藤田紘一郎先生は
「不老長寿」実現のカギは、活性酸素を減らすこと
と題して次の様に説明します。
テロメアはDNAとタンパク質で形成されています。
そのテロメアのDNAを分解し、壊してしまうのが活性酸素です。
細胞が活性酸素を大量に浴びると、その度に、テロメアは壊され、長さが短くなっていきます。
体内の活性酸素を増やすことは、寿命を短くすることに直結するのです。
病気は、体内の活性酸素の量を増やします。
もともと活性酸素は、体内の異物を排除しようとする免疫反応の一つです。
病気と化した細胞を排除するために、免疫機能は活性酸素を発生させます。
ところが活性酸素は、テロメアの短縮を進めて寿命を縮めてしまうのです。
しかも、病気になった部位は、死滅した細胞を補うため、細胞分裂を、速めます。
これによっても、テロメアの短縮はさらに加速します。
特定の臓器のテロメアが極限にまで短縮されれば、その臓器の寿命はつきます。
これが個体の死を招くのです。
つまり、テロメアの短縮と、体内の活性酸素の増加、病気による死は、同時に起こってくるものなのです。
一度減ってしまったテロメアは、二度と延ばすことができません。
テロメアの大敵は、自分のDNAを壊してしまう活性酸素です。
体内の活性酸素量を減らす工夫をしていくことが、不老長寿の扉を開くのです。