成人式になるとテレビで北九州の

ド派手な成人式が報道される。

昔は訝しげな目で自分も見ていた

のだが、今年はむしろ一生に一度の

成人式のために1年前からデザインを

オーダーして、お金を分割で払って、

その瞬間を楽しもうとする若者が

すげえーなーと思うようになった。

 

そんな北九州のド派手な成人式の

衣装を支えているのが池田雅さん。

 

最初は2002年に金と銀の袴で成人式に

出たいと相談に来た若者2人との出会い。

金や銀の衣装などあるはずもなく、

自分で最終的には調達して縫製して

作り上げる!総額100万円以上したが、

2人には1人3〜4万円といって手前不足分は

請求できなかったという。

成人式当日、金と銀の衣装を

着て出かけた2人の若者。

ここからド派手は北九州の

成人式は始まった。

翌年は2人からの紹介や評判で

オーダーで作りたい

との若者が訪ねてくるようになる。

今では1000着以上のオーダーが入るという。

ただ、若者なので中には

お金を払わないで

踏み倒す若者も一部いると言う。

それにも目げずに若者の一緒に

一度の晴れ舞台を

サポートし続けていたら、

NYでのファッションショー

にも呼ばれるようになった。

 

そして今年の北九州市の成人式では当日

派手な衣装の若者に声をかけて、

ファッションショーを開催。

 

目の前の若者の期待に

一所懸命に応えていると

20年以上の歳月を経て

一つの文化になっている。

かっこいい生き方だ!