岡藤正広・伊藤忠商事会長CEO

 

1974年 東大経済学部卒 伊藤忠商事入社

2004年 常務執行役員

2010年 社長

 

14年間の社長在任期間で伊藤忠商事の時価総額は

なんと10兆円と約8倍に増えた功労者!!

 

商社といえばモーレツな働き方の

イメージがあるのだが、

旧来の習慣を断絶して生産性の

高い組織を作り上げた!

 

*午後8時以降の勤務を原則禁止

*朝型勤務にトップダウンで切替

 

岡藤社長も午前6時前に出社

昼も食堂には行かず、

ファミマの弁当を15分で食べ、

午後3時頃に一旦自宅へ帰る

午後5時から会食に向かい、

午後8時には帰宅する

 

ファーストリテイリングの柳井さんも

このような朝型。

やはり生産性の高い人は朝型だ!!

 

日本に多い生産性低い社員の例

フレックスで午前10時出社

新聞を読み、コーヒーを飲んで10時半。

そして昼ごはんに向かう、、、

そういう社員に限って午後8時まで残業、、、

 

伊藤忠は働き方改革の効果で2010年の

出生率は0.94だったのが、2021年には

なんと1.97に!!

 

岡藤社長が海外に出張に行くと

ホテルにあるテレビは、昔はソニーや

パナソニックだったが、今はサムスン電子や

LG電子に変わった。海外に日本製品がないと

負けた気持ちになるとのこと。

日本企業の多くは素材や部品を作っていて、

最終製品に仕上げるのは米国であり、

中国や韓国、日本企業の取り組みが消費者に

見える形で表に出てこない。

日本はものづくり大国と言われてきたが、

GoogleやメタのようにITで稼ぐ事が重要で

ハードからソフトへ移行できていないと指摘する。

 

また日本人の謙虚さは

海外では弱腰に見られるとのこと。

日本は島国で長く鎖国の状態にあり、

攻められるリスク

がないため自分を

大きく見せる必要がなかった。

中国や韓国は攻められた歴史があり、

ビジネスの現場でも

強い姿勢で臨んで、迫力があるとのこと!

日本人は世界で戦う上で

「謙虚さを捨てろ!」と

岡藤さんは言う。

 

生産性を上げて、世界で戦う

ビジネスのヒントが

詰まっているような気がする!