生きたい!
*「成長こそが人生の喜びだ」
1日30分でも1時間でもいいから、
自分のために勉強をして成長したい!
*「優れた登山家であっても、
最初から世界最高峰の山に
登ることはできない。低い山から
始めて少しづつ高い山に挑んでいく!」
大きな目標を最初から立てると
挫折してしまう。小さな目標を
達成しながら、成功体験を積み重ねていく。
その先に大きな目標の達成がある。
*「好奇心と向上心は走り続けるための
エネルギーだ」
人を採用する時にも参考にしたい言葉。
この2つがある人間は成長していける!
*「フットワークが軽ければ
能力の差を逆転することができる」
ビジネスにおいては能力よりも
時間がものを言う。能力が高くないと
自覚するなら、フットワークを軽くすること
で活路が開ける!
*「個人でできないことをするために、
組織がある。組織とは道具だ。その
道具を使いこなせないでどうする。
組織を動かす工夫と努力をしよう」
自分は組織を動かすのが苦手だ。
1人で仕事をするのが好き。
でも、三木谷さんのこの言葉を聞いて
組織を動かせないでどうする。
料理人が包丁を使いこなせないのと同じ
だと思うと、会社で仕事をする以上、
組織は道具だと思い、使いこなしてみようと
意識を改めた。
*「達成感の共有な企業を育てる
原動力。仲間と共に何かを成し遂げる
喜びが人を育て、企業を大きく成長させる」
これが今の会社で決定的に不足していること。
これがないと仕事の喜びも半減してしまう。
*「人間は基本的には怠慢な生き物。
三木谷さん自身もそう。その隙を
作らないために、毎日の始まりに
節目を作って、仕事をしようと
意欲を掻き立てる」
三木谷さんも怠慢のところが
あると聞いてホッとする。
だからこそ仕組みを作らないと
流されてしまう!
1日の始まりに今日の行動目標を立て、
段取りに従って仕事をする!
毎日の積み重ねが大きな成功につながる!
*「人間は弱くて、忘れやすい。
だから誓いや目標を立てる。」
楽天では月曜日の朝全社をあげて
朝会がある。そして社員全員による
掃除もある。その象徴的な儀式が、
社員に一体感を生み出すとのこと!
最初から意思の強い人間なんて
いないとのこと。意思の強そうな
三木谷さんも仕組みによって強い
意思を継続していることがわかる
エピソード。人間同じなんだ!
*「1日の70%は無駄なことをしている」
そう考えると改善できることは
山ほどある!
*「仮説を立てて、仕組化する。
ビジネスの成長はこれで成し遂げられる」
きちんとして習慣に落とし込むことで
継続が可能になる。継続こそが
成長の源だ!
*「できる方策を探す人とできな言い訳を
考える人。世の中には2つのタイプの人間
がいる」
これは「俺か、俺以外か」みたいな感じ。
物事を成し遂げる1%の人間になりたいか、
残りの99%の人間になりたいのか。
*「どんな目標も因数分解できる。
目標までの道のりを一歩単位まで
徹底的に文開きする。それが
目標を確実に達成する唯一の方法」
四谷学院が55段階のステップで
受験に必要な知識やテクニックを
段階を追って無駄なく、学びやすい
順序で並べ替えているのも
同じ発想なのだろう。
そう考えると受験って目標立てて、
行動を因数分解して、継続して
成し遂げる面白い目標だ!
*「会社とは一つのビジョンに共感し、
志を共にする人々が集まる場。
会社とは一つの場、相撲の土俵みたいなもの」
大企業で働くと忘れてしまいがちだが、
会社とは志を同じくする仲間が働く場なのだ!