カーーーーーン
カーーーーーン
時を知らせる鐘の音が静寂な空間に優しく響き渡る。
朝4時に起床。まだ辺りは暗い。
ベットから飛び起き、顔を洗い、ほうじ茶を飲む。
そして深い呼吸ができるように龍村ヨガの龍村修先生から学んだ呼吸体操をする。
それから全身を軽くストレッチをして身体を目覚めさせてから瞑想タイム。
6時と11時は食事の時間。
これが本当に待ち遠しい。
食事はビュッフェ式。菜食で薄味なのですが、本当においしいのです。
最も美味しかったのは朝のライスプリンと最終日の高野豆腐のカレーでした。
17時のティータイム。
フルーツはバナナ、スイカ、オレンジ。
飲み物は牛乳、豆乳、コーヒー、ティーパック、ほうじ茶とレモン汁、はちみつ、砂糖、ショウガ等がありますが、チャイ好きな私はジンジャーミルクティーを作るのが定番になりました。
毎食事後は庭でゆったりと太極拳の弓歩で散歩する。
(弓歩は後に注意されたので辞めました。)
その後、しばらくベッドに横になってから瞑想タイム。
夜の90分の講話が一番辛い。
とてもためになる話なのですが、60分を越えた辺りから眠気との戦いの日々でした。
全てが終わってからベッドに横たわり、眠りにつくひと時を愉しむ。
1日の流れはこんな感じでした。
さて、初めの3日間はヴィパッサナーに入る前段階として、サマーディ(心を統一することによって統御すること)を学びます。
ここではアーナパーナサティと呼ばれるサマタ瞑想の一つを練習します。
これはアーナ(入息)、パーナ(出息)、サティ(見守る)という意味で呼吸の出入りを観察します。
1日目は入息と出息を鼻腔で観察します。
2日目は入息と出息を鼻と上唇の上辺とを結ぶ三角形で観察します。
3日目は更に範囲が狭まり、入息と出息を鼻の穴と上辺とを結ぶ三角形で観察します。
呼吸にのみ意識を集中する。
これが案外難しい。
プラーナ・ヤーマ(ヨーガの呼吸法) をやれということではないのです。
それはただ、息を変えることなく、その息を覚醒の対称にしなさいということなのです。
どうしても最初は深い腹式呼吸を意識してしまいます。。。
おっと、自然な呼吸で肚ではなく意識を鼻腔に戻してと。
しばらくすると意識は過去や未来に暴走してしまいます。。。
おっと、意識を鼻腔に戻してと。
足が痺れてきた。
背中が痛い。。。
おっと、意識を鼻腔に戻してと。
お腹がすいたなぁ。
今度の食事はどんなメニューかな?
おっと、意識を鼻腔に戻してと。
といった具合に意識は彷徨い続けます。
そんな中、集中している時は鼻毛のかすかな動き、入息時の鼻の奥に当たる空気の冷たさ、出息時の鼻の先に当たる温かさが感じられるようになってきました。
3日目は鼻下で出息が髭に当たる感覚に集中しました。
しかし、この辺りから背中の痛みが増してきました。
もともと猫背で腰痛持ちなので、正しい姿勢を長時間すると背部に負荷がかかってしまうようなのです。
痛みの感覚を無視しようとしてもなかなかできることではなく、鼻下に意識を留めることが難しかった。
ここで学ぶことは現在のこの瞬間をどのように生きるかということです。
そのために、心を今この瞬間の現実にとどめる訓練をします。
この限られた部分に現れる、この瞬間の真実を知覚する修行は現在に生きるということ、今を正しく知ること、今に気づくことです。大まかなものからもっとも細かなものまで、そこに現れ出るすべてを感じとる能力を育みます。
そしてこの感覚という今の現実に反応せず、ただ気付いていることが大切なのです。
つづく。
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date:11月26日(土)10:30~18:30
place:ドーンセンター 1F パフォーマンススペース
price:入場無料
