☀現状維持★ | 心のお話と雑記ブログ 

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心理のお話などを独断と偏見も交えてお話します!!

☀ 「現状維持」というのも選択肢のひとつになります。

 

どうしても進歩史観的にものごとをより良い方向へ進めたがるのは(自分を含めて)多くの人が志向しがちかと思います。

 

その際(改善していこうとする動き)のもっとも大きなマイナス面は、場合によっては過度のプレッシャーになり症状を悪化させてしまうことがあるという点です。

とくに鬱病や不登校などで「とにかく一日でも、一分一秒でも早く」なんて勢いでいると、仮にその時には本人がそう望んでいても心のパワーがかなり落ちている場合には次の瞬間に大きな岩のようなものが背中にのしかかるように自分自身を圧迫して息をするのも苦しくなったりします。

それは高熱が出たり、ひどい頭痛やめまいがあるときに無理に100メートル走をするようなもので、健康な時にはなんでもない運動が急激な体調の悪化をまねくのと同様な結果になってしまうようなものです。

 

そういう場合にはまずは体調を戻すのが先決で、ゆっくり休む、ストレスがかからないようにする、という病人という現状を受け入れて維持するわけです。

 

「早く治したい」

 

この思いは多くの心理カウンセリングを受ける人が持っているものかもしれません。

それ自体は大事な心の力なのですが、そのクライアントの方の状況によっては急がない、とりあえず現状維持くらいでゆっくり進めた方がよいこともあるのです。