柏谷泰行さん 1986年生まれ


日経の「向き合う」に何度か連載されていた。


最近のIT系で成功した人にしては

人生観がしっかりしているなと

思ったら、29歳の時に
大腸がんが見つから人生を

見つめ直したとの事。

それまではイグニスという

アプリの開発の会社の
役員として仕事漬け。
会社も東証マザーズに上場してお金も入る。

しかし、必死で生きてると大切な事ほど
見えなくなっていく。
20代で役員、お金も入り、周りからは
すごいと言われたけど、

幸せではなかったとの事。

これまでの延長線上では

幸せからは程遠いと
思い役員を退任。


がんが見つかったおかげで、
利益や時価総額といった世の中の
尺度に合わせて価値を認識する
ゲームから降りる事ができたとの事!

まさに人生に起こった出来事を
どう解釈するかでその後の人生が
変わる典型的な感じだ。

退任後、東京で働く人のランチが
あたかも作業のようで、
毎日楽しくランチを食べられる
環境を実現しようと

2016年にmellowを設立。
キッチンカーのマッチング事業を始める。

「事業で誰かを幸せにしたい、
一緒に働く人もいきいきとしていられる
組織を作りたい」

2020年には山梨県に移住して、
森を作り、長野で土地を購入。
森と住宅を同時設計する
humusを設立。

病の再発の不安はあるが、
病に振り回されるのではなく、
コントロールできることに集中する!

病を経て、「感動するものを作ろう」
という心境になり、

幸運だと思っているとの事。

病気という不幸な出来事を
むしろ前向きに解釈して、
新たな行動をしていく。
コントロールできない病気に
振り回されるのでなく、
コントロール出来ることに集中する。
そして自分の生きた証として
人を幸せにするための仕組みや作品を
残していきたいとの事。

まさに幸せな人生を

歩むためのエッセンスだ