「胚培養士地方で育成急ぐ」
新聞でこんな記事を読んだ。
日本はこれから少子高齢化に
向かうが、日本で成長していて、
かつ世の中に役に立つ仕事の
一つが「胚培養士」の仕事かなと思う。
日本で体外受精で生まれる子供の数は
2007年には年間2万人弱
2021年には年間7万人
日本産婦人科学会によると不妊治療は
2021年に年間50万件行われているとの事。
胚培養士の仕事はマニュピレーターと
呼ばれる遠隔操作ロボットを繊細に
操り、医師が患者から採取した
卵子や精子を管理し、体外受精を行う
仕事だ。
胚培養士は国家資格ではなく、
実務を通じて手順を学んでいくとのこと。
日本卵子学会が認定している資格所持者は
2022年時点で1509人!
関東地方に41%在籍
近畿地方に24%在籍
全国では1施設あたり3.3人在籍しているが、
北陸地方では1.5人、北海道は1人。。
山梨大学では2023年に
「胚培養士育成特別プログラム」を新設。
座学や実習科目が設けられており、即戦力を
育てるカリキュラムとのこと。
岐阜医療科学大学でも2023年に同様の
プログラムを開講。
娘が特にやりたいことが見つからないなら、
「胚培養士」の仕事!!
日本の体外受精の問題はまだある。
世界で低い成功率だ。
出産数を治療件数で割った成功率
英国 24%
米国 22%
日本 14%
これは体外受精を開始する年齢が
日本が遅いことに起因しているとのこと。
米英は34歳までに治療する人が4割
日本は25%程度
妊娠のしやすさは卵子の年齢が大事とのこと。
日本では妊娠や出産に適した年齢の啓発が必要だと
ニッセイ基礎研究所の乾さんは指摘する。