◆リモコンキー復活?
 昨年3月に愛車オープンカーのリモコンキーが壊れた。

23年3月、わざわざ京都から持って来た愛車オープンカー(BMW E46, 330Ci)のルームミラーが熱で角度がズレるようになった。走行中に直そうとして引っ張ったら、ルームミラーがガラスの留め具から外れてしまい、ミラー本体が信号ケーブルでぶら下がってブラブラ状態になってしまった。このルームミラーにはETCセンサーとリモートキーのセンサーが一体型になっている。


翌日ルームミラーの信号ケーブルを外して、ミラー無しで走行していた。

1週間後にルームミラーを再度留め具に装着しなおしてみたが、ETCの電源が入らないし、リモートキーではドアーも開かない。
多分、信号ケーブルでぶら下がっていた時に、ケーブルの内部の導線かハンダ接着部分が断線してしまったのだろう?

離島にはBMWを修理できる専用自動車整備工場は無いし、那覇まで持って行くと船賃だけで往復9万円かかってしまう。


仕方ないので、ヤフオクで同じ機器を買って取替えようかと考えたが、18年前の型式なので同じ機器がなかなかみつからない。
その内面倒になって、そのままで放置して「いちいちキーを差し込んで」ドアーの開閉をしていた。

一番困るのは、毎週1回宮古島の大型スーパー「宮古シティ」に食材の買い出しに行く時だ。
1週間分の食材を買い、カートにてんこ盛りに入れて駐車場に運ぶ。

車の助手席に積み込む為に助手席ドアー横にカートを停めるが、ドアーを開けるために運転席まで移動し、鍵穴にキーを差し込んでドアーロックを解除してから、もう一度助手席側まで戻りドアーを開ける必要がある。

毎回めんどくさいー!!


その後、23年9月に息子Gが離島に遊びに来た時ドライブに行ってバカにされた事もあった。


息子G 「メールに自慢が書いてあったけど、本当にオープンカー有ったんだ!」

俺 「どうだ! 青い海にオープンカー、合うだろ!!
  運転してみるか?」

息子G 「? 僕、国際運転免許証取って来なかったけど、運転していいの?」

俺 「大丈夫! 離島の中の離島、伊良部島には警察官もパトカーも来ないから。ハハハ。
   ほらこれがキーだよ」

息子G 「OK、(ボタンを押した)
  あれ! ドアーが開かないよ」

俺 「あー、リモコンの受信側が壊れたから、

    鍵穴に差し込んで回してからドアーを開けるんだよ。ハハ」

息子G 「ダメじゃん!」 

かなりバカにされ、父親の尊厳が傷ついた!!



そんな事もあったが、24年1月、レンタカーのお客様でAさん(男性、40台後半、九州出身、ひとり旅)が福岡便でやって来た。
Aさんはレンタカー屋のオフィスを借りているCホテルに宿泊されていたので、何度か雑談する機会があった。渇れは電子機器を修理する会社で勤務しておられるそうだ。

24年7月下旬、Aさんが再び宮古島に来られ、レンタカーを借りてくれた。
その時、ダメ元でAさんにルームミラーの修理について聞いてみた。


俺    「多分、信号ケーブルか電源ケーブルのどこかが断線してると思われます」


Aさん    「内部の回路は図面が無いと手が付けられないが、電源ケーブルの断線の確認はできる。とにかくやってみるよ」


との事なので、翌日「ルームミラー本体」を取りはずして

 
会社に持っていき、夕方Aさんに手渡した。

Aさんが帰宅後1週間、彼からメールが来た。
「信号ケーブルや電源ケーブルをテスターで調べてみたが、導通はあり断線はなかった。
但し、ケーブルソケットのピンが外れている箇所があったので、戻しておきました。

これで回復するといいのですが」 との事だった。

数日後、修理されたドアーミラー本体が宅急便で九州から宮古島に届いたが、毎日のレンタカーの仕事が忙しくてすぐに車に取り付けてテストはできなかった。


2日後、車に取り付けてみたが「ETCの電源ON表示」は出なかった。
「やっぱり、ダメかー」 諦めかけてたが念の為、リモコンキーでドアー閉ボタンを押してみたらカシャっと音がしてドアーが閉まった。開ボタンを押したらちゃんと開いた。

「おおー、これで1年3ヶ月ぶりにリモコンキーが復活したー!
 もういちいち鍵穴にキーを差し込まなくてもドアーが開くー!
 息子にバカにされなくてすむかも、ハハハ」

その夜Aさんにメールで回復した事を知らせた。そして、修理料金を送金する口座番号を聞いた。
Aさんからは、
「大した事はしていないのでタダ、以上」 という返事が来た。
俺からは 「今度宮古島に来た時に別の形でお礼をさせて頂きます」 と伝えておいた。
Aさんはお酒が好きそうなので、酒好きの家主さんに聞いて「地元のうまい泡盛」でもプレゼントしようか。


色々な縁がつながるんだなー。レンタカー屋をやっていて良かったー! ハハハ。



◆男たちの暑くるしい闘い(2)
    俺は元来犬派なのだが、離島では近所の猫たちと仲良くする事になった。
最近、仔猫たちも増えて、俺も忘れがちなので続柄をまとめてみた。
 

8月初旬、周囲のオス猫達が盛んにパフォーマンスするようになった。
今年何回目かの「恋の季節」が始まったようだ。

となりの空き家(猫の集会所)では、よその縄張りから来たオス猫たちが何度も暑くるしく威嚇しあっていて、顔の大きいオスが勝っているようだ。



そんなオスたちの闘いを横目に、不妊手術をうけたうちの美女姉妹「茶トラ1 と2(第1グループ、23年5月生まれ)」は、恋愛には全然興味を示さず、うちの中に来てのんびりくつろいでいた。

特に茶トラ1は休日に俺がパソコンでブログを書いていると、机に乗って「愛でられ待ち」している。


ついでにブラシを枕にして眠っていた。


猫は顔に直接ブラシが当たっても、平気で眠れるようだ。


一方、身体の一番大きな茶白1(第1グループ、23年5月生まれ、顔も大きい)は見かけより気が弱いので、いつも周囲のオス達に虐められているようだ。


最近特に元気が無いようなので、撫でて慰めてあげようとしたら、右後ろ脚に5cm位の大きな裂傷があり少し出血していた。
多分周囲のオスとの争いの時に鋭い爪で切り裂かれたのかも。
これのせいで動きが鈍くなっていたのだろうか、エサを食べる時も食欲が減ったようだ。


同じ頃、八ワレ1も頭に幾つかのキズができていた。


人間で言うとわんぱく坊主の「10円ハゲ」というところなんだろう。出血するほどひどいものではなく、食欲は旺盛のままだ。


意外と男達も大変なようだ。ハハハ。