ソニーグループの元社長の平井一夫さん 63歳
あっさり社長を辞めて、会長もわずか1年で退く
今は一般社団法人「プロジェクト希望」を
自己資金で運営
講演の謝礼や書籍の印税など給与以外は
全て運営資金に充てているとのこと!
自主性を保ちたいため他の個人の方からの
寄附も今のところはお断りしているとの事。
平井さんの問題意識は日本が少子化が
深刻で子供の数が減っているのに、
将来の担い手の8人に1人が
相対的貧困であること。
貧困は教育格差や将来の
選択肢の格差につながる。
高校や大学などの奨学金という
サポートの道もあるが、
平井さんが選んだのは
「子供達に感動体験を与える」こと。
「小学生段階での文化的な活動
は必ず将来役に立つ!」
という問題意識。
感動体験の多い子供は
大人へ成長する過程で、
より多くのものを吸収し、
それを生きる力に変えることができる!
その土壌づくりを平井さん
はやりたいとのこと。
①親子での共通体験
*MISIAさんのコンサート
*映画
*スポーツ観戦
②将来の展望につながる体験
*ゲームの制作現場
*テレビ番組の収録現場
③子供の世界観が一変する体験
*沖縄の子供達を冬の北海道に連れていく
海外で富裕層が寄付をする人が多いのは、
投じた資金が世の中の役に立つためだから。
一種のステータスで、
満足感も得られるとのこと。
平井さん自身も子供達に感動体験を贈ると
同時に、自分も多くの感動を子供達から
もらっているとの事。
普通は会社に会長として何年もしがみつく
人が多いのの、あっさり捨てて、
日本の子供達のことを
考えている素敵な大人だ!