確定申告の落とし穴?

俺は数年ぶりに確定申告をした。

 

2024年度はサラリーマンだったので、本来は既に会社で源泉徴収されていて、自分では何もせずにOKなのだが、24年3月下旬に父の遺産である「実家を売却」したので、譲渡所得税が発生したようだ。

 

買主の希望により、家屋は壊さずに家付きの状態で引き渡しをした。

理由は、「ウクライナ戦争」以降建材費用が倍以上に急騰し、「関西万博」と「能登震災」の影響で人手不足の建設業者たちも「予約受付停止状態」で、結局新築の建造費も倍以上になってしまっているので、ほとぼりが冷めるのを待ってから建て直すそうだ。

 

そして、俺がボケる前にその売却益で両親の墓の移転も実行した。

(詳細はブログ「あこがれの離島生活(62) 墓じまい」を参照下さい)

最後に、残りのわずかな金額を姉と半分づつ分ける事にした。

 

1月末、宮古島税務署に確認に行ったら驚きのアドバイスが出た!

すぐに宮古島の税理士に相談に行って、更に驚きのアドバイスが出た!!

最後に、市役所の国民健康保険課にまで確認に行ったら、残酷な宣言がきた!!!

 

その内容を電話で姉(67歳、既婚、兵庫県出身、東京在住、夫1人・子供2人・孫3人)に伝えてあげた。

 

俺 「あなたも譲渡所得の確定申告をしないといけないので、3月15日までに税務署に申告に行くんですよ」

 

姉 「?? 私はそんなんした事ないでー。 あんたはどうするの?」

 

俺 「私は、以前京都で個人事業主だった頃に何度かネット上の『e-TAX(国税庁が運営する納税用サイト)』へ直接申告手続きをしてましたから、今回も税務署へは行かずに自宅のパソコンでやる予定です」

 

 

姉 「そんなん言われても、できないー! それに、税理士に頼んだら余分にお金を払うのは、困るー!」

 

俺 「大丈夫ですよ。市民が役所から何かをもらう時には『嫌がらせのように面倒な手続き』を要求されますが、確定申告は、税務署が我々からお金を取りたい行為なので、税の事は何も分からない『街の八百屋さんや美容師さん』も税務署に行けば、一から手取り足取り教えもらい、全て自分で申告書を作成しているんですよ」

 

姉 「そうなんや! でも私は初めてやし、大丈夫かな・・・」

 

俺 「申告自体は問題では無いんですよ。

以前説明したように、譲渡所得税が15%、市民税が5%取られます。

更に衝撃的な問題は、前年度の所得に応じて『国民健康保険の料金も上がる』ので、今年度だけ年間110万円位取られるそうです!」

 

姉 「えーっ! なにそれ? うそやろ!!」 予想外の多額の出費で思考回路がパンクしてしまったかも?

 

俺 「いやいや、うそやないですよ! 私はそれを税務署職員に指摘されたので、

わざわざ税理士事務所と市役所の国民健康保険課にまで行って直接確認しましたから」 やれやれだぜ。

 

姉 「そんなん嫌やー! そんなんおかしいやろー!」 かなり感情的になっていた。

 

俺 「そうですね。私もおかしいとは思いますが、国が決めた規則なので・・・」

 

姉 「いややー! このお金で孫たちへプレゼントを買ってあげて、残りで旦那と一緒に宮古島旅行に行こうと思ってたのにー!!」

 

 

俺 「はー? どうしても信じられないのなら、とにかく、区役所の国民健康保険課に行って聞いてみて下さいよ」

 

姉 「そんなん、おかしいやろー! 

細々と老後生活に苦しむサラリーマン家庭から、なけなしのお金を取るなんて、おかしいー!」

 

俺 「はー、お気持ちは十分わかりますが、税務署には勝てないですよ。

  支払いを拒否したら、延滞金や追徴課税もあるそうですし。最悪、刑務所もあるみたいですよ。ハハハ」

 

姉 「・・・」

 

俺 「しかし、1つだけ、多額の国民健康保険料の支払いをしなくて済む方法があるようなんですが」

 

姉 「!! なにそれ! そうなら、先に言ってよー!」 急に態度が軟化した!

 

俺 「宮古島の税理士のアドバイスによると;

『国民健康保険課は義務なので、基本的に保険に入らないという選択はできません。

しかし、会社の健康保険に入れば、国民健康保険課から譲渡所得による巨大な健康保険料を請求される事はない』 との事ですよ!」

 

姉 「会社の健康保険?? それに加入するのはどうしたらいいの?」

 

俺 「知人の会社にでも頼んで、1年だけ入社させてもらい会社の健康保険に加入できたら、国民健康保険課からの請求は一切なくなるので、110万円は支払わずにOKですよ」

 

姉 「そんなん、この歳で雇ってくれる会社なんか無いよー!

  あんたはどうするの?」

 

俺 「宮古島は超人手不足状態なので、私は4月下旬迄にどこかの適当な会社に入社する計画です」

 

姉 「んー。そう言われても。うちはなー・・・」

 

俺 「とにかく、旦那さんと相談してみて下さいね。では、おやすみなさい!」 必要な情報は全て伝えたので、電話を終えた。

 

 

2月t中旬、俺はパソコンからe-Taxにログインして確定申告の項目を入力してみた。数年前、京都在住時代に個人事業主として確定申告をしていたので、e-Taxの使い方は大体憶えていたはずだ。

しかし、「譲渡所得税」の部門は初めての経験なので、最後の金額がどうしても合わなくて、納税額が2倍になってしまう。

 

仕方ないので、税務遺書で言われたとおり;

・Lineから国税庁のアカウントを友達追加して、

・そこから確定申告申請の「相談日の予約」を2月17日午前中に取ってみた。

 

予約を確定した翌日、暇つぶしに再度e-Taxにログインてやり直してみたら「売却した土地の共有者」と云う項目を見落としていた事に気づいた。

そこに「姉の氏名、住所、持ち分50%」を入力してみたら、納税額が当初の計算ピッタリに納まった!! どやー!

 

17日「「相談日の予約」の日は天気がよかったので、久しぶりにバイクで伊良部大橋を渡ってみた。

風が結構強くて、橋の頂上付近では車体が斜めになる程だった。

そう云えば、昨年この辺りで強風にあおられた自転車が転んで、後続の自動車に轢かれてお亡くなりになったそうだ。

でも俺の愛車ヤマハ マグザム(250cc)は長距離ツーリング型スクーターなので車重が200kgを超えていてかなり重いので横風にも強く、何とか乗り切った!どや顔。

 

宮古島税務署では事前に予約してあるにもかかわらず、

相談開始までに室外で約20分待ち、

 

 

室内でも約30分待たされた。

 

 

50分後、ようやく職員の男性に「e-Taxで作成した申告書」を見せて、約2分で特に問題が無い事が確認できた。

 

自宅に戻ってパソコンから最終版の申告内容をe-Taxへ送信して、譲渡所得税の手続きが完了した。

すぐに姉へLineで;

・俺の申告内容のコピーをPDFにして送り、

・念の為、申告書の中の「同一部分(そのままの名称・金額を使用する)」と「変更部分(俺の所得等の数字を無視する)」の要点の説明も送り、

それを持って税務署に行けば、後は税務署の職員が1から教えてくれるから何も心配ないですよー、とアドバイスしておいた。

 

2日後、姉は旦那さんにも付き添ってもらい2人で都内の税務署に行き、無事に譲渡所得税の確定申告を終える事ができたそうだ。

 

しかし残念ながら、姉は旦那さんにも相談してみたが、「どこかの会社に1年だけ仮就職して、国民健康保険から抜ける方法」がどうしても見つからなかったので、110万円の健康保険料の請求は諦めて支払う事にしたそうだ。

 

国民健康保険料、やれやれだぜ!!

 

 

 

狩りは女!

 俺は元来犬派で猫と関わった事は一度も無いのだが、離島では近所の猫たちと仲良くする事になった。

最近、仔猫たちも増えて、俺も忘れがちなので続柄をまとめてみた。

 

 

うちにエサを食べに来る縄張り①の

 

 

のら猫たち12匹は、朝夕にうちでエサを食べ、その合間に隣家のWさんの家の前でも1、2回エサをもらっているようで、他の縄張りののら猫たちよりも体つきがふっくらしている。

 

仔猫たちは俺が与える「ドライフードと食パン」で十分腹をふくらましているが、最後に「鶏肉のミンチを電子レンジで火を通して、冷やしてみじん切りにしたもの」を出すと一番興奮状態になり一斉に取り合う。どうやら仔猫たちは鶏肉が一番好きなようだ。

 

猫たちは空腹は十分に満たされているはずなのに、昼間に気が向いたら「狩り」をしているようで、たまに大ゴキブリ(体長6~7cm、色は真っ黒だが、首の周りだけ茶色)やトカゲやカエル等を捕まえて、食べずにうちに持ってくる。

動きの遅い大ゴキブリやトカゲやカエルを狩るのは、オスもメスも簡単なようだが。

しかし、動きの速いネズミや鳥を捕まえているのは、メスばかりだ。

 

昨年10月初旬、まだ小さかった白茶2(メス、24年4月生まれ、好奇心が強い)はネズミを捕まえたようで、自慢げにくわえて振り回していた。

 

 

うちの中にネズミを持って来たので、俺が「ピピー!」と警告音を出すと、くわえて外に逃げて行った。

翌日離れ(洗濯機を置いている場所。仔猫たちが夜寝る為にも使っている)にネズミの頭だけが食べずに残っていた事もあった。やれやれだぜ。

 

今年1月中旬、俺が帰宅する頃、家の近くでピーピーという鳴き声が聞こえた。見渡してみると「手を使う天才ねこ」茶トラ2(メス、23年5月生まれ、ツンデレ)が、何かをくわえていたので注意深く見てみると、彼女がまだ生きてバタバタしている小鳥をくわえていた。

 

 

他の仔猫たちが物欲しそうに寄っていくので、警戒した茶トラ2は公園の石垣に上って行った。

 

 

たぶん上の森の中で大好物の鳥肉を独り占めしていたのだろう。ハハハ。

 

そう言えば、以前俺は縄張り②(仔猫たちが運動をする公園)で仔猫たち(勿論メス)が「地面でエサをついばむ小鳥」を狙って、身を伏せながら近づこうとしているのを見かけた事がある。

 

 

一定の距離まで間合いを詰めた後、仔猫たちは一気に飛びかかっていたが、一瞬の差で小鳥は飛び立ってしまったようだ。空を飛ぶ鳥には絶対とどかないので、なかなか狩は成功しないようだ。ハハハ。

 

一方、オス猫たちは顔の面積や身体が大きくてケンカにはむいているようだが、重くて瞬発力に欠けるのか、ネズミや鳥を捕まえているのはなかなか見かけない。以前身体が小さい八ワレ1(オス、23年10月生まれ、甘え上手)がグレーチング(下水配をふさぐ管網目状のふた)のすきまから入り込んで、ネズミを捕まえたのを見たのが例外的に1回あるだけだ。

 

以前本で読んだ事があるが、

ライオンは1頭のオスと複数頭のメスがプライドというグループを作って共同生活をしているが、獲物を狩るのは全て俊敏なメスだそうだ。

 

 

屈強なオスは狩りには参加せず、他のオスとの縄張り争いやハイエナの群れを追い払う等の戦闘系と、子作りの役割をになっているそうだ。

 

そう云えば、人間も異性を射止めるのはいつも女の「勝ち」だ。狙った獲物にゆっくり近づき、気づかれずに悩殺する。男はいつも自分が仕留めた気になってはいるが、実際は「女房の手のひらで踊らされている」ばかりだ。

 

やはり、猫も人間も狩りは女の方がうわ手のようだ。ハハハ