令和6年6月19日 

古田コミュニティーセンターで古座川新橋(仮称)について、県に進捗等を聞きました。

古座川町でも情報を知りたい方もいると思われるので、

分かったことについてお知らせします。

 

 

(古座川新橋位置図)

 

まず、スケジュールについては、

今年度、設計に取り掛かり、

早くて、令和7年2~3月頃に粗の設計が終わり、住民に図面で説明できる

とのことでした。

そこで住民の意見を聞き、それを設計に反映することを繰り返し、最終的に橋建設への合意を得たいとの事でした。

 

橋については、あくまで、設計が完了していないので、確たることは言えないが、

橋脚の本数は0~2本程度のようでした。

 

橋を架けるには、橋桁が流域を妨げないように、余裕をもって今の道路より橋桁を高くする必要があります(下図参照)。

それに伴い、両側の道路も高くなります。

 

■断面図

 

 

また、両岸の道路から橋へ進入する際、既存の道路からだと、90度に曲がらなければなりません。

それではスムーズに車が進めないので、なだらかにカーブした道にする必要があります。

道路を河川側に広げることはできないので、道路を川とは逆側に広げる必要があります。

そうなると、道のそばの民家も立ち退きになる可能性ありとのことでした。

 

■平面図

 

 

 

立ち退きは強制か?については

巷では、「県の工事は1人でも地権者の反対があれば、強制執行できない」という噂も流れているようですが、間違っています。

土地収用法というものがあり、公益の為の工事で手続きを踏めば、県の工事でも強制執行できるそうです。

 

古座川新橋については、誰に聞いても、第1声が

「あんな所に橋なんか要る?」という答えが返ってきます。

つまり、殆どの人が、このような橋は要らないと思っています。

 

県は住民の反対が多ければ、工事は中止すると言っていますが、

内心要らないと思っている人でも、

地権者や特に影響を受ける人でないなら、行政に表立って反対する人は少ないでしょう。

こうして、殆どの人が要らないと思っている橋が何十億円もかけて作られることになるのです。

このような税金の無駄遣いを止めるには、もはや住民運動しかありません。