◆のら孔雀

 沖縄に広く生息している毒蛇ハブは、宮古島にはいないそうだ。

 

去年移住して来た時にマンゴー農園のY社長が教えてくれたのだが「野生動物で犬より大きいものは1種類で、『のら孔雀』がいる」のだそうだ。

 

俺は宮古島に移住して1年半経つがまだ一度も見たことが無い。

孔雀は人間を避けるので街中には現れず、さとうきび畑や御嶽(うたき、沖縄の神社のような場所)の森

やゴルフ場

 

等に隠れているそうだ。

 

レンタカーのお客様に聞いてみたが孔雀らしき鳥を見た事がある人はこの1年間で3人しかいなかった。

目撃場所は、宮古島の御嶽の森の木の上や、宮古島の道路沿いの林の入口周辺だったそうだ。

 

ネットで調べてみたら;

 

種類: インドクジャク、マクジャク、コンゴクジャクの3種類ある。

 

活動: 夜行性で昼間は森などに隠れている。

 

食べ物: 雑食性。蛇やトカゲやカエルを食べるし、木の芽なども食べる。

    インドでは、クジャクがコブラ等も食べる事から、邪鬼を祓う申請な鳥として宗教上も大事にされているそうだ。

 

大きさ: 1~1.5m。インドクジャクのオスは飾り羽を広げると全長3mに。

 

天敵: 肉食性哺乳類。山猫、ジャガー、等。

 

宮古島での状況: 宮古島に生息しているのはインドクジャク。

    元は鑑賞用として輸入されたクジャクが台風などで壊れた檻から出てしまい野生化した。

 

被害: 人間に直接被害の例は無いが、畑が荒らされるので市の「駆除対象」になっている。

 

その他: 最近、駆除されたクジャクの肉で「クジャク・カレー」等を提供している店も宮古島にできたようだ。

 

俺はまだ食べていないが、微妙―。

 

 

 

◆ついにオッド・アイ?

 俺は元来犬派なのだが、離島では近所の猫たちと仲良くする事になった。

最近、仔猫たちも増えて、俺も忘れがちなので続柄をまとめてみた。

 

 

10月中旬、夕方バイクで帰宅すると、家から100m位離れた縄張り(4)の更に向こう側にも野良猫たちを数匹みかけた。

以前このあたりで珍しい猫を見かけたので、バイクから降りて猫たちに近寄り、好運にも撮影に成功した。

 

それは目の色が違うオッド・アイの猫だった。

 

生息地域と毛色と外見から推測すると、彼はおそらくうちに来る「小トラ」

の親戚筋だろう。

 

ネットで調べてみたら;

 

・色: オッドアイの猫は片方の色が青色、もう一方は黄色、茶色、橙色、緑色などが多い色彩パターン。

 

・意味: 「オッドアイ」は英語で「Odd(オッド)」には「変な、妙な、はんぱな、片方の、残りの、奇数の」などの意味があり、日本猫では「金目銀目(きんめぎんめ)」と言われる。

 

・原因: 猫がオッドアイになる原因は、先天性の「虹彩異色症」という遺伝子変異が多いと言われている。

 

・確率: どの猫の種類、どの被毛の猫にもおこり得るが、特に白い被毛の猫にあらわれる確率が約25%と他の被毛色の猫を圧倒して多い。白い被毛が大半を占める三毛猫や二毛猫にも見られる。

 

・特徴: 貴重なオッドアイの猫だが遺伝子の異常という障害を持っているために、身体が弱い傾向にあり寿命はあまり長くはない。聴覚障害、皮膚が弱くなる、遺伝子異常の可能性がある。

 

・その他: 日本で幸運を呼ぶと言われる「金目銀目」は「招き猫」より縁起が良いと評判だったそうだ。

 


しかし、離島の住民たちはそんな事には無頓着で、今回見つけたこのオッドアイの仔猫(多分オス)も単なる「のら猫」として、ひもじい毎日を送っているようだ。

うちに来れば満腹に食えるのだが、縄ばりを2つ飛び越えるのは掟違反かもなー。ハハハ。

 

 

離島の仔猫、生存は簡単ではないなー。