明治安田生命の永島英器社長は

日経の「こころの玉手箱」で

なかなかいいことを書いている。

 

永島社長は社員に自分の成果や功績

が書かれた「履歴書の価値」ではなく、

自分がどのように周囲に記憶されるか

という「追悼文の価値」を大切にしようと

話をしているという。

 

28歳の若さで逝去された

阪神タイガースの横田慎太郎外野手のことも

プロ野球選手として活躍した時間は長く

なかったが、今も多くの人の心に生き続けて

いる「履歴書より追悼文」の価値観を体現

する方だったという。

 

永島社長の考えは今の自分の考えていることに

結構リンクして言葉がスッと入ってくる。

 

自分は何者で何を目指しているのか

「何を大切にしてるのか」

「会社のために生きるのではなく、

たった1回の自分が主役である人生という

舞台で輝いて幸せにならないといけない」

 

ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」を

幸せとは何かを自身に問う時に読み返すという。

 

人には3つの価値があるとフランクルはいう。

「創造的価値」若い時ならでは!

「体験価値」この瞬間のために自分が生まれてきたと実感!

態度価値」歳をとって介護を受けるようになっても

自分の態度価値次第で介護する方の生きがいにもなれる

 

また10年以上前に永島さんが

新聞で読んだという川上未映子さんの

幸せについての考え方を美しいと感じたとのこと。

自分も確かに美しいなと思った!

 

幸せとは持続するのではなく、

流れていく人生のそこかしこに

点在するものだ。(中略)

点をつないでできあがる星座のようなもの

 

昨日は65歳で定年で辞めた人の送別会。

会社の部署とは関係ない飲み友達17人。

部署も性別も年齢もバラバラ。

仕事以外での付き合いも人生では

大事だと感じます」と言葉をもらった。

 

DIE WITH ZEROより

「人生は経験の合計だ。

あなたが誰であるかは、毎日、毎週、

毎年、さらには一生に一度の経験の合計

によって決まる。最後に振り返った時、

その合計された経験の豊かさが、

どれだけ充実した人生を送ったか

測る物差しになる。」