仙台育英の野球部監督 須江航さん 41歳
令和の時代の高校野球の最先端の指導者だ!
野球を科学している!
日経の「スポーツの流儀」に特集されていた。
仙台育英の野球部員は71人
もちろん全国の優秀な野球ができる子が
揃っているのだが、ベンチ入りできる
基準が明確になっているのが素晴らしい!
強豪校は練習時間の大半をレギュラーの強化に
当てて、補欠の部員は練習させてもらえず、
腐っている野球部も多いと思う。
自分が振り返っても中学の野球部で
レギュラーばかり練習して、
自分が打席に入ったのは練習で2−3打席のみ
だった記憶だ。
仙台育英のベンチ入りメンバーを選ぶ基準はクリアだ。
年に3回ある「測定会」と「試合でのデータ」
「測定会」は走力、長打力、守備で相手の塁またぎを
防ぐ肩力を中心に計測。
<走力>
*一塁までの駆け抜け
*盗塁
*2塁打
*ベース1周のタイム
<肩力>
*本塁から2塁への送球タイム
<長打力>
*テイー打撃の飛距離
試合では練習試合や紅白戦で実戦機会が
部員71人に全員に与えられる!!!
*投手 年間打者60人
*野手 年間300打席
投手はストライク率
走者1塁、3塁などケースごとの被打率
球種ごとの最速、平均急速
上記の測定の結果、ベンチ入りの目安が
提示される!!
投手陣
「ストライク率65%以上」
「右投手 直球最速148キロ」
結果を残せなかった部員に向けて
「代打の切り札」
「守備職人」など一芸でのベンチ入りの
枠も用意している。
ベンチ入りメンバーの可視化と
干される部員を作らない思想
「指導者はモチベーターであるべし」という
須江監督。
もしかした現役時代は補欠だったり、
裏方だったのかもしれない。
そうでないとこんな発想
生まれない気がする!
調べると案の定高校時代は記録員、
大学時代は学生コーチだった。