お笑い芸人から専業投資家に転身された

井村俊哉さん。

 

日経のOpinionで岩城みずほさんとの

対談が載っていたいが、2005年に100万円で

開始した個人資産が2007年に1億円を超え、

現在は60億円になっているとのこと!!

 

個別株を徹底して調べ、10未満の銘柄に

集中投資をするスタイル。

 

現在の個人投資家の主流は

長期積立分散投資

株式指数などのインデッックス投信で

運用するので井村さんのスタイルとは

異なるが、大半の人には合理的で正しい

投資法だと井村さんは言う。

最適解」に早期にたどり着いていること

について個人が賢明であるとも言っている。

 

一方で井村さんは多くの人が投資をしている

「オルカン」(三菱UF Jアセットマネジメントの

全世界株に投資をする低コスト投信)

を買わない。オルカンに負けない成績を出せると

思っているからとのこと。

おそらくアナリストのカバーしていない中小型で

割安に放置されている銘柄をきちんと分析する

投資スタイルなのだろう。

 

相場には急落局面がつきものだが、

井村さんが大事にしている言葉は次の言葉だ。

 

株価は死すとも企業は死せず

 

市場の急落の原因が投資先の業績に

関係ない場合は急落局面は買い場

投資をはじめたばかりの個人投資家は

リスクを恐れて大きく売ってしまう人も

多いとのこと。すると回復局面での恩恵を

受けられない。。。

 

60億円の資産を築いた井村さんだが、

投資で資産を築く前で収入が少なかった時、

通勤の人混みを避け、公園で小鳥のさえずり

を聞きながら、小説を読んでいたのは

お金はかからなかったが豊かな時間だったという。

 

日本人は「空気」で動くので、

周りの人が投資をしていると自分もと

煽られやすい。

 

井村さんのように自分のスタイルを築いている

のが本当の投資家。まずは長期積立分散の

インデックス運用から開始して、7割程度は

そうした運用、残りの3割は井村さんのように

自分で分析して考える運用を目指したいものだ。

 

 

*2024年1月から4月までオルカンへの

資金流入は9437億円、投信全体の純流入額の

なんと18%も占めるとのこと!