大和ハウス工業の芳井社長、65歳
1958年生まれ
大阪府立大和川高校卒業
ラクビーの大阪市代表の
キャプテン
中央大学文学部
同大学でもラクビー部で活躍
神戸製鋼グループの神鋼海運に入社
ラクビーを続け神戸製鋼で活躍
しかし怪我で現役を断念
1990年に大和ハウスに32歳で中途入社
2006年姫路市店長
2008年金沢支店長
2010年執行役員
2011年取締役
2017年社長
芳井社長のキャリアの転機は32歳での転職だろう。
神戸製鋼のグループ会社では人事など管理部門が
長かったが、営業向ではないかという自分の直感で
総合商社、大手生保、電鉄会社、物流会社などの
選択肢の中からブラック企業の香りもある
大和ハウスを選択。法人営業部門で成果を上げる。
40歳でようやく課長。
46歳で営業所長。
ここまでは出世は早くない。
転機は社内の支店長公募制。
面接は樋口武男会長。
3人同時に受けて、支店長に
なったら何を成し遂げたいか聞かれる。
他の2人はいかに支店の業績を伸ばすか、
数字を駆使してまくし立てる。
芳井さんは「支店長として私がやりたいことは
一つだけ。人を育てることです。
この会社は人が育っていません」
「成果を上げるのは当たり前の事です」
この回答が面白いと樋口会長に思われたのか、
姫路支店長に選ばれ、次には9割以上の確率で
役員になれるという金沢支店長になる。
47歳で支店長
51歳で執行役員
52歳で取締役
57歳で社長
10年で営業所長から社長まで駆け上がる
シンデレラストリー!!
大和ハウスは学歴も、経歴も、
国籍も関係ない、転職しても社長になれると
実践している芳井社長。
最近は工業高校卒業の若手を積極的に採用して
幹部候補生として育てているとのこと。
学歴重視、生え抜き重視の日本の会社が多い中で
中途採用で一気に社長にまでなる会社、
珍しいのではないだろうか。
芳井社長お薦めの「生まれ変わる」
ネット上で公開されていて、言葉の持つ力、
生きていることの大切さが学べるとのこと。
読んでみたい!
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